種子島一周ツーリング2014

Touring Date:2014/5/6〜5/8

はじめに1日目(移動)2日目(北&東岸)3日目(南&西岸)走行ルート標高図走行ルート(GoogleEarthで開く)

はじめに

2泊3日で種子島を一周してきました。灯台探訪を兼ねたツーリングです。

『予想以上に坂が多くて、きつかった』というのが種子島の印象です。宿のご主人も、『この島は形が平べったいので、道も平坦だろうと思って来られるお客さんが多いですが、意外と坂が多いんですよ〜』と教えてくれました。自分でも出発前にGoogleのストリートビューを見て、『以外と、坂が多そうだな』と感じつつも、『まあ、そんなに大したことはないだろう』と高を括っていましたが、走り始めてすぐに甘くないことに気付かされました。途中で抜かれたロードレーサーの兄さんには「旅行ですか。この先は、きっと、きついですよ〜。頑張ってください」と励まされ(嚇かされ)、一時は、最後まで走り切れないのではないかと、不安になるほどでした。

種子島一周ルートは、西之表港以北はほとんど坂、東側ルート(太平洋岸)は一部を除いて坂、最南端の門倉岬も坂、中種子町の西側も坂の繰り返しですが、西側ルート(馬毛島側)は比較的に平坦な部分もあります(全体的には、東側は坂が多く、西側は平坦な部分が多い。また標高差は少ないけれど、アップダウンが多い)。西之表港をスタートし、時計周りで一周したので、最初に最も厳しいアップダウンが続いて、気持ちがめげそうになりましたが、それでも、どうにか粘って走りきることができ、ほっとしています。粘っているうちに平坦な場所が増えてきたので、走り切れたというところですね。

国道58号線を除けば、交通量が少ないので、車に気を使わずに走ることができますし、道ばたに植えられた可憐な花々は、ツーリストの気持ちを癒してくれます。ちょっと残念なのは、西岸ルートの一部を除いて、休憩できる公園などの施設がほとんどなく、またコンビニなども無いことで、休憩場所やトイレ探しには困りました。

5/6(火) 1日目:ほとんど移動日(自宅から種子島の西之表港まで九州新幹線や高速船で輪行し、西之表港から宿まで走行)。走行距離は6.3km。天候は晴れのち曇り

自宅からJR博多駅までタクシーで輪行しましたが、輪行袋に詰めた愛車(走二郎、26HEツーリング)がタクシーのトランクに入らなかったので、後部座席の足もとに置きました。クラウンクラスの車だと、トランクに輪行袋(自転車)が入れられますが、コンフォートクラスだと入りません。無理して押し込んで自転車が壊れると困るので、いつも気を使うところです。

JR博多駅からJR鹿児島中央駅までは九州新幹線で輪行しました。九州新幹線では、車両の最後列の指定席を確保し、座席の後ろに輪行袋(愛車)を保管しました。この席だと、身近に自転車を保管できるので安心です。指定席を確保しておくと、他のお客さんの迷惑にならないよう、ゆっくりと乗車することもできます。

JR鹿児島中央駅から鹿児島本港南埠頭までタクシーで輪行しました。今回もタクシーがコンフォートクラスだったので、後部座席の足もとに輪行袋を乗せました。

鹿児島本港南埠頭に着いたのは、種子島行きの高速船トッピーが出港する約1時間前だったので、十分に余裕を持って指定席を確保することができました(高速船は全席指定)。当日はGW最終日だったので、待合室は多くの人であふれ、出港前には座席も満席になったようです。2階の窓際の席からは、いつかは行きたいと思っている三島村の竹島や硫黄島、そして馬毛島などが見えていましたが、波が穏やかで、快適な船旅でした。なお、自転車を船内に持ち込む時は(輪行袋に詰めていても)、運賃とは別に1,000円/片道の持ち込み料が必要です。

西之表港に上陸し、ゆっくりと走行準備していたら、二人の方から話しかけられました。種子島は、穏やかで人懐っこい方が多いようです。途中でも、お二人の御夫人から「頑張って!」と激励されました。これまで、子供たちから頑張ってと声を掛けられることはありましたが、大人から声を掛けられることは、滅多にありません。種子島ならではでしょうか。

