宮古諸島ツーリング2009

Touring Date:2009/12/4〜10

はじめに1日目(出発)2日目(宮古島一周)3日目(伊良部島一周)4日目(久米島一周)5日目(沖縄)6日目(座間味島)7日目(久高島一周)

はじめに

一週間、宮古諸島を走ってきました。

まず宮古島へ飛んで宮古島や池間島、来間島、伊良部島、そして下地島を走ったあと沖縄へ移動し、那覇・泊港近くの民宿をベースに久米島や座間味島、そして久高島を走ったり灯台の写真を撮ってきました。それぞれの島はそれほど大きくないので走行距離は少なめでしたが、天候にも恵まれ(暑いくらい)、また昨年のようなトラブルが発生することもなく(昨年のトラブルが頭に引っ掛かっていて、特にペダル周りはしょっちゅうチェックしていましたが・・・)楽しい一週間でした。

主な目的(地)としては、
・宮古島とその近くの島々をMy自転車(走三郎)で走ること。初日はちょっと曇り気味でしたが、2日目以降は天候に恵まれ、キラキラと輝くサンゴ礁の海を眺めながらの走行は、とてもハッピーでした。
・那覇の泊港近くに拠点をおいて、フェリーで久米島、座間味島、久高島へ渡り、サイクリングや灯台撮影を楽しむこと。強い北風も次第に収まり、計画した島々へも無事に渡ることができました。
・沖縄の友人との懇談。楽しい夜になりました。

12/4(金) 自宅〜福岡空港−(飛行機で輪行)−那覇空港経由宮古空港〜宮古島市街の宿 福岡空港から那覇空港経由で宮古空港まで飛行機で輪行。自転車を組み立てて宮古空港を出発したのが17時前で、宮古島市街で道に迷いながらも日が暮れる前に宿に着きました
12/5(土) 宮古島一周 一日かけて時計廻りに宮古島、池間島、来間島を一周しました。最北端の池間島灯台、最東端の平安名埼灯台も写真を撮ってきました。宮古島は比較的に平坦な島で一面のさとうきび畑の中を走り続けました
12/6(日) 宮古島−(フェリー往復)−伊良部島一周〜宮古空港−(飛行機で輪行)−那覇空港〜那覇市街の宿 フェリーで伊良部島へ渡り、伊良部島、下地島を一周したあと、沖縄(那覇)へ移動し、泊港ちかくの民宿に泊りました
12/7(月) 那覇・泊港−(フェリー)−久米島・兼城港〜久米島一周 那覇・泊港からフェリーなはで約4時間かかって久米島へ渡り、久米島を自転車で一周したあと兼城港近くの民宿に泊りました
12/8(火) 久米島・兼城港−(フェリー)−那覇・泊港〜那覇市街ポタリング フェリーで那覇・泊港まで戻り、嘉手納ロータリーまで往復しました。夜は那覇在住の友人と一杯、楽しい時間を過ごしました
12/9(水) 那覇・泊港−(フェリー往復)−座間味港 フェリーで座間味島まで往復し、灯台を撮影しました。日差しが強くなって頭皮が焼け焦げそうに暑かった〜!
12/10(木) 那覇市街−(フェリー往復)−久高島一周〜那覇空港−(飛行機で輪行)〜福岡空港〜自宅 フェリーで久高島へ渡り、島を一周しながら灯台を撮影し、那覇まで戻って福岡行きの飛行機に乗りました。那覇は夏日まで気温が上昇し、熱射病の危機!!


