灯台のニュース

Last Update:2005.12.15

灯台がサンタクロースに変身!(西日本新聞。2005.12.12)

福岡市の博多港入口にある博多港西防波堤北灯台台がサンタクロースに変身、気ぜわしい師走の海を行き交う船乗り達の心を和ませている。

灯台は高さ19m。もともと赤色で、1937年に設置・初点灯された。今月7日、福岡海上保安部の職員が、船舶事業者に心のゆとりを持ってもらおうと、黒い滑り止めマットや白いビニールのひもでサンタの顔を描いた。

昨年の船舶入港数が全国10位の同港。灯台横には「年の瀬です 安全運航 海難0」と訴える標語も。同保安部職員らは「父親サンタを待つ子たちのためにも、ぜひ事故なく帰って欲しい」と願っている。灯台のサンタ姿は25日まで。


灯台が消えた 山口・萩沖 寒波、高波の影響? (西日本新聞。2005.02.03)

山口県萩市の萩港にある中小畑浦沖防波堤東灯台が、防波堤ごとなくなっていたことが2日、わかった。週明けからの寒波に伴う強風や高波の影響とみられ、仙崎海上保安部(山口県長門市)などが原因を調べている。

灯台は海面から高さ約10m、直径約1mの鉄筋コンクリート製。同県が防波堤とともに昨年9月、約650万円かけて建設した。防波堤も全長200mのうち、灯台周辺部分60mがなくなっている。1日午後4時半ごろ、同県萩水産事務所の職員が気づき、管理する同海保に連絡した。現在、灯台跡には簡易標識を設置している。

下関地方気象台によると萩市では1日、最大瞬間風速28mが観測されている。九州・山口では昨年9月、宮崎県日向市の細島港にある鉄筋コンクリート製で高さ10mのイクイバエ灯台が、台風の高波で全壊している。


台風被害の灯台、揺れる存在  海保「安全航行に不可欠」 GPS発達、不要論も (日本経済新聞。2004.12.21)

相次ぐ台風の直撃で倒壊するなどの被害を受けた灯台が揺れている。この1年間で過去10年間の2倍にあたる灯台が各地で倒壊した。ここで表面化したのが必要性の問題。 全地球測位システム(GPS)など情報機器の普及で「なくても困らない」という声が広がっているからだ。海上保安庁は「安全航行には不可欠」と主張、「灯」を守ろうとしている。

同庁によると、全国にある灯台は3,347基。灯台は鉄筋コンクリートや繊維強化プラスチック(FRP)でできており、耐用年数は30〜50年とされる。過去10年で倒壊したのは4基だったが、記録更新となる10個の台風が上陸した今年は、わずか1年で8基が壊滅的な被害を受けた。

九州では宮崎県日向市にあるイクイバエ灯台(高さ10m)が8月末の台風16号で基礎部分を残して倒壊。このほか北海道、山口、島根、和歌山、兵庫で倒壊するなど、被害は全国に及んだ。

倒壊した灯台跡には現在、高さ1mほどの「仮灯火」が建てられている。海上保安庁は新たな灯台を建設する準備を進めており、今年度中には修復させたい方針。ただ、完全な形に戻るのは一部で、機能に応じて背の低いものに差し替えるものもあるという。

「海の道しるべ」という呼び方がある灯台だが、損壊してから一部船舶関係者の間では「なくても困らない」という意見がでている。GPSなど船舶の運航を助ける情報機器が一般的になったのがその理由。海上保安庁によると、2002年度の全船舶のGPS搭載率は27%で14年前に比べ23%増加した。

宮崎県・イクイバエ灯台の近くの港から出航する遊漁船船長は「灯台がなくても、情報機器を使えば航行に支障はない」と話す。近くの灯台が倒壊した瀬戸内海の連絡船運営会社も「今のところ問題ない」という。

「灯台は必要不可欠」と訴える海上保安庁は、港湾標識による海難事故減少率が全国平均で60.75%であることなどを示して灯台の有効性を強調。「カーナビだけでは車の運転はできない」と言う。ただ、情報機器の普及など現状を考慮、2003年度には「利用実態に応じて灯台を廃止していく」との方針。 実際、今年新設された灯台はゼロで、来年度は全国で7基が廃止される。


地球に優しい灯台、海上保安庁が初の設置  アルミ製、再利用OK(西日本新聞。2004.11.26)

第七管区海上保安本部(北九州市門司区)が長崎県田平町の海岸にアルミニウム製の灯台「平戸牛ヶ首灯台」を設置した。平成16年11月26日に運用を始める。 海上保安庁の灯台でアルミ製は初めて。従来の繊維強化プラスチック(FRP)製と比べ、リサイクル可能で維持費も節減できるといい、 同本部は「地球に優しい灯台。今後も増やしたい」としている。

