ツーリング山陰1

Touring Date:1999/10/09〜10/12

1日目2日目3日目4日目フォト・スナップ

1日目:移動&下関〜長門
2日目:長門〜萩〜益田
3日目:益田〜湖陵
4日目:湖陵〜出雲大社〜松江
フォト・スナップ

平成11年の10月に下関〜松江の山陰道、約370Kmを走破したので報告します。

初めの計画では、日本一周の一環として「京都〜奈良〜和歌山」を走るつもりでしたが、山陽新幹線のトンネル内でコンクリート片落下事故が発生したために新幹線がストップし、 計画を変更せざるを得なくなりました。

そこで選んだのが山陰道です。山陰道は来年のゴールデンウィークに走りたいと思っていたのですが、今回は3泊4日で行けるとこまで行こうと、準備なしの出発となりました。

1.日程 '99/10/9(土)〜10/12(火)の3泊4日
2.旅人 馬場 武志(49歳),牛嶋 富博(48歳),おじさんチャリダーの2人です.
3.区間 下関〜毘沙ノ鼻(本州最西端の岬)〜長門〜萩〜益田〜浜田〜江津〜大田〜出雲大社〜松江の約370Km.
4.ルート 主に国道191号線(下関〜益田),国道9号線(益田〜出雲),国道431号線(出雲大社〜松江).その他に県道,町道をいくつか.
5.装備等 ・自転車:ブリジストン・レイダックRD-6(二人とも同じ自転車で、フレームサイズのみ違います)。フィットネスという分野の自転車で14段変速のドロップハンドル。タイヤは700×28Cです。
 馬場:普通のペダルで(トゥクリップも付けず)頑張っています。結構頑固です。今回からサドルは大きくて厚めのものと交換しました。
 牛嶋:ペダルはMTB用のBP、シューズはシマノのSH-M090です。サドルも大きくて厚めのものに交換しています。
・装備等(夜は宿に泊るので、装備は少なくて済みます)。
 馬場:デイバック、ハンドルバッグ、輪行袋。
 牛嶋:デイバック、ハンドルバッグ、輪行袋。小さなバッグ1個(輪行袋と小さなバッグはシートピラーに取り付けたリア・キャリアーに搭載しました)。
・ウェアは主に上が半袖シャツ、下が短サイクリングパンツで、朝夕及び寒いときは、その上にウィンドブレーカーと長ジャージ(下)を着用しました。雨具も短時間ですが着用しました。
・ツーリングマップルを途中の書店で購入して使いました。当日のルート変更だったので、下調べはほとんど出来ていません。
・危険防止用のヘルメット、汗止めのバンダナ、日焼け止めクリームは必需品です。
6.宿泊等 ・旅館2泊、国民宿舎1泊です。 ・今回は計画なしの行き当たりばったりの旅となり、当日の夕方に予約を入れるのがほとんどでした。駅前の旅行案内所や観光案内の看板で旅館を捜しましたが、夕食を旅館で摂ることさえ諦めれば、連休中でも宿は確保できるものです。
・旅館を予約するのが遅い時間となりましたので、夕食やアルコールはコンビニやスーパーで調達しました。風呂からあがって部屋で乾杯というのも良いもんです。
・昼食もほとんどコンビニで調達して近くの神社や公園で食べ、その後に昼寝して疲労回復。我々が長距離を走る時のパターンです。
7.感想等 ・山陰道は町(村)と町(村)を峠道がつなぐパターンが多く、アップダウン/トンネルの連続です。でも下関〜益田の国道191号線は交通量も少なくて、心地良いツーリングが楽しめました。国道191号線はトンネル内も自転車が走れる程度の歩道が付いているところが多く、安心して走れるルートです。国道から外れると交通量は更に少なくなり、のんびりツーリングが楽しめます。
・逆に国道9号線は交通量(特に大型車)が多く、また道も荒れていて非常に走りづらい道です。トンネルも古くて歩道が無いところが多く、非常に恐い思いもしました。こういう交通量が多い道路にはもっと金をかけても良いと思うのですが・・・。
・今回は晴れの日が多く(最終日の午前中だけ小雨が降りました)、天候には恵まれました。でも3日目は温度が30℃近くまで上昇し、交通量が多い道では30℃を超えていたと思います。また、湿度が高くて結構疲れました。
・今回はできるだけトンネルの長さや峠の標高を記録することにしました。ツーリング記録の中で紹介します。