2009/12/4(金) 1日目:自宅〜福岡空港−(飛行機で輪行)−那覇空港経由宮古空港〜宮古島市街の宿。走行距離は8.2km。天候は曇り時々晴れ

今年もH.I.Sの宮古島フリーパックを利用して宮古島へ飛び、周辺の島々(池間島、来間島、伊良部島、下地島)を自転車で走り回って灯台を撮影した後、那覇へ移動し、泊港近くの宿をベースにして、島々(久米島、座間味島、久高島)へ渡り、自転車で一周したり、灯台の写真を撮影します。この時期は観光客が最も少ないので、安価に旅を楽しむことができるし、また気温も暑すぎず、寒すぎずでツーリングには最適です。
今回は、13時過ぎに福岡空港を発ったので、沖縄・那覇空港を経て宮古空港に着いたのは16時半前、それから輪行してきた自転車を丁寧に組み立ててリア・キャリアを組み付け、リア・サイドバッグ取り付けて走行準備を終えたのが17時前でした。
走りだしてすぐに気付いたのは、道路の素晴らしさ。広くきれいな道路と歩道、それも道路と歩道に段差の無い道が、ずっと続いていました。それでも、平良市街に入ると道路は狭くて、分かりにくくなりました。道に迷いながら、あちこち走り回って、道を聞くと観光客ばかり・・・。フリーパックにセットになったホテルに到着したのは17時半過ぎでしたが、まずは無事に走り始めることができて、一安心です。

今回、初めて携行したのがカメラ用の小型三脚で、この写真も、その三脚にカメラをセットして撮影しました。

ところが、島々はどこも風が強くて、小型の三脚ではカメラごと倒れそうになるので、なかなか使う機会がありませんでした。自分を入れた写真を撮ろうと期待していただけに、ちょっと、残念!。別の機会に活用しましょうね〜。

ホテルの部屋は平良港を見下ろすロケで展望は抜群、伊良部島の灯りも見えていました。


2009/12/5(土) 2日目:愛車・走三郎で宮古島を一周、走行距離は107km。天候は曇りのち晴れ、最高気温は22℃。   宮古島一周走行ルート

2日目は、ちょっと寝坊してしまって(久々のツーリングで興奮気味だったのでしょうかね?)、ばたばたとバイキング式の朝食を摂った後、出発したのが8時半近くになってしまいました。ちょっと曇り気味(暗い)ですが、本土と比べて日の出が遅いせいもあるのかな?。

平良市街を抜けて県道83号線(保良西里線)に入ると、次第に晴れ間が広がってきましたが、北風が強くなってきました(もろ向い風)。県道83号線を離れて県道230号線(池間大浦線)に入り、養護学校前を左折て西海岸沿いの農道に入ると、道の両側に広がるのはさとうきび畑ばかりです。収穫期を迎えたと思われるさとうきびの茎は、つややかな赤紫色で、とても美味しそうです。 時折り、畑で働く人の姿を見かけますが、すれ違う車はほとんどありません。こういう環境のなかで自然と口ずさむのは、ざわわ、ざわわ、ざわわ、風が通り抜けるだけ・・・。

狩俣で県道230号線に戻ると、行く手に時折、池間島灯台の頂部が見えるようになりました。池間大橋の手前では「雪塩製塩所」を案内する看板が立っていました。昨年、石垣島へ行った時に買って帰った美味しい塩のひとつが「雪塩」でしたが、宮古島産だったんですね〜。「雪塩製塩所」は見学もできるらしいですよ。
宮古島と池間島を「世渡橋」と「池間大橋」が結んでいますが、牛ちゃんは「世渡橋」を「よわたりばし」と読んでしまいました。「せどばし」と読むのが正解らしいですが、「よわたりばし」のほうが面白いよね〜・・・。ついつい写真まで撮ってしまいました。

全長1,425mの「池間大橋」は1992年2月に開通したそうですが、1995年3月に来間大橋に抜かれるまでは、沖縄県内最長の橋だったそうです。時折、東側のサンゴ礁群の中に建つ「フデ岩灯台」が白く、小さく見えていますが、携行していたカメラにはまず写らないので、走りながらもっと良く見える場所をさがします。

橋を渡る間もかなり強い北東の風が吹いて、時折、自転車ごと煽られそうになります。
西平安名崎には風力発電用の大きな塔が建っていて、プロペラが元気よく回っていますが、この風だとかなり発電できるんだろうね。
池間島を時計回りに走っていくと、島の最北端に「池間島灯台」が見えてきます。灯高も33mあるので、かなり遠くからでも灯台の頂部が見えていました。

