ツーリング四国2003
Touring Date:2003/4/26〜4/28

まとめルートマップルート紹介ツーリング・レポート概要編

 まとめ

1.日程;2003/4/26(土)〜4/28(月)の2泊3日。今回はちょっと短めです。

2.天気;初日〜3日目:ず〜っと晴れ。さわやかな五月晴れの日が続きました。

3.区間;

4.装備;


 ルート紹介

佐田岬〜三崎(県道256号線);ず〜っと坂(アップダウン)が続きます。特に佐田岬漁港(串中)の前後は急坂です。平坦な道は期待しないで下さい。途中、一部で県道256号線をはずれ、「農免農道 串−正野」を走りますが、佐田岬灯台への案内板通りに進めばルートを間違える心配はありません。

三崎港〜「加藤商店岬S.S」;約5km強の緩やかな上り坂が続きます。1kmほど下って農免農道へ入り、少し上って佐田岬漁港入口まで約3kmの下りです。約1.5kmの急な上りをクリアすると、その後は佐田岬灯台駐車場まで約4kmのゆるやかな下りとなります。

佐田岬灯台駐車場〜佐田岬灯台;約1.2kmの歩道です。「往きは良い良い帰りは恐い」の言葉通り、復路の上りはちょっときついかも。

三崎〜八幡浜(国道197号線);ここも坂の連続です。まず、三崎から「伊与鉄バス 新名取口バス停」近くまで、約5km強の上りが続きます。約1.2km下って、またゆるやかな上りが続きます。10kmを超えると比較的平坦なルートが4kmほど続きます。塩成第3トンネルを抜けると、ここから道の駅「瀬戸町農業公園」まで約3.5kmを一気に下ります。

道の駅「瀬戸町農業公園」から緩やかなアップダウン、そして「平石峠」まで上りが続きます。原発で有名な伊方町まで約8kmの下りです。ちょっと脚を休めることができます。伊方町から大峠トンネルまで約1.5kmを上り、保内市街まで一気に3.7km下ります。

保内市街から八幡浜までは、もうひと踏ん張り。道路が狭く交通量も多いので、並行して続く自転車通学路に避難しました。名坂歩道トンネル(全長461m)を抜けると、八幡浜まで一気の下りです。

八幡浜〜宇和(県道25号線);県道25号線は宇和町との境の笠置トンネルまで、約6.5kmの緩やかな登り坂が続きます。笠置トンネルを抜けると、そこは別世界!。忘れかけていた平坦な道路が続いていました。そしてバリアフリーへの努力がひしひしと感じられる歩道。この素晴らしい努力は、この後も何度となく実感することができました。

宇和〜宿毛(国道56号線);JR予讃線の線路をくぐると道は緩やかな上り坂になります。全長1,320mの法華津トンネルには歩道がありません。度胸を決めて慎重に走り抜けましょう。この後も歩道のないトンネル群が続き、吉田町でほぼ標高0mまで一気に下ります。知栄峠まで登って、後は宇和島市街までゆっくりと下ります。この後も、津島町、内海町、御荘町、宿毛市まで町と町をつなぐアップダウンの繰り返しです。


 ツーリング・レポート

2003年4月26日(土) ツーリング初日。曇りのち晴れ。博多←(JR輪行)→幸崎〜佐賀関港←(国道九四フェリー)→三崎港〜佐田岬灯台〜三崎(泊り)。40km。

起床。荷物の最終チェックをしてJR博多駅まで送ってもらう。

JR博多駅からソニックにちりん9号に乗車。連休の初日なので乗客が多いと予想していたが、車内(指定席)はガラガラ!。2枚切符/4枚切符で指定席を利用しようとすると、GWは繁忙期として別途500円が必要なため?。自由席は結構いっぱいです。

11時過ぎにJR大分駅で各駅停車に乗り換え、11時46分に日豊本線幸崎駅に到着。自転車を組み立てていると、駅長さんをはじめとして、いろいろな人が声をかけていきます。

