灯台を撮るっ旅・湯島

Date:2004/5/15

電車を乗り継いで到着した三角港フェリーターミナルです。三角港フェリーターミナルは巻貝(さざえ?)をイメージした建物のようです。天候は曇りで、天気予報では「早ければ昼前から雨が降る」そうです。いまいちの天候ですが、どうにか天気が持ってくれることを祈っています。

三角〜湯島に就航している三島商船の第二昭和丸です。10時10分発の便で湯島へ向いましたが、乗客は私一人だけでした。料金は900円でしたが、燃料費だけを考えても、これでは大赤字でしょうね。

三角港の船着場から撮影した寺島灯台です。寺島灯台まで距離があったので写真うつりがいまいちですが、明治31年に完成した石築りの灯台は、遠くからでも姿が良いのが良く分かります。次回は近くからきれいな写真を撮りたいと思います。

海上保安庁(第十管区海上保安本部)の巡視艇「ひごかぜ」と三角港荷島(にないしま)灯台のツーショットです。

三島商船の第二昭和丸の船上から写した三角西港です。

柴尾山の山腹に建つ「三角灯台」です。揺れる第二昭和丸の船上からシャッターチャンスを逃すまいと、必死で撮影したものです。陸路からも海路からもアプローチが難しそうな場所に建っていますね。

三角港から約50分で湯島港に到着しました。12時発の江樋戸行きで帰るためには、1時間の余裕しかありません。急がなくっちゃ!。湯島は別名「談合島」と呼ばれていますが、寛永14年(1631年)の天草島原の乱の時に、天草・島原両軍の首脳陣が連絡を密にするため、この孤島において度々会談したことに起因しているそうです。

旅館・湯島荘のちょっと先から右折し、民家の間を縫う細い道を通って灯台を目指します。この先は、道の両側にお墓が続きます。余談ですが、漁港っていつ来ても猫が多いですね。

坂を登りきってちょっと下ると、畑の奥に湯島灯台が見えてきました。湯島港から歩いて約15分というところです。。

復路は西側の海岸線に降りてみました。湯島灯台へ繋がる電線は海岸線沿いを経由していましたが、灯台への分れ道は夏草が生い茂っていて、すごく通り難そうでした。

湯島西海水浴場近くの「あこう樹」です。島のいたるところに大きな樹や切り株がありましたが、「あこう樹」も湯島の名物のようです。

湯島(港)と本土(江樋戸港)の間を往復する昭和丸と菊盛丸の勇姿です。湯島住民の生活を支えています。

江樋戸港に着きました。その頃から小雨がぱらつきはじめました。

江樋戸港防波堤灯台です。

江樋戸港から路線バス(産交バス)に乗って着いたJR三角駅です。「燈台のある駅・MISUMI」って書いてあるけど燈台はどこにあるの?(そうだ、多分、屋根に乗っているんだ)。

JR住吉駅で途中下車し、住吉神社へ着きましたが、次第に雨脚が強くなってきました。鳥居をくぐって海岸沿いに階段を登り、住吉神社を右に見て直進すると展望台が見えてきます。

海に面した展望台です。このすぐ右に住吉灯台が立っています。

住吉灯台の周りには大きな樹々が茂っていて、写真を撮るのが大変でした。想像していた以上に大きな灯台でしたが、住吉神社は海上安全の祈願所として建立されたものであり、また享保9年に寄進された高灯篭が住吉灯台の始まりと言われています。

潮が引いた不知火海の風景です。


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