長崎県北部エリアでのパス・ハンティングのスタートは佐世保の観光名所になっている弓張岳(標高364m)とその北部に位置する将冠岳(標高445m)、但馬岳(標高382m)です。
標高差が少ない山々なので、たいした事は無いだろうと高を括っていたのですが、なんのなんの!。佐世保が坂の町だったことを思い出させる急坂が待っていました。
福岡から佐世保までJR(みどり5号は年末の帰省客で指定席はほぼ満席でした)で約2時間弱を輪行し、西口で自転車(走二郎)を組み立て、スタートしたのは11時半近くになっていました。
快晴、無風の素晴らしい天気に恵まれ、長崎の最高気温は12℃を越えたようです。
佐世保川を遡り、相生橋の左岸から弓張岳を目指して登り始めます。急坂に加え、道路は狭く交通量も多いので、十分に注意して登っていきます。途中の分岐点には案内板も建てられているので、道に迷うことは少ないと思います。
スタートして5.8km地点に現れた三叉路です。「鵜渡越風致地区」の看板と石柱が目印となります。最初のターゲットである将冠岳を目指し、右方向へと進みます。
道路幅は狭くなり、交通量も少なくなっていきます。やっとパスハンティングの雰囲気が出てきました。こうなれば景色を楽しみながら登れるようになりますね。
6.9km地点くらいから、勾配は次第にゆるやかになってきました。
左方向へ進めば高筈地区で、右方向へ進むと将冠岳/横尾地区です。正面の階段が但馬神社の参道です。
ここは躊躇いなく右方向へ進むべきところなのですが、ちょっと勘違いして左方向へ進み、慌てて引き返してきました。
この三叉路は右方向へ下ると横尾地区で、将冠岳へは左折するのですが、ここも間違えて右方向へ進んでしまいました。
ど〜も、今日は感(判断)が悪いようです。
三叉路に建てられている黄色の案内板では、将冠岳は右方向へ進むようになっているので、要注意です。
引き返してきて将冠岳方面へと曲がると、正面に見えてきたのが不法に投棄された家庭廃棄物です。パスハントしていると、時々このような風景に出会うのですが、心無いわずかな人々のために自然や心が荒されていくのは、悲しい限りであり強い憤りを感じます。
廃棄物の横を抜けて右方向の道を将冠岳へと向います。
地図で調べたところでは、山頂まで自転車に乗って行けると思っていたのですが、それは大間違い!。大変な道になりました。昔は自動車が通れる道だったようですが、使われなくなって荒れ果て、草や木々が生い茂って自然へ戻ろうとするなかに細い道が続いています。ほとんど山道とか登山道というべきでしょうが、勾配はゆるやかで、自転車を押していけるだけ楽だと考えたほうが良いようです。
将冠岳へ繋がる登山道は、このルート以外にいくつかあるようですが、自転車を押して行けるのは、このルートだけのようです。でも、道の途中には、このような石積みがしつこいくらいに、いくつも並べられていました。
オフローダーで乗り込んでくる人々を排除するためでしょうか?。だったら、道路の入口にゲートを作れば良いと思うのですが・・・。
いづれにしても、このルートは近いうちに自然に帰り、無くなってしまうのでしょうね.
このように草が生い茂る場所は珍しくはありません。めげずに登り続けましょう。
やっと着いた将冠岳の山頂です。1.6km近くを押して登ってきました。
天気は快晴、年末とは思えない爽やかな風が吹いていました。目の前には九十九島の島々がきれいに広がっています。
ここは金比羅神社の境内で、白蛇になった美しいお姫さまの伝説が残っているそうですよ。
下りはできるだけ自転車に乗り、廃棄物の地点まで戻って高筈地区方面へと下ります。
高筈地区に着くと、視界が一気に広がりました。
この後、道に迷ってしまい、麓の小野町公民館まで下ってしまいました。
高筈地区から誤って麓の小野町公民館まで下ってしまった分岐点です。
道に迷ったときは明確な目印がある場所まで引き返すのが一番ですが、ちょっと引き返しすぎたようで、ここまで戻って(登って)くるのが大変でした。
弓有バス停近くの合流点です。ここから弓張岳山頂までは、もうすぐです。