駅前で記念撮影して出発。天気は晴れ。さわやかな風が心地よい。最初は押さえ気味にスタートする。途中から「さがのせきサイクリングロード」に入り、海岸線沿いの風景を楽しみながらのんびりと走る。

12時半過ぎに佐賀関港に到着し、国道九四フェリーの乗船券を購入。乗船待ちの車が結構多い。乗船待ちの間に、今日の宿を三崎町に予約する。週末の観光客が多いようで、3軒目で予約できた。

国道197号線は九州(佐賀関港)〜四国(三崎港)をまたぐ国道で、海路を海のハイウェイと呼ばれる国道九四フェリーが結んでいます。

国道九四フェリーがほぼ予定通りに出港。

昨日の台風通過の影響で風が強い。向って右側に佐賀関灯台が見える。大分県の佐賀関半島から愛媛県の佐田岬半島間の豊予海峡は約14kmだそうだ。

佐田岬半島先端に佐田岬灯台が見えてくる。自転車ではどこまで進むことができるんだろうかな?。佐田岬半島の山の上に道路が見える。あそこを走るんだろうな・・・。結構大変そうだ。う〜ん!。

国道九四フェリーがほぼ予定通りに三崎港に入港、下船。

県道256号線を走り始める。交通量は少ないが、道幅が時折狭くなるので、注意が必要ですね。ゆるやかな登りが続く、続く、続く。道路の両脇にはみかん畑が続く。そうだった、ここは伊予みかんの本場だった。

三崎港から約5km強の登りが続き、「加藤商店岬S.S」の前が一回目のトップです。

1kmほど下って「農免農道 串−正野」に入りますが、佐田岬灯台の案内板通りに進めば道に迷うことはありません。農免農道に入って間もなく2回目のトップになります。そこから佐田岬漁港の入口まで約3kmの下りとなります。佐田岬漁港入口の前後は、急坂となります。このコースの一番の頑張りところでしょうね。

佐田岬漁港入口から約1.6km(三崎港から約11km)登ると、その後はほぼ平坦、またはゆるやかな下りが佐田岬駐車場まで続きます。

佐田岬駐車場に到着。三崎港からここまで約15kmでした。かなり強い風が吹いています。自転車はここにデポして、徒歩で佐田岬灯台まで降りていきます。案内板では灯台まで1,150mです。

海の近くにある佐田岬キャンプ場まで降りて、そこから更に灯台のある岬の先端まで登ります。

樹間から佐田岬灯台が見えてきて、最後の階段を登るとゴールです。でも、四国の最先端に建てられた灯台は、午後から逆光になってしまい、なかなか良い撮影ポイントがありませんでした。きちんとした写真を撮りたい方は、午前中に到着するように計画されたほうが良いですよ。

でも、どうにか記念撮影して椿山展望台へ移動し、灯台の遠景も撮影しました。椿山展望台には旧日本軍の砲台跡がありました。この後、駐車場まではずっと登りです。アベックの女性陣も音をあげて、座り込む人もいましたよ。

16:25に駐車場に到着。やはり風が強い。ここから三崎港までの15kmのアップダウンをもう一度!繰り返す。

16:30に折り返しの出発。どうにか時間内に宿までたどり着けそうだ。

うぐいすの鳴き声が聞こえるが、この時期のうぐいすは、まだまだきれいに鳴くことができない。おもしろいもんだ。

三崎港の近くにたつビジネス旅館風の宿でした。お風呂は最上階と聞いてちょっと期待したが、特に展望露天風呂というわけでもなかった。でも、明日に控えた選挙の演説会、選挙カーの最後のお願いがうるさいな〜!。

