早岐〜長崎(国道202号線/206号線)
Touring Date:2007/5/13

はじめにルートマップ早岐〜小迎小迎〜形上形上〜時津時津〜長崎

 はじめに

早岐から長崎へと続く国道202号線/206号線を走ってきました。

このルートの特徴は、
・早岐から西海橋まではアップダウンが多いが、その後は意外とアップダウンが緩やかになります。
・道路を拡幅する余地が少ない(予算が少ない)ためなのでしょうが、路側帯が狭く(または、ほとんど無い)、自転車にとって走りづらいルートです。すぐ横に交通量の少ない高速道路をつくるより、この一般道を拡幅/整備したほうが、よっぽど利用価値/投資価値があると思います。
・交通量はそれなりにありますが、自動車の交通マナーが比較的に良いので、危険を感じることはありませんんでした。

早岐の観潮橋を起点とした累積距離は以下の通りです。
・西海橋:12.5km
・小迎:14.5km
・バイオパーク入口:26.5km
・形上:31km
・西海:42km
・時津:50km
・長崎駅:60km


 早岐〜小迎(国道202号線)

JR早岐駅から佐世保方面へちょっと遡った「観潮橋」を、このルートのスタートとしました。
というのも、JR早岐駅前の県道248号線(崎岡町早岐線)をそのまま南下すると、あの有名なハウステンボスに着きますが、その先は西海パールラインという有料道路(自転車は通行不可)になってしまうからです。

観潮橋を渡ると、そこに「長崎 60km」という案内板が立っていました、ほぼ下調べ通りの距離です。 長崎に向かって左側に見える早岐瀬戸は、昔はもっと広かったそうですが、江戸時代の干拓事業によって、今のように狭い瀬戸になったそうです。「観潮橋」は、早岐瀬戸(海峡)に架かっている橋であり、今走っているところも針尾島です。 この春に走った瀬戸内の小豆島にはギネスブックにも載っている世界一狭い海峡がありましたが、この早岐瀬戸もその次くらいの海峡?になるのかもしれませんね(もっとも、海峡と呼ぶためにはいろんな定義があるようですが・・・。ウィキペディア(Wikipedia)によると、海峡の狭いものを瀬戸というようです)。

国道202号線はまもなく早岐瀬戸を離れて郊外の風景に変わりますが、路側帯は狭くて路面状態も良好とは言えない道が続きます。次第にアップダウンが増えてきますが、勾配は比較的にゆるやかです。 道端に「浦頭引揚港」という案内板が立っていたのが気になったので、帰って調べたところ、浦頭港には第二次世界大戦のあとに、約140万人の人たちが引き上げてきたそうです。
西海橋を過ぎて道は下り始め、小迎で国道206号線にはいります。

【休憩ポイント】;西海橋公園


 小迎〜形上(国道206号線)

大石まで下ると、海岸沿いの平坦な道になりました。しばらく、島々を眺めながら、のんびりとしたツーリングを楽しみます。

ゆるやかなアップダウンを走り、鳥加橋を渡ると、海岸線としばらくお別れです。間もなく左手に長崎オランダ村(現在は閉鎖中)が見えてきました。大村湾に面した狭い一角に「ハウステンボス」、「長崎オランダ村」、そして「長崎バイオパーク(動物園)」と3つものテーマパークは多すぎるのでしょうね。

旧西彼町役場(西海市西彼総合支所)を過ぎると、長崎バイオパークの分岐点・バイオパーク入口交差点に着きました。私は、ここを左折して県道120号線に入り、大村湾沿いの田島に建つ田島灯台の写真撮影に向かいました(県道120/242号線はアップダウンはあるものの、大村湾沿いののどかな田園風景が広がります)。

国道206号線はこの後、長崎市・形上までゆるやかなアップダウンとなりますが、この区間で標高が一番高いところで30数mといったところです。

【休憩ポイント】
 1.旧長崎オランダ村の先に総合体育館やグランドがあります。
 2.動物が好きな方は、長崎バイオパーク

 形上〜時津(国道206号線)

形上湾沿いに道路が続きます。対岸には尾戸の岬が伸びています。海岸沿いには、いくつものゴルフ場が点在しているようです。

時津に近づくにしたがって、道路は広くなり、道路の両側にいろいろな店舗が続くようになりました。数(十)年前は仕事の関係で、時々この近くまできていましたが、その時の田舎の風景と比べると見違えるような変わりようです。


 時津〜長崎(国道206号線)

時津から長崎市街の区間は、もう完全に街中です。交通量も多いので車や歩行者に注意して走りましょう。