海岸沿いの県道581号線に出て、堤防越しに『西之表港沖防波堤北灯台』を撮影しました。この防波堤灯台は真っ赤なH−2型ロケットをイメージしたデザイン灯台で、種子島ならではのデザインは、その筋ではかなり有名です。

西之表港近辺は、まだ平坦な場所が多いですが、道路は少しずつ上っています。海岸線には白い砂浜が続いていて、道端には可愛い花々(ヒルザキツキミソウヒルガオ、ハイビスカスなど)が咲いています。道路は車が少なくて、気楽に走ることが出来ます。

間もなく、アコウの大木(ガジュマルの木に良く似ています)の門がお出迎えする居酒屋民宿に到着しました。
五右衛門風呂で汗を流し、夜はマスター心尽しの名物料理と生ビール、そして『しま甘露』、『くろ甘露』、『しまむらさき』、『しま安納』などの地焼酎シリーズを堪能しました(でも、久しぶりに、ちょっと飲みすぎたかな?)。そして、明日に備えて早めに就寝。


5/7(水) 2日目:宿〜最北端の喜志鹿崎(灯台)〜東岸を南下しつつ灯台を撮影〜茎永の宿。走行距離は86.2km。天候は晴れのち曇り

出発の準備していると、宿のご主人が『この島は形が平べったいので、道も平坦だろうと思って来られるお客さんが多いですが、意外と坂が多いんですよ〜』と教えてくれました。自分でも出発前にGoogleのストリートビューを見て、『以外と、坂が多そうだな』と思っていたので、『そんな感じですね。のんびり走ります』と言って出発しました。最初に目指したのは最北端の喜志鹿崎で、時計周りに島を一周する予定です。

県道581号線を走り始めてすぐに、宿の御主人の言葉通りだと感じました。道路は交通量が少なくて走りやすいものの、ず〜っと上っています。野木平地区でいったんピークとなり、浦田漁港に向けて下り始めますが、その後も、小さなアップダウンを繰り返しながら喜志鹿崎へ続いていきます。昨夜、焼酎を飲みすぎたのか、やけに喉が乾き、コンディションもいまいちです。

案内板に導かれて左折すると、喜志鹿埼灯台が見えてきます。灯台との撮影を終えて県道581号線に戻る途中、近道しようとして久保田漁港(ほぼ標高0m)まで下りてしまい、急坂を押して県道へ戻る羽目になりました。楽をしようと助平心を出したのが間違いでした・・・。やっと県道に戻ったと思ったら、再度、湊漁港(地区)まで下って行きます。ジェットコースターなみのアップダウンです。この後も、海沿いの集落と集落を繋ぐ県道はアップダウンを繰り返し、平坦な部分はほとんどありません。でも、白い砂浜が続く海岸線(かなり波が高い)や道端の花々は、旅人の目を楽しませてくれます。途中、安納芋で有名な、安納地区も通過しました。

二つ目のピークは種子島ゴルフクラブ付近(宿から約52km)です。ピークから少し下った増田宇宙通信所の先の東屋(増田海軍飛行場跡の入口)で、ちょっと遅めの昼食&休憩(&腰を伸ばしてちょい昼寝)。食事直後の上りは辛いので、上り切ったところで昼食を摂ることにしました。1時間ほど休んだ後は、増田港付近まで一気に下ります。

正面に海が広がってくると増田港です。つかの間、海岸線を走り、中種子町市街に向けて上って行きます。これまで(種子島の北部エリア)は、さとうきび畑やさつまいも畑が広がり、また牛を飼う畜産の家が点在していましたが、この付近から、少しずつ水田が増えてきました。水田の横にさとうきび畑、これまで見たことが無い不思議な風景です。

中種子町市街を過ぎ、次の目的地の熊野海水浴場に向けて、県道75号線を下って行きます。下り坂、最高!なんて呟きながら・・・。熊野海水浴場では、駐車場に自転車を停めて熊野港指向灯を撮影します。熊野海水浴場は、広くて白い砂浜と、沖合に並ぶ奇岩が特徴で、夏になれば海水浴やキャンプのお客さんで賑わうそうです。しばらく休憩し、今日最後の灯台・種子島灯台を目指します。