明日に備えて、早めに就寝。


2003年4月27日(日) 2日日。晴れ。八幡浜〜宇和町〜宇和島市〜津島町(泊り)。96km。

5時頃に目が覚めて、うつらうつらと二度寝/三度寝。6時半前には起床し、荷作り。

07:00;朝食。宿のおばあちゃんと会話しながら、ゆっくりと腹ごしらえ。宿の洗濯機を借りて洗った洗濯物もきれいに乾いている。

07:55;出発。今日も晴れ。「風がさわやかだな〜!」と感じたのもつかの間だった。すぐに登りが始まる。

1.95km地点に「三崎トンネル」。全長520m。左側歩道、自転車走行可能。まだまだ登りが続く。
続いて「ニ名津トンネル」。全長150m。左側歩道、自転車走行可能。まだまだ登りが続く。ずっと山の中。
4.08km地点に「名取トンネル」。全長640m。左側歩道、自転車走行可能。登りはゆるやかになる。トンネルを抜けると右側に海が見えてくる。
5.18km。伊予鉄バス・新名取口バス停。第一回目のピーク。やっと下りだ。
6.4kmから、登りが始まる。うぐいすの鳴き声が聞こえるが、まだ下手くそだ。
8.52km地点に「大久トンネル」。全長194m。左側歩道、自転車走行可能。ゆるやかな登りが続く。
10.17km地点。右側に白亜の展望台。
10.57km地点に「大久東トンネル」。全長198m。左側歩道、自転車走行可能。。比較的に平坦な道となる。
11.63km地点に「川之浜第四トンネル」。全長515m。左側歩道、自転車走行可能。。第三トンネル〜第一トンネルまで続く。
14.05km地点に「塩成第三トンネル」。ここから、ぐ〜んと下り!。対向線を押しで登ってくる外人のアベックとエールを交換する。

09:12;道の駅「瀬戸町農業公園」に到着。ここまで17.66km。
開店時間の9時半まで待って、記念スタンプを押下。この道の駅は風車がシンボルのようだ。9時半過ぎに出発。

19.82km地点に「瀬戸トンネル」。全長543m。左側歩道は自転車走行可能。。ゆるやかな下り登り、そして登り。

09:57;平石峠。ここまで23.83km。二回目のピーク。

10:03;道の駅「伊方きらら館」に到着。ここまで25.43km。記念スタンプを押下し出発。

ここから原発で有名?な伊方町市街まで一気に下り降りる。

10:24;伊方町市街。ここまで31.64km。
ここから、また登りが始まるので、ズボン(ジャージ)を脱ぎ、レーパンとTシャツ/長袖ポロ姿になる。
長〜い(1,081m)大峠トンネルは歩道が狭いので車道を走ったが、交通量が多いので要注意!。大峠トンネルを抜け、保内市街まで一気に下る。

保内市街を過ぎると国道197号線は、狭い古い道路に変る。右側に自転車通学路を発見し、そちらに移る。車を気にする必要が無いので、楽に走れる。

39.13kmに「名坂歩道トンネル」(全長461m)。これを抜けて八幡浜市街に到着。ここまで約40km。愛宕山トンネル(全長650m)は右側の歩道が走行可能。

11:08;県道25号線に入る。ここまで約42km。ゆるやかな登りが続き、次第に暑くなってくる。長袖ポロシャツを脱ぎ、Tシャツ/短レーパン姿となる。

11:30;夫婦岩公園で休憩。ここまで約46km。食堂やバンガローはシーズン外のため休店中。食堂でも開いているとうれしかったのだが・・・。桟敷にキャンピングシートを敷き、腰を伸ばして休憩。涼しい!。
12:20に出発。まだまだ登りが続く。

12:26;釜倉トンネル(全長466m)。ここまで約48km。左側に広い歩道があり、自転車も走行可能。
笠置トンネル(全長1,157m)。ここまで49km弱。左側に広い歩道があり、自転車も走行可能。

トンネルの途中で宇和町に入り、道も下り始める。
宇和町のバリアフリーは非常に優れている。ベリーグッド!。ひょっとしたら和歌山県を越えるかも!。

久々に平坦な道路は、追い風、最高!。

12:53;国道56号線に入る。ここまで約54km。道はやや悪くなったが、バリアフリーの努力は十分に感じられる。

13:15;宇和町伊賀上のコンビニでサンドイッチ、コーヒー牛乳、プッチンプリンを買い昼食。ここまで約58.5km。
合わせて津島町に旅館を予約。一泊2食付きで6,500円。
13:45に出発。また登り。