灯台も観光ポイントのひとつのようで、私が写真撮影している間も、数台のレンタカーが停まって、記念撮影して行きました。宮古島観光では最北端の池間島灯台と最東端の平安名埼灯台は外せないんでしょうね。 灯台の北側にも、きれいなサンゴ礁の海が広がっていて、強い北風に煽られ一面に白波が立っていました。

池間島の東側にも、さとうきび畑が広がっていました。池間島の東側にはサンゴ礁群が広がっていますが、その海は七色に輝いて、沖縄のなかでも最高に美しいと評判だそうです。残念ながら、その頃はどんよりとした曇り空で、その美しさに触れることはできませんでした・・・。
池間島からの復路は、狩俣の集落を抜けたあと東海岸まで下りました。エビの養殖場を左に見て走っていると、「ばたらず橋」の右手にマングローブの林が見え、案内板にしたがって右折し、さとうきび畑の中を抜けていくと「マングローブ遊歩道」(左の写真)に着きました。

「マングローブ遊歩道」を自転車を押していくと、すでに成木になって林を形成している木々、そして根付いたばかりの小さな幼木も生えていて、すごく興味深かったのですが、この後はひんぱんにマングローブ林が出てくるので、次第に興味が薄れてきました・・・。

県道230号線(池間大浦線)の東側に並行して続く「バタラス農免農道」は広い車道/歩道がまっすぐに続く素晴らしい道路で、交通量を考えると本当にこんな素晴らしい道路が必要なのかな?と不思議に思ったり、メンテナンスする費用は大丈夫かな?と心配したり・・・。宮古島は、国道にしろ、県道にしろ、農道にしろ、非常にすごい道路が続くので、驚くばかりです。
島尻地区に入ると、これまでの「さとうきび畑」に加え、牧畜用の牛舎や牧草地が増えてきて、牛舎の糞の匂いが風に乗って漂ってきます。
県道83号線(保良西里線)に入ると、少しづつアップダウンが増えてきます。特に、西原地区から福山地区までのあいだ、そして小島地区から与那浜崎のあいだには、少し長めの坂がありました。それ以外は、きれいで広く、交通量も少ないので、快適なツーリング/サイクリングを楽しむことができます。

県道83号線を離れて東平安名崎を走ると、左右にサンゴ礁の海が広がり、前方の灯台が少しづつ大きくなってきました。平安名埼灯台は見学ができる灯台のひとつですが、丁度この日に見学者が50万人を達成したそうで、記念品が贈られたというニュースがその夜のTVで流れていました。そういえば、牛ちゃんが灯台に着いたときに海上保安庁の制服を着た人がいたんだよね、あれがそうだんたんだね〜。

腹が減ったのに東平安名崎では食堂がみつからず、エネルギー切れでへろへろになって「イムギャー」に着いた時には13時47分になっていました。あなたもこの付近を走る時は注意してね。
【宮古島の特徴】
宮古島は、全体が概ね平坦で低い台地状になっていますが、北西から南東に走る丘陵が数列並んでいて、これらの丘陵の北東側にやや急な崖があります。
そのため、島の北部(池間島〜大浦)はほぼ平坦、島の東部(大浦〜東平安名崎)はややアップダウンがあり、島の南部(東平安名崎〜宮国(ドイツ文化村あたり)はゆるやかなアップダウンの繰り返し、島の西部はほぼ平坦です。また平良市街はちょっと高台にあるので、平良港との間には坂があります。

どこも道路はきれいで(すごくて)、普通に一周して100km強、海岸沿いを丁寧にトレースすると130km強というところです。
宮古島の南西に位置する来間島には、1995年3月に開通した全長1,690mの「来間大橋」が宮古島との間に架かっています。国内で一番長い橋は沖縄本土にあり、宮古島に2番目(来間大橋)と3番目(池間大橋)の橋があるそうです。すごいですね。