'99/10/09(土) 初日。今回は京都まで走るつもりだったが、新幹線ストップのため急遽予定を変更して山陰道を走る。

5時50分に起床し、自宅近くの新宮駅まで妻に車で送ってもらう。自転車は昨夜のうちに輪行袋に詰めている。
駅に着くと山陽新幹線は福岡トンネルの落石事故のため運行がストップしているというアナウンスが流れている、ガックリ!。気持ちを取り直して、とりあえず博多駅まで行くこととする。
博多駅に着いたものの新幹線の改札口は乗客で大混乱しており、キップ払い戻しの客が長い列をつくっている。状況を聞いていると、今回同行する馬場ちゃんも到着。気落ちしながらも二人で善後策を検討する。

新幹線は復旧の目途が立たないようなので、予定を変えて山陰ルートを走ることにしたが、下調べはほとんど無しの状況。新幹線のキップを払い戻して、下関行きの快速電車に飛び乗る。
車内で朝食を摂り、馬場ちゃんの自転車に柔らかくて厚めのサドルを取り付ける。地図(ツーリングマップル)は途中で購入することにする。
09:40 下関駅に到着し走行準備を開始。天気は快晴なので日焼け止めクリームもしっかりと塗る。
10:20 出発。途中の本屋さんで地図(ツーリングマップル中国・四国編)を購入する。

中村から県道245線へと入る、ここまで約17km。県道245線はのんびりとして車も少なく、快適、快適!。
県道245線への入口には「本州最西端・毘沙ノ鼻」の案内板が立っていた。
吉母の先から更に細い道へと入ったが(ここにも案内板があった)、ここからが急坂の連続となる。我々にとって自転車で登れる限界に近く、交通量の少ない道を蛇行しながら登る。
「本州最西端・毘沙ノ鼻」の横にはゴミ捨て場(廃棄物処理場)があるので、時々ゴミ収集車が走ってくる。ゴミ捨て場入口を右折し更に登ると「本州最西端・毘沙ノ鼻」はもうすぐだった。
11:25 息も絶え絶えに「本州最西端・毘沙の鼻」へ到着、ここまで約22.5km。
ここは公園として整備されており、自転車は「毘沙ノ鼻」の展望台まで行くことができます(自動車で行く場合は公園横の駐車場に車を停め、徒歩で展望台へと向います)。
展望台で記念撮影し、しばし休憩。正面には蓋井島が見える。アベックが一組弁当を広げていた。
12:10 出発。すぐに県道245線(永田郷室津川棚線)に合流し、のんびりツーリングを再開。でも逆風。
12:45 黒井村駅前で国道191号線に合流、ここまで約33km。
13:30 小串警察署先の神社で昼食&休憩(ちょっと昼寝)。昼食は手前のコンビニで購入済み。
神社には子供が集まり、お祭りが催されているようだ。風が強く、日陰の昼寝にはちょっと涼しすぎる。14:25に出発。
14:45 鳥井ケ峠、標高44m(ツーリングマップルでは50mとなっていた)。 交通量も少なく、のんびりツーリングが続く。
15:50 阿川八幡神社で休憩、ここまで約63Km。境内になぜか松尾芭蕉の碑がたっている。 松尾芭蕉はここまで来てないよね!。
16:20 出発。油谷(ゆや)湾が見えるまではアップ/ダウンが続く。
油谷湾が見えてくる「ウニ」の看板が増えてくる。昼食時だと「ウニ丼」を楽しめたのだが・・。

次第に今夜の宿を捜す時間になってきた。
伊上(いがみ)で観光案内板を見つけ今夜の旅館を予約。1泊朝食付きで6,300円、ちょっと高い?。
伊上(いがみ)付近では「楊貴妃」関連の看板が目立つが、何か関係あるのかな?。
人丸駅前で旅館の場所を確認し、近くのスーパーで夕食&アルコールを購入。
17:40 油谷町人丸駅前の「油谷観光ホテル」(名前倒れでした)に到着、今日の走行距離は約79km。
今夜の客は我々のみ。ゆっくりと風呂に入り、早速部屋で宴会を開始。
汚れ物は旅館(ホテルでは無い!)のおばちゃんがサービスして洗ってくれた。

今日は朝からのドタバタで疲れてしまった。本来であれば、奈良の橿原で泊っている予定だったのだが・・・。
ま〜、「本州最西端・毘沙ノ鼻」へも行ったし、山陰道はいずれ走る予定だったのだから良しとしよう!。