平山で左折して県道75号線を離れ、平田港に出ました。大崎射場を経て種子島宇宙センターを目指します。種子島名物?のロケット発射関連の施設を眺めながら、種子島灯台を撮影する計画です。

次第にロケット関連の施設が増えてきます。道路わきの建物は玄関や窓が頑丈な鉄枠でガードされ、JAXA(宇宙航空研究開発機構)の名を冠した大きな建物には、ガードマン配置され、厳重な警備体制です。ロケット関連の車も増えてきましたが、道路はアップダウンを繰り返しながら、標高を上げていきます。右の写真は、「ロケットの丘」から大型ロケットの発射設備を眺めて記念撮影したものです。2011年には、鹿児島県の大隅半島の東岸に位置する内之浦のロケット発射関連施設も見ましたが、比べ物にならない位の規模で、すごいです。

やっと種子島灯台が見えてきました。灯台は、ロケット関連施設のゲートのすぐ横から急な坂を上って行きます。この灯台は、種子島では最古参の灯台で、プレートも左横書きですが、堂々とした灯台で、高台からの展望は抜群です。

あとは、茎永まで下って、17時20分に宿に到着しました。距離のわりには、時間がかかった一日で、ちょっと疲れ気味です。


5/8(木) 3日目:宿〜最南端の門倉岬〜西岸を北上しつつ灯台を撮影〜西之表港−輪行して帰宅。走行距離は73km。天候は曇りのち晴れ

いよいよ最終日です。昨夜、宿のご主人から聞いた話では、東岸ルートに比べて西岸ルートは比較的にアップダウンが少ないということでした。嬉しい話ですが、あてにせずに、今日も粘り切るつもりです。昨夜は生ビール1杯に抑え、大腿四頭筋にはたっぷりと抗炎症剤を塗りこんだので、調子は戻っています。でも、天気がいまいちで、今にも雨が落ちてきそうです。

8時前に出発。走り始めると、やはり、小雨がぱらつき始めました。雨具を着るほどでは無いし、雨具を着ても汗で濡れるのは一緒です。アップダウンを2回ほど繰り返すと、門倉岬へ続く上り坂が見えてきました。1.3kmほど上ってピークを左折すると種子島最南端の門倉岬です。この頃には、小雨も上がっていました。

門倉岬には、「種子島最南端の地」石碑、「鉄砲伝来記」石碑、ポルトガル船の碑など、いろいろな石碑が建っていて、観光客も多いようです。県道75号線まで戻ったら、ちょっと下って、もうひとつピークを越え、海岸沿いの大川地区へ下っていきます。

西海岸は東海岸と違って波も穏やかで、遠くに屋久島の島影が見えています。島間の手前で国道58号線に合流し、島間崎まで下りて海岸線に建つ島間埼灯台を撮影しました。灯台へ続く階段には、白いユリの花が咲いていました。

島間の先は海岸沿いに県道588号線を走行します。大牟礼地区で県道588号線を外れ、納官地区を経由して国道58号線を目指しましたが、ここもアップダウンの連続でした。

国道58号線に合流し下りきった星原地区の小さな道の駅「龍星館」でお弁当を買い、海辺の東屋で昼食にしました。これからしばらく、海岸線の平坦な道路が続き、すぐに西之表市に入りました。

途中で住吉岬に寄って、住吉灯台を撮影しました。すぐ横には、車エビの養殖場がありましたが、これまでも熊野海水浴場の近くや屋久津で、同じような施設を見かけました。種子島は車エビの生産地なんですね。住吉まで来れば、西之表港まで残り10kmほどです。高速船の出港には余裕を持って着けそうです。

西之表港に到着して、ハンディGPSレコーダのログを保存しようとしたら、電源が切れていることに気付きました。3日間は電源が持たないようです。後で調べたら、西之表港に到着する直前で電池が無くなったようです。これからは、気をつけないとね。

高速船の座席を予約してから、ゆっくりと輪行準備。最初は、どうなることかと不安になった旅でしたが、今回も無事に走りきることができました。感謝です!。


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