「草枕」の峠の茶屋/金峰山/三ノ岳を登る

Hunting Date:2002/12/1

今回は熊本市内まで足を伸ばして、「草枕」の峠の茶屋、金峰山、そして一ノ岳から三ノ岳を走ります。熊本まではJR鹿児島本線で輪行します。

福岡郊外の峠や自転車で登れる山はほぼ登ったので、これからはこういうパスハンティングが増えてくると思います。

相棒は今回も「走二郎」こと、26HEツーリングです。

ルートマップをクリックすると拡大表示します。

今回の出発は「JR上熊本駅」です。木造の駅舎が素敵でした。

今日の目的は「金峰山(標高665m)」。その後で余裕があれば二ノ岳(標高685m。でも山頂までのルートは無さそう)、三ノ岳(標高681m。山頂の直下にアンテナ群があるので、そこまでは確実に道路がありそう)を目指すつもりです。

JR上熊本駅を出発し、すぐに県道1号線(熊本玉名線)に入りました。1号線というだけあって、「峠の茶屋」まではかなり交通量が多く、気の抜けない区間です。

本妙寺の仁王門。本妙寺は加藤清正の菩提寺で、仁王門が本妙寺の入り口になります。
じっくりと見学したいところですが、自転車は進入禁止なので1号線へ戻ります。

ここから「馬の水」バス停過ぎまで、狭くて交通量の多い道が続きます。

「馬の水」バス停を過ぎると道路は広くなり、歩道も整備されています。

少し、周囲を眺める余裕がでてきました。

夏目漱石が「草枕」で書いた、ここが「峠の茶屋」跡です。竹林が素敵でした。ここまで約6.7km。

県道1号線(熊本玉名線)を外れると、交通量はぐっと少なくなり、登山客の姿が増えてきます。

大将陣広場。大将陣とは大将大友宗麟が菊池義武との戦いで陣を張ったため、この名が付けられたそうです。ここまで約8.6km。この直前の勾配がちょっと辛かったかな。

登山者はこの鳥居をくぐって登りますが、車道(上り専用)はここから右方向へと続いています。車道(下り専用)は、この鳥居の左側です。

右の道を金峰山頂上へと向かい、鳥居の左側に降りてくる一方通行のルートです。

金峰山へ続く山道(上り専用)は、車も少なく快適でした。勾配も比較的ゆるやかです。

途中でめっけたハングライダの発信基地です。目の前に島原湾が大きく広がっていました。でも恐そうですね!。

金峰山のてっぺん(頂上)の金峰山神社です。標高は665m。多くの登山客が昼食のお弁当を開いていました。ここまで約12.1km。

神社の裏にはNHKをはじめ、民放テレビ局のアンテナが林立しています。

さすがに風が冷たいので、ウィンドブレーカーを着ました。

金峰山神社から下り専用道路を通って大将陣広場へ出て、県道1号線へ到着。標高は約265m。

県道1号線を横切って、県道101号線(植木河内港線、写真の向かって右方向)へ入ります。ここまで約17.1km。

県道101号線はゆるやかな上り坂が続きます。

黄色いセンターラインのある道が県道101号線(植木河内港線)です。左方向へと進みます。

ここも黄色いセンターラインのがある県道101号線(植木河内港線)を走ります。右手の建物は「みかん選果場」です。

この三叉路(正しくは四叉路)を左折し、県道322号線(少天下硯川線)へと入ります。ここまで約21km。

いよいよ二ノ岳、三ノ岳へのアプローチ開始です。ここまで約21.8km。

向かって左方向への道路が「三ノ岳専用林道」で、最初から急坂が待ち受けていました。

三ノ岳専用林道の途中の風景。竹林からこぼれる木漏れ陽が素敵で、ついシャッターを切ってしまいました。

三ノ岳専用林道から分岐する作業道を「二ノ岳」山頂へと向かいましたが、途中で伐採作業中の木材に行く手を阻まれ、引き返しました。多分、このまま進んでも山頂には到達できない感じでした。

三ノ岳専用林道に戻ってしばらく走り(下り)、玉東展望所(木々が茂っていて展望は不可)に到着しました。ここまで約28.5km。向かって右方向の道から到着し、左方向の道を三ノ岳方面へ登ります。

ここから三ノ岳頂上へのラストアタックです。残りわずかな脚力/気力を総動員し「もうちょっと頑張ろう」と自分に言い聞かせます。

三ノ岳頂上(標高681m)です。ここまで約30.2km。最後の300mは押しと担ぎの連続で、脚はガタガタです。

途中で出会った登山者は、自転車を担いで登る牛ちゃんを見て、あきれたように「重いでしょう!」と声をかけてくれました。

「三ノ岳観音神社」では感謝とお願いのお参りしてきました。

天水の山々はみかんの実りにあふれていました。

ゴールはJR玉名駅、約51kmのルートでした。

あ〜、久々の走り(パスハント)で足が痛い。