JJR久大本線の日田駅を出発し、標高930mの石建峠を越え、釈迦ヶ岳(標高1,230m)に登ってました。
石建峠から椿ヶ鼻ハイランドパークの手前まですさまじいばかりの悪路(一部、崖崩れ状態)で非常に怖い思いもしましたが、どうにか無事にたどり着くことができました。でも、この石建峠から椿ヶ鼻ハイランドパークまでのルートはお勧めできませんね。ちなみに、相棒は「走二郎」こと、26HEツーリングです。
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スタートはJR久大本線の日田駅です。JR九州の2枚切符をつかい「ゆふいんの森」号で輪行してきました。
ここから国道212号線と県道9号線(日田鹿本線)を走り、前津江村経由で石建峠(標高930m)を越え、渡神(とかみ)山をぐるっと回って再び県道9号線に出て、釈迦ヶ岳(標高1,230m)を目指すルートです。 その後に日田まで戻るか、他の峠を目指すかを決める予定でした。
JR日田駅で走行準備をして出発したのは9時半近く。うす曇りでした。
JR日田駅から約8km強の「中島酒店」(左の写真)前の信号を右折し、県道9号線(日田鹿本線)に入りました。ここまで(国道212号線)は道路幅が狭いわりには交通量が多くて、走りにくかったですね。
県道9号線(日田鹿本線)は交通量も減って走りやすくなるかと期待していましたが、意外?と交通量があり、更に狭くなる道とあわせて、気の抜けない区間でした。
仙道屋敷から石立川沿いに左折し、がけ崩れの工事現場を慎重に抜けて、着いたところが左の写真の「温所」の三叉路です。ここまで約14.6kmです。右へ進むと赤石本村、左の日向/虫秋方面へと進みました。
間もなく道路の左側に「赤石小学校」が見えてきます。「赤石小学校」では山村留学が行われているようですね。
杉林は木陰を提供してくれますが、小鳥の鳴き声はたまに聞こえる程度です。
杉林の中を流れる小川は、時折涼しげな光景を覗かせてくれます。
この付近までは比較的ゆるやかな上り坂でした。
「桑木」の集落(約16km地点)を過ぎると、いよいよ山道らしい登り坂が始まります。
悪いことに、舗装道路上を水が流れているため路面がぬるぬるしていて、強くペダルを踏み込むと後輪がスリップしてしまい、思い切って踏み込めません。こういう坂道がずっと続きます。
新緑をゆっくりと眺める余裕もなく、ただひたすら路面だけを見つめてペダルをこぎ続けます。
やっと到着した石建峠(標高930m)です。ここまで約21.5kmでした。
ここから、渡神(とかみ)山をぐるっと回る平坦な道で足を休めるつもりでした。
ところが、ここから約9kmに及ぶ林道は、すさまじいばかりの悪路で、おまけに途中はがけ崩れ状態で、一時は道に迷って遭難するんじゃないかと不安になるほどでした。
自宅に帰りついた後で、「ツーリングマップル九州」を見たところ、「道幅狭く荒れたガレキ道」と記述されていました。
左の写真はほぼガレキ道を抜けようとする地点で、路面もかなり良くなっています。
石建峠までのすべりやすい登りと、約9kmに及ぶガレキ道で使い果たした脚力は、もうほとんど残っていません。
舗装道路が見えた時の安堵感はたとえようもありませんでした。これで悪路から開放されます。ばんざ〜い!。助かりました。
やっとゆとりを持って眺められるようになった風景です。新緑が輝いていました。
椿ヶ鼻ハイランドパークの少し先の「釈迦岳」山頂への分岐点です。奥には2基の風車(確か、風太郎とか・・・)がありました。
「釈迦岳」山頂への約3kmの登り坂は、亀の甲の六角形のでこぼこ道路でした。タイヤは跳ね回るばかりで、それを抑えるスタミナもほとんど残っていません。
こうなると、走るのを諦めて押すだけです。
釈迦岳山頂(標高1,230m)の「国土交通省・釈迦岳レーダー」です。雨量観測のためのもので、九州全体と四国地方、中国地方までカバーしているそうです。