朝食をちょっと早いが6時半からにお願いする。明日の天気予報は「晴れ時々曇り」、十分にストレッチを繰り返して寝る(「ブルーム・オブ・ユース、運命のコンサート」を見てしまい、寝たのは11時だった!)。

'99/10/10(日) 2日目。人丸〜長門〜萩〜須佐〜益田。約114Km。

今日もアップダウン/トンネルの連続になりそうだ。どこまで行けるやら!。

06:00 起床。今日の天気予報は「晴れのち曇り、南東の風」。逆風では無いようだ。
06:30 朝食。珍しく部屋で朝食。お代わりをしてしっかりと食べる。
07:25 出発。すぐに国道191号線に合流、まあまあの道だ。
08:20 長門市小浜で左折し海岸沿いの道へ入る。アップダウンの多い国道191号線はパスするつもり。ここまで約16km。

三隅中学校の先を左折し県道64号線へ入る。JR線路沿いの道をのんびりと走る・・つもりだったが、なんと、これが坂の連続。地蔵峠を越えてほっとすると、また同じような峠が待っていた。
木陰が多い登りなのだが、それでもきつい!。でも、下りはすごくハイな気分。こんな気分になったのは初めてで、ぼ〜っとした感じ!。

海岸で小休止。ぼんやりとのどかな海を眺める。ひょっとしたら「高杉普作」もこの峠を超えて行ったのかもしれない、なんて・・・。

「三見」から海岸線を避けて国道191号線へと進路を変更、もう坂はいや!。
10:10 萩に到着、ここまで約41km。
観光客気分で名所を見物し記念撮影。小型自転車で廻っている観光客が多いが、見物に夢中でマナーの悪いこと、悪いこと・・・・。
萩城跡では映画(時代劇)が撮影中だった。

JR山陰線は萩市街を大きく迂回して作られているが、これは萩の古い町並みを守るためか?。11時過ぎに出発。
11:50 道の駅「阿武町」に立ち寄って記念スタンプを押下。 ツーリングの記念に「道の駅のスタンプ」も集めています。
12:05 才ケ峠、標高39m。ここまで62km。
12:30 井部田トンネル、全長317m。ここは右手に旧道の迂回路あり。

国道191号線のトンネルには自転車が走れる程度の歩道がついています。以下はトンネルの長さ等の情報です。
惣郷トンネル:260m、小刈トンネル:148m、大刈トンネル:1,469m(結構長い!)、須佐トンネル:714m。
13:40 須佐駅手前のスーパーで昼食を購入し、横の駐車場で昼食&休憩&トイレ。ここまで約81km。
ここまで食堂やコンビニ等が無くて昼食が遅くなってしまいました。14:40に出発。
15:20 仏峠(トンネル入口)で標高59m。田万川トンネル:403m、人形トンネル:910m。
ここまでトンネルやアップダウンの連続だったので三里ケ浜に出てほっと一息!。

益田駅前の観光案内所で今夜の旅館探し。民宿は空き部屋なし。すっご〜く安い「ビジネス旅館菊水」をゲット。1泊朝食付きでなんと4,000円。近くのコンビニで今夜の夕食とアルコールを購入。

益田までは国道191号線を走ってきたが、これから国道9号線となる。遠田トンネル(歩道なし)を抜けると、すぐ右手が「ビジネス旅館菊水」。
17:20 「ビジネス旅館菊水」に到着、気の良さそうなおかみさんが迎えてくれた。ここまで約114km。 アップダウンの連続にしては頑張ったほうか?。

風呂に入り、早速部屋で酒盛りを開始する。洗濯機を借りて汚れ物の洗濯。

明日の天気予報は「曇り所により雨、南西の風」。明日は追い風となりそうだ。十分にストレッチをして寝る・・つもりだったが、道路に近いため車の音で熟睡できず。

'99/10/11(月) 3日目。益田〜浜田〜江津〜大田〜湖陵。約126Km

今日もまたアップ/ダウンの連続になりそうだ。体調は良好だがちょっと眠たい(寝不足!)。

06:00 起床。昨夜は車の音で熟睡できなかったため、少しぼ〜っとしている。
06:50 朝食。朝食後におかみさんと懇談。この宿にはチャリダーも時々泊るとのこと。
07:45 出発。

