佐世保の山はすごいぞ「冷水岳&石盛山」

Hunting Date:2007/2/24


松浦鉄道の小浦駅です。

JR佐世保線と松浦鉄道を乗り継いで、10時19分に到着しました。

佐世保の石盛山は「2004年に行きたかったとこ」に載っているように、何年も前から計画していながら実現できなかった(実現しなかった)山で、ずっと気になっていた所です。標高が481mと比較的に低いので、小佐々町の冷水岳と組み合わせて登ることにしました。

走行準備を終え、駅のトイレで用を済ませ、写真撮影も終えて、10時35分に県道139号線を走り始めました。うす曇りで東の風がちょっと冷たく感じられます。

すぐに信号を左折して、県道18号線(佐々鹿町江迎線)に入りました。このルートは前にも走ったことがあり、「冷水岳入口」という標識板を横目でみながら、いつかは登ってみようと思っていました。

小佐々橋付近のしろうお漁です。上流でおじ(い)さんが、下流でおば(あ)さんが、ずっと川面を見つめていました。

自宅に帰ってネットで調べたところ、「佐々(さざ)川の河口では春先、四つ手網を使った、しろうお漁が盛んである。「しろうお」は体が細長く、半透明で体長約10pのしろうお科の魚で、酢醤油でそのまま食べる「おどり食い」は珍味。「しらうお」は別種の魚で、間違えられやすい」と説明されていました。

佐々川、小佐々川、以外の川でも「しろうお漁」のため、杭に板を張った釣り場が作られていました。

小佐々町の冷水岳入口です。松浦鉄道・小浦駅から13.3kmです。冷水岳へ繋がる道路(入口)は、ここ以外にも数箇所あるのですが、「冷水岳入口」というバス停名に拘って、ここから登ることにしました。案内板には冷水岳公園まで3.2kmと書かれています。

すぐに急坂が始まりました、さすがに佐世保です。でも、まだまだ余裕です。

時折、九十九島の島々が見えますが、うす曇りの天気のなか、眺望はいまいちはっきりしません。

それなりの急坂が続きますが、道路幅も広くて(ほとんど片道1車線は確保されている)交通量も少ないため、周りにはさほど気を使わずに登っていくことができます。

左の写真は「冷水」集落手前のUターンポイントです。まっすぐ進むと、また海岸線まで降りてしまうようです。

見上げるとごつごつした岩壁がありますが、あれが冷水岳だと思います。でも、あそこまでどうやって登るんでしょう?。ひょっとしたら自転車を担いで登ることになるんでしょうか?。

道を間違いやすい分岐点です。直進すると「冷水岳公園」、左折すると「登山道」と標されていますが、ここは迷わず直進しましょう。

私みたいに左折してしまうと、道路はすぐに未舗装になり、登山道という階段が待っているだけです。

ここの分岐は迷わずに左です。右を進むと「大野」地区へ降りてしまいます。

冷水岳からの復路に、この道を大野地区、そして西川内まで降りました。

突然、「冷水岳公園」が見えてきました。ここは山頂というより、アップダウンの大きな公園と言う感じです。

山頂(の標し)を探しますが、案内板にも記述されていません。それならばと、公園で一番高い場所を探してみました。

この展望台が「冷水岳公園」で一番高い場所のようです。

冷水岳入口から展望台まで約4.8kmでしたが、途中で道を間違えたりしたので、約4km強というところでしょうが、冷水岳入口の案内板に書いてあった3.2kmというのは、ちょっと少なすぎるようです。

九十九島の先に平戸島が見え、その手前に「下枯木島灯台」が建つ下枯木島が見えるような気がするのですが、うす曇りの天気では、いまひとつはっきりしません。天気が良ければ、九十九島の素晴らしい展望が待っているはずでしたが、残念!。

すでに12時を過ぎているので、ここで持参したおにぎりを1個食べてエネルギー補給し、ウェアを着込んで降りのスタートです。

「冷水岳公園」から大野地区へ降る道は細くなり、道端に檜林が広がります。降りになるといつも思うのですが、パスハントでは坂を登りきるためのギアの選択も大切ですが、安全に降りきるためのブレーキの選択も非常に大切です。ブレーキレバーをずっと絞り続けていると、冬場は特に手先が痺れてきて、力が十分に込められない気がします。VブレーキやMブレーキを付けておけば良かったのにと思うのはこういう時です。