59.5km。法華津トンネル(全長1,320m)。歩道なし。ちょうどトンネルを抜けてきたツーリング兄ちゃんが「結構長いですよ、このトンネル。ちょっと恐かったです!。でもトンネルを抜けたら下りです。」と関西弁で話してくれた。車道を一気にかけ下る。後方からの車には十分に注意を払う。

吉田町で標高0m近くまで下り、そこからまた登り。

14:27;知栄峠。ここまで70.8km。 14:50;JR宇和島駅前。ここまで77.7km。駅前の闘牛の銅像を記念撮影。
市営の闘牛場は、あの丘の上の建物のようだ。あ〜遠い、高い、諦めよう!。

諦めようと思っていても、闘牛場への案内板が目に入ると、ついついその方向へ曲がってしまう。その結果、きつい辛い登りが始まることになった。

15:20;でも、やっぱり来てしまった丘の上の市営闘牛場。ここまで80.4km。やっぱり登りはきつかった。記念撮影して出発。丘の上は眺望が抜群。宇和島城を遠望することができる。

宇和島市街をぐるぐる曲がる国道56号線。何でだろ〜、何でだろ〜。
宇和島のはずれの「島原かまぼこ」で「じゃこ天」を試食/購入し、福岡の自宅へ送る。宇和島に入った頃から「じゃこ天」の看板を見かけるようになり、気になっていたものだ。一安心。

この頃から、お遍路さんをよく見かけるようになる。

16:16;松尾トンネル(全長1,710m)。ここまで91km。右側歩道結構広く、自転車走行可能。途中から下っている感じ。
トンネルを抜けて長袖ポロシャツを着る。

16:50;津島町の三好屋旅館に到着。96.2km。

津島町の「岩松町並み」は古い民家/商家が残る懐かしい町並みでした。三好屋旅館もその中の一つで、名物の頑固ばあちゃんが指揮っていました。

食事しながら、お遍路さんとゆっくりお話ができたのも良い経験になりました。


2003年4月28日(月) 3日日。晴れ。津島町〜内海町〜御荘町〜宿毛市。55km。

部屋が洗面所の隣にあるせいで、早朝から水を流す音/歯磨きの音がうるさく、ゆっくりと寝ることができない。

07:45;嵐坂隋道(全長307m)。ここまで6.6km。

長〜い「内海ふれあいトンネル」は全長915m。人道トンネルとしては関門人道トンネル(全長750m)より長く、日本一?。

御荘町の海岸線にはヒオウギ貝(緋扇貝)養殖のイカダがいっぱいだ。アップダウンの繰り返し。歩道なきトンネルが多い。

08:30;御荘町の総合運動公園で朝食、休憩。ここまで27km。

暑くなってきたのでジャージ(パンツ)を脱ぐ。9:00に出発。 一本松の近くまで緩やかな登りが続き、その後、緩やかな下りになる。一本松トンネルまで登りが続くと思っていたので、いささか拍子抜けする。

高知県に入って道路が悪くなったように感じる。バリアフリーへの努力も終わった。

10:25;宿毛港に到着。ここまで55km。今回の旅のゴールだ。

11:00にフェリーが出発。載っている自動車は少ないが、バスツアーの観光客(おばさん達)が乗船しているので、いささか姦しい。ビールを飲んで、弁当を食べて、昼寝をしても、まだまだ時間が余る。また、昼寝。

14:05;佐伯港に到着。先頭を切って上陸し、JR佐伯駅を目指す。

JR佐伯駅を14:34に出発する「にちりん10号」に乗車し、JR博多駅に到着したのは17:59。ちょっと短い旅でした。

次回の旅は宿毛からスタートです。


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