ず〜っとアップ/ダウンが続く。追い風の予定だったが、風は追い風/逆風と廻っている。登り坂でかすかな無風状態となり、ほとんど蒸し風呂状態。日差しも強く、暑い!。

国道9号線のトンネルは短いが歩道はない。全長の表示もないため記録できず。
10:10 浜田・道の駅「ゆうひパーク浜田」到着、ここまで約36km。
乾いたのどにポカリスェットがうまい!。しばしベンチで休憩。ここは高台のため風が強い。正面に大きな橋が見える。
10:40 出発。ところが浜田バイパスは自動車専用道路のため125cc以下のバイク(もちろん自転車も)通行不可。やむなく浜田市街へと下る。

またまた、上り坂&無風&快晴 → 蒸し暑くペース上がらず!。
12時過ぎ 江津市内のコンビニで昼食を購入、ここまで約60km。

浅利トンネル:470m。
12:45 浅利町公民館横で昼食&休憩(昼寝)、ここまで約67km。
風は強いが暖かく日陰でも寒さを感じない。昼食後に昼寝。
目が覚めると眠るまでほてっていた顔も幾分かすっきりしたようだで元気回復!。でも馬場ちゃんは眠れなかったようで、疲れが十分に回復していないようだ。
13:50 出発、次第に雲が多くなってくる。
16:00 大田長久のコンビニで少休止し今夜の旅館を予約、ここまで約101km。
連休最後の日なので「国民宿舎・国引荘」が予約OK。旅館まで残り約25kmだ。

途中でライトを点灯し、できるだけ歩道を走る。
17:55 薄暗くなった頃に「国民宿舎・国引荘」に到着、ここまで約126km。
ここは神西湖のほとりに建つ町営の国民宿舎だ。

久々に食堂で夕食を摂るが、食事はいまいち!。
明日の天気予報は「曇り所により雨、南のち北東の風が強い」。天候が持ってくれればよいのだが・・・。

国道9号線は「江津」付近からやや走り易くなってきたが、路肩の盛り上った部分を削った跡が続き、特に走りづらかった。

明日は最終日、帰りの列車の時刻を調べて寝る。

'99/10/12(火) 4日目(最終日)。湖陵〜出雲大社〜松江。約54Km。

起きると右膝が少し痛い。小雨が降っており気温も低いので、十分にストレッチを行う。今日はいよいよ最終日だ。

06:00 起床、外は小雨が降っている。雨具を着けるほどの雨ではないようだが・・。
バナナで朝食。今日の走行予定距離は約50km。少し雨が強くなってきた、久々の雨天走行になりそうだ。
07:10 小雨の中を雨装備で出発。牛ちゃんは右膝が少し心配なのでフル雨装備だが、馬場ちゃんは上のみ雨具を装着する。今日は馬場ちゃんも元気だ。 危険を減らすためできるだけ歩道を走る。
07:50 出雲大社に到着、ここまで約12km。
出雲大社に参拝し(出雲大社は2礼4拍手1礼だそうだ)、記念撮影。境内に自転車を入れるな!と売店のおばちゃんにしかられた。
08:10 出発、国道431号線を走る。雨が小降りになってくる。

なかなか宍道湖が見えてこない。
宍道湖畔で雨具を脱ぎ小休止。宍道湖では数隻の漁船が「しじみ」漁を行っている。あ〜、しじみ汁を食べたいな〜!。

時折、パラパラと雨が降る。松江市内に入り「耳無し芳一」像の前で記念撮影。その後も何ヶ所かで記念撮影。

列車の出発時間には十分に余裕がある。空も次第に明るくなってくる。
11:40 最終目的地の松江駅に到着、ここまで約54km。
雨天走行による自転車の汚れを落として輪行準備をしトイレで着替える。松江名物の「七品弁当」とビールを買い込み帰りの列車に乗車。
13:09 小倉行きの特急「いそかぜ」に乗車。この列車は今回の走行ルート近い山陰道の海岸線を走る。

帰りの列車から走り過ぎた道路を振り返っていると、走っていた時の苦しさが想い出に変っていく。これもまた輪行の楽しみ!。

弁当を食べ、ビールを飲み、走り過ぎた道を振り返っていると、いつしか眠り込んでいた。

小倉駅で列車を乗換え、20時近くに自宅に到着。今回の山陰道ツーリングの全走行距離は約372kmでした。 でも山陰道は、まだ松江〜敦賀が残っています。

フォト・スナップ

「耳なし芳市像」前で(牛ちゃん) 帰りの車中にて(牛ちゃん) 疲れて寝る馬場ちゃん


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