アルミ灯台は、同町田平港近くの平戸瀬戸航路の拡張のために撤去した「牛ヶ首灯標」に代わり、設置した。 海面からの高さ7.3m、表面はペンキで白く塗装している。 同規模の小型灯台の素材にはこれまで、FRPが使われ、取り壊すと廃棄物になる。環境意識の高まりを踏まえ、本年度初めてアルミ製を採用した。 同本部によると、アルミ製の場合、取り壊し後も業者に買い取ってもらうことができるとともに、外装用塗料が低価格のため維持費も安く押さえることがでるという。 一般的な耐用年数45年で、FRP製と比べ約25万円のコスト減が見込めるという。

工事(切り替え)中の平戸牛ヶ首灯台


灯台が高波で全壊 (西日本新聞。2004.09.03)

宮崎県日向市の細島港沖約2kmの岩場にあるイクイバエ灯台が台風16号の高波で全壊し、基礎部分を残し消失したことが3日、分かった。 細島港は外国船も多数出入りし、県内でも最大の重要港湾。第10管区海上保安部(10管、鹿児島市)は「重要港湾の出入り口を示す灯台が、高波で全壊するのは極めて珍しい」としている。6日にも簡易標識を建てる。

灯台は高さ約10m、直径約3mの鉄筋コンクリート製。1956年に設置された。8月30日夕、県港湾事務所職員が消失に気付き、通報したという。30日午前、現場海域は強風が吹き荒れており、宮崎地方気象台は10m前後の高波が続いたと推測している。

10管区内の鹿児島、熊本、宮崎3県海域では過去5年で、台風による灯台の全壊は2件あるが、いずれも強化プラスチック(FRP)製の漁港防波堤灯台という。


同じ所に仮灯火設置 全壊のイクイバエ灯台 (西日本新聞。2004.09.11)

第十管区海上保安本部(十管、鹿児島市)と油津海上保安部は10日、台風16号の高波で、8月30日に全壊した日向市細島港沖のイクイバエ灯台の代わりに、同じ場所に仮灯火を設置した。 仮灯火は、災害時に残った基礎部分の上に設置し、高さ1.175mのアルミニウム合金製。赤光が4秒に1回光り、光度は3カンデラ、到達距離は約2.8キロで、10日夜から稼働している。

十管は当分の間、仮灯火で運用し、早急に新灯台を建設したいとしている。


台風18号 灯台倒壊−−隠岐・加茂漁港/島根 (毎日新聞。2004.09.11)

8第八管区海上保安本部(京都府舞鶴市)によると、西郷町・加茂漁港の「隠岐加茂港沖防波堤灯台」(高さ約6メートル、FRP製)が、防波堤の一部ごと倒壊し、水深約10メートルの海底に水没していることが10日の境海上保安部の調査で分かった。 波高7メートル以上を記録した台風18号による風浪が原因とみられている。復旧のめどはたっていない。 堤防を設置した県によると、長さ100メートルのうち先端の約30メートルが倒壊。倒壊した部分は、長さ約8メートルのコンクリート製大型ブロックを3段積み重ねていた。危険防止のため、ブイを設置した。

灯台は、漁港の南北にのびる防波堤の先端部に立っていた。その残骸(ざんがい)は、先端から約7メートルほど岸に押し戻される形で、水深5メートルの地点に横たわっていた。 コンクリート造りで、根元の直径を測ると3メートルあった。埋め込まれた直径2センチほどの鉄骨は、ぐにゃりと折れ曲がったり、餅を引っ張ったように先端が細くなったり。 発光部は吹き飛び、本来高さ11メートルだったのが、3メートルほど短くなっていた。灯台の一部と見られるタイルの破片類が、20メートルほど離れたところにも散乱していた。


台風で倒壊の灯台、海底に横たわる 北海道松前町 (朝日新聞。2004.09.12)

8日に日本海を北上した台風18号の影響で、北海道南西部の松前町では、清部漁港の灯台が高波で倒壊した。 11日、海に潜ると、根本からなぎ倒され、海底に横たわっている姿が確認できた。台風のすさまじさを改めて実感した。

灯台は、漁港の南北にのびる防波堤の先端部に立っていた。その残骸(ざんがい)は、先端から約7メートルほど岸に押し戻される形で、水深5メートルの地点に横たわっていた。 コンクリート造りで、根元の直径を測ると3メートルあった。埋め込まれた直径2センチほどの鉄骨は、ぐにゃりと折れ曲がったり、餅を引っ張ったように先端が細くなったり。 発光部は吹き飛び、本来高さ11メートルだったのが、3メートルほど短くなっていた。灯台の一部と見られるタイルの破片類が、20メートルほど離れたところにも散乱していた。