大野地区を経由して、西川内で県道18号線(佐々鹿町江迎線)に合流しました。途中でちょっと道に迷いかけましたが・・・。

大正の終わり(9年)に造られたという石橋の西川内橋です。別名「太鼓橋」というそうです。念のために、自転車で石橋の上を往復してきました。

県道18号線(佐々鹿町江迎線)を通って佐々町まで戻り、県道139号線を横切って、国道204号線にでました。あとは、ただひたすら204号線を走って、石盛山の入口にあたる瀬戸越町を目指しました。

瀬戸越町の某眼科医院の前から県道151号線を写しました。車道/歩道ともに狭く、側溝の蓋の上をがたがた音を立てながら走っていきます。

次の「四条橋」信号を左折すると、いよいよ石盛山までの登りが始まります。車道は狭くて走れるのは側溝の蓋の上だけです。交通量も多いので気が抜けません。歩道があるところでも、車道と大きな段差があったり、ほとんど側溝の蓋の上だったりするので、ぜんぜん気が抜けません。

道端の風景は、最初は住宅街でしたが、段々畑に変わり、そして山に変わっていきます。

「つくもゴルフクラブ」の入口のすぐ先に見えてきた「佐世保カントリーゴルフ倶楽部」の案内板です。案内板に従って左折します。「ゴルフ場入口」というバス停のすぐ先です。

左折すると、すぐ右側に「知見寺神社」があります。

知見寺神社のすぐ先から見上げた県道151号線です。写真ではそれほど感じませんが、足を止めて写真撮影するくらいの急坂なんです、実は・・・。

ひとつの坂を上りきると、Uターンして次の急坂!。これから4箇所のUターンポイントを通過することになりますが、気分的には急坂が永遠に続いているような感じです。

急坂もいつかは終るはずだと言い聞かせて、ペダルを踏み続けますが、最後の登り坂まで足が持つかどうか・・・・、ちょっと気弱になってしまいます。

4つ目のカーブを折り返そうとして顔を上げたところ、カーブミラーに私が写っていました。ちょと珍しいアングルなので足を止めて記念撮影しました。

180度折り返して続く急坂だというのが分かってもらえると思います。

まだ、急坂は終りません。

時折、スモークガラスの車が降ってきますが、きっとゴルフの帰りなのでしょう。牛ちゃんも、最近は下手なゴルフをしなくて済むようになって、ちょっとハッピーなのです。

「佐世保カントリーゴルフ倶楽部」の周りをとりまく道路との合流点が、やっと見えてきました。

これで急坂は終るはずです、終ってほしい・・・。

ゴルフ場の前からは、このような比較的ゆるやかな坂に変わりました。良かった〜!。

ここまで来ると、頂上はもうすぐです。

石盛山の頂上付近は、平坦な広場になっていて、どこが山頂やら・・・。
絵になりそうな「宗像神社」の前で登頂記念の写真撮影です。

この頃は、空も晴れ上がって、暖かい日差しが体を温めてくれました。

頂上広場にはベンチなども設置されていて、無線塔の前には屋根付きの展望台までありました。

「宗像神社」の前から無線塔を撮ったものです。どこが山頂なのかわかりません!。

ベンチに座って、ゆっくりとおにぎりを食べ、ウィンドブレーカを着込んで、降りのスタートです。時間をかけて登ってきた道を、ブレーキを掛けながらあっという間に下っていきます。

佐世保市内は、外人さんが多く、また幟を担いだデモ隊もいて、この光景は原子力空母・エンタープライズの入港時に似ているなっと思っていたところ、やっぱり原子力空母・ロナルドレーガンが入港していました。

後は、JR佐世保駅から輪行して帰るだけです。JR佐世保線は、ひとつ先の「早岐駅」で進行方向が変わるのですが、乗客の皆さんは座席に着く前からそれを織り込み済みで、早岐駅までは背中方向に進み、その後は前に向かって進むように座られていましたよ。JR佐世保線で輪行する人の参考までに!。