日本一周してみました!

最北端・宗谷岬 最東端・納沙布岬 日本の中心・日本橋 最西端・平戸島 最南端・佐多岬 日本最西端・西崎

きっかけ日本一周の定義走破マークを貼ろう長距離の走り方十分なストレッチと休養

□私が日本一周しようと思ったきっかけ!

私が自転車でのツーリング(その頃はサイクリングでした!)を始めたのは平成5年(1993年)の春です。その時も、特に長距離を走ろうとか、日本一周をしようとかいう大それた考えはありませんでした。次第に走行距離が伸びて、日帰りから泊りがけのツーリングになりましたが、ロング・ツーリングを始める一番大きなきっかけは「輪行」を知ったことです。「輪行」によって、それまでの「出発点まで帰る」という制約から開放され、自由に出発地、目的地を選べるようになったのは大きな飛躍でした。その頃から九州一周、四国一周といったロング・ツーリングが始まりました。

次のきっかけが横浜への単身赴任(H8.7〜H11.1)です。最初は仕事に慣れるので精一杯でしたが、少しずつ余裕ができるにつれて、ツーリングの虫が頭を持ち上げ、関東エリア地図を購入して近場から走り始めました。

そしてもう一つのきっかけとなったのが、風間一輝著の「男たちは北へ」(ハヤカワ文庫。一時は廃刊になったようですが、最近また発刊されたようです)という文庫本です。アル中の中年男性(自分と重なる?)が東京を出発して青森まで走破するなかで、少年達とのふれあいを通じて自分を再確認する(これは私の勝手な解釈なのかもしれません!)というストーリーでした。一時期はこの本を読んで、東北ツーリングにチャレンジする人が急増したそうです(中年男に出来て自分に出来ないはずがない!)。興味がある方は本を捜して読んでみてください。

最後にあげるとすれば、常に挑戦するという気持を失いたくなかったのかもしれません!。ちょっと格好付けかもしれませんが、チャレンジする気持ちは常に持ち続けたいと思っています。


□自転車での日本一周はこんなふうに定義されているようです

私が知っている限りでは、自転車による日本一周は
・日本本土の最×端と言われる「宗谷岬(北海道)」、「納沙布岬(北海道)」、「平戸島(長崎県)」、「佐多岬(鹿児島県)」の4ケ所を通ることが一般的な定義となっているようですが、人によっては、これに
・都道府県の都庁/道庁/府庁/県庁所在地を通過すること
・沖縄県縦断
・北海道の支庁所在地通過
・隣接する都道府県との接続

等を追加して


□走破した都道府県の数だけヘルメットに☆のステッカーを貼ろう

日本一周を意識した時から、走破した都道府県の数だけヘルメットに☆ステッカーを貼っていました。また、日本の最北端や最東端等端っこを通る毎に、★ステッカーを貼っていました。

ツーリングが終わる度にヘルメットの星印が増えて行くので、目標が出来たようで楽しいですよ!。ちょっと子供っぽいかもしれませんが・・・・。
□長距離の走り方

私の経験から考えた長距離を走るためのポイントは以下の通りです。

・ギアを落とす時は、早め早めに落とすこと。切り替えが遅れると足に負担がかかり、長距離では後で効いてきます。 少しでもペダルが重いと思ったら、すぐに切り替えます
・ギアは常に一段軽めにしておきます。足の負担を軽くして回転数でカバーします。一段軽めにすることでピッチが上がり、スピードが上がるのはよくあることです。
・他人の目は気にせず、自分のペースを守ること。肩の力を抜き自分のペースで楽しみましょう。
・無理をしないこと、明日もあります。あせる必要はありません。のんびりとツーリング!。
・サドルの高さ、角度には十分に注意して下さい。輪行によってサドルの高さ、角度が変わってしまうことがあります。長距離を走る場合はちょっとしたずれがダメージを大きくします。少しでもおかしいなと思ったら、早め早めに調整するゆとりを持って下さい。
・荷物は極力減らしましょう。少ない荷物やウェアを組み合わせ/工夫することが大切です(でも絶対に必要な工具等は忘れないでね!)。私は携行品のリストを作っていて、必需品は絶対に忘れないようにしています。少し多めに持って行き、旅先の気候に合わせて余った荷物を宅急便で送り返すという方法もありますし、先に荷物を、旅先の郵便局や宅急便の営業所宛に送って、輪行時の負担を減らすという方法もあります。荷物の量や体力にあわせ、いろいろな方法を組み合わせるのも、旅を長続きさせる方法の一つです。
・デイパックよりサイドバッグを。背中に担ぐデイパックは腰やお尻に負担がかかります。荷物はできるだけ自転車に持ってもらい、負担の少ない姿勢で走ることも、長距離ツーリングのポイントです。
・長距離ツーリングでの最大の悩みがお尻痛でしょう。サドル/ハンドル/ステムの形状、高さ、長さ、角度を変える等、人それぞれの対策があります。私もいろんな工夫をしましたが、レーパンと革サドル、そしてサイドバッグがお尻痛対策のポイントになったようです。今では、ツーリングの途中でお尻が痛くなることはほとんどありません。
・短い距離を重ねて長距離を走るのがベストだと思います。力まかせに強引に突っ走るのではなく、力を抜きリラックスして走るのがポイントです。


□十分なストレッチと休養でツーリングを楽に!

何日間も連続して走ると当然疲れが溜まってきます。「足が痛い」から始まって「膝が痛い」、「尻が痛い」、「首が痛い」、「手が痛い」というのは誰でも経験されることだと思います。人によって差がありますが、私の場合だと3〜4日目が最も辛い(痛い)ようです。私はその痛さ(主に筋肉痛)対策として「ストレッチ」を十ニ分に行うようにしています。風呂上りに足、腰、首、膝、ありとあらゆる所を十分にストレッチして、強張りを解消するようにしています。次第に強張りが解消し、柔軟性が戻ってきます。パワーは戻りませんが、平地を走行するには問題が無い程度には痛みは消えていきます。また、ストレッチでも回復しない痛み/疲れもあるので、バンテリン等の鎮痛剤を携行し、痛い部分に何回も塗り重ねています。

ロング・ツーリングでは必ず天気が崩れる日があるので、そんな日は無理をせず休養日にあてる余裕も持ちたいですね。

それからもう一言、毎日スタートして30分間は無理せず、ウォーミングアップに努めるようにしています。スタート直後に無理をすると、足腰を痛めることが多いですし、脚に疲れが溜まって、踏ん張りが効かなくなります。


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