長崎市街から野母崎へ繋がる国道499号線(酷道4989線?)は、車道も歩道も狭く、またバリアフリーの努力も感じられないので、サイクリング/ポタリングには不向きなところです。特別な目的がない限り、走らないほうが良い感じです。
「長崎野母崎自転車道」の案内板です。「長崎野母崎自転車道」はアップダウンが多く、曲がりくねっていて、落ち葉が降り積もっているところも多いので、MTBのほうが向いているかも・・。
長崎で青春時代?を過ごしたこともあって、想い出(良い想い出、それとも苦い・・・?)に浸りながらの走りとなりました。
「長崎野母崎自転車道」は自転車道というより自然歩道といったほうが正解かもしれません。
実際に、すれ違うのは自転車よりも歩行者がはるかに多い状況でした。
でも、サイクリングしながら、森林浴ができるところって少ないかも・・・。
野母半島先端の権現山展望台(標高198m)です。
江戸時代には「野母遠見番所」が置かれ、阿蘭陀船や唐船の入港監視にあたっていたようです。
野母漁港から約2.3kmの急な登りでした。登りの途中で「大立神岩灯台」が遠望できましたが、遠いために写真に撮れなかったのが残念でした。
樺島の先端に建つ「樺島灯台」では「灯台の日(5/10〜18)」が開催されていました。また、見学にきた地元の子供たちやバザー出店のお母さんたちがいっぱいで、日頃にないにぎやかな写真撮影となりました。
ここも約2.8kmの急な登りが待ち受けていました。その後、樺島の市街地?で「オオウナギ」も見物してきました。
脇岬港から為石地区へ向かう県道34号線は、レーシング場(正しくはカートコースです)付近まで約4kmの登りが続きますが、その後は緩やかな下りとなります。
2日目は長崎港旅客ターミナルから「コバルトクイーン2号」に乗って、伊王島へ向いました。目的は島の北端に建つ伊王島灯台です。
「コバルトクイーン2号」はフェリーではないので、車を積むことはできませんが、自転車や125cc以下のバイクは積むことができるようです。自転車の輸送賃は380円と聞きました。島には貸し自転車(2時間300円)もありますが、伊王島灯台へ続く登り坂は変速機の着いていないママチャリではちょっと辛過ぎます。My-bicycleを持ち込んで走りたいところです。
島内には村営バスも走っていました。
伊王島灯台です。案内板には、
「伊王島灯台は慶応2(1866)年、米・英・仏・蘭の4カ国と江戸条約を結んだときに、全国8ヶ所に設置された灯台のひとつです。鉄造洋式灯台は日本では初の貴重な構造物でした。昭和20(1945)年の原爆による爆風で下部鉄製部分がいたんだために改築され、天井のドームのみが往時をしのばせています。昭和46(1971)年に無人灯台となり、自動装置に切り替えられました。灯台記念館は、灯台と同様に英国人技師ブラントンが灯台守の宿所として設計したもので、わが国初の洋風無筋コンクリート造りの建物です。昭和57(1982)年に長崎県の有形文化財に指定され、昭和63(1988)年に灯台記念館として生まれ変わりました。」
と記載されていました。手前下に映っているのが、「伊王島旧灯台基礎石組」で六角形の石組みです。
沖之島天主堂です。案内板には、
「長崎市の大浦天主堂に似たゴシック式の聖堂です。明治4(1871)年及び同23(1890)年に建てられた仮聖堂や本聖堂が、落雷と台風のために改修不能となり、昭和6(1931)年3月に現在の建物が完成し、大天使ミカエル聖堂と名付けられました。平成3(1991)年の大型台風で損傷を受けたため平成4(1992)年に外装修復を行いました。そして、その年の10月から夜間(18:30〜22:00)のライトアップが行われ、夜の伊王島をひときわ美しく演出しています。」
と記載されていました。
小さな島の教会とは思えないくらい、立派な教会でした。
沖之島天主堂の近くの民家の屋根上に建てられた聖人像です。
民家の屋根上に建てられているというのは、非常に珍しいですね。つい、シャッターを押してしまいました。
伊王島の西南端に建つ「大中瀬戸西灯台」です。伊王島の南半分は海岸線をぐる〜っと一周することができます。
長崎港内には、いろいろな船がドックで製造/修理中でした。
あなたが識っている船もきっとありますよ。「あすか」とか「サンフラワー」とか・・・。