【来間島の特徴】
来間大橋(もちろん無料ですが、沖縄県の一級農道らしいです)を渡り切って急坂を登ると、島一周道路があります。来間島は北東部が高く、南西部が低くなっていて、島一面に「さとうきび」や「かぼちゃ」(最近は「さとうきび」(島の人は単に「きび」と呼びます)に代わって、年に何回も収穫できる「かぼちゃ」が増えているそうで、本土にも出荷されているそうですよ)の段々畑が広がっています。それぞれの畑は防風林に囲まれていて、日常的な風の強さを感じさせます。東部の展望台から眺める来間大橋や前浜のサンゴ礁は素敵でしたよ。
これは何の花かわかりますか?。本土の方はほとんど分からないでしょうね。これは、なんと、サツマイモの花です。

正しくは「カンダバー」(葉かずら)といい、サツマイモの一種だそうです。大きなイモが実る品種の葉は、えぐみが強かったり、固かったりして、あまりおいしくないそうで、この「カンダバー」は地中のイモが大きくならない葉を食べる種類だそうです。

とは言っても、畑で育っている姿は「サツマイモ」そのものなので、初めて見た時はびっくりしました。でも、沖縄の友人に聞くと、サツマイモに花が咲くのは常識だそうで、本土では咲かないの?と逆に聞き返されてしまいました。ネットで調べたところ、本土でもまれに花が咲くことはあるらしいのですが、「サツマイモ」は昼間の時間が11時間より短くなると花が咲く短日植物らしく、昼間の時間が短くなっても気温が下がらない(茎や葉が枯れてしまわない)場所だけで花を見ることができるのだそうです。

本土でも、温室で栽培すれば可愛い花を見ることができるかもしれませんね。


2009/12/6(日) 3日目:フェリーで伊良部島まで往復し、そのあと飛行機で那覇へ。走行距離は63.6km。天候は晴れ、最高気温は21.7℃。

3日目は、まずフェリーで伊良部島へ渡りました。天候は晴れで、まだ風が残っていますが、まずまずのツーリング日和です。平良港のフェリー発着所近くには、コンテナを店にした鮮魚売り場が複数開かれていて、近海で採れる新鮮な魚介類が販売されていました。旅人にとっては、なかなか利用しずらいところですが、自炊する場合は便利かもしれませんね。

宮古島から伊良部島へは、フェリー会社が2社、そして普通(速度)のフェリーと高速フェリーが運航しています。伊良部島の佐良浜港までの所要時間は普通のフェリーで25分、高速フェリーでは20分で、運賃はほとんど同じでした。
【伊良部島の特徴】
伊良部島も宮古島や来島と同じように、北東側の標高が高く、南西側が低くなっています。佐良浜港は島の東側に位置するので、走り始めると最初に急坂が待ち受けていました。
急坂を登り切って左折し、島一周道路を時計廻りに走り始めました。最初に、沖縄独特のお墓群が道路の両側に広がり、次第にさとうきび畑に変わって、しばらくは平坦な道が続きました。沖縄のお墓はどれも海の方を向いているように思えましたが、そういう決まりがあるんでしょうかね。
急坂を下って島の南側に来ると、道の両側にさとうきび畑とかぼちゃ畑が広がっていました。でも、さとうきび畑は別としても、これだけ広いかぼちゃ畑を見るのは初めてです。さとうきびと違って、かぼちゃは手が掛りますが、この時も花の受粉作業のため、あちこちの畑で人影が見られました。花の受粉作業は腰を曲げての作業なので、これだけ広い畑だと腰が痛くなってたまらないだろうな〜。
宮古島との間に伊良部大橋(仮称)が架設中でした。完成すると日本一長い橋になるそうですが、これもすごいですね。
【下地島の特徴】
伊良部島の西側には下地島があり、ふたつの島はいくつもの短い橋で繋がっていますが、その間にはマングローブ林が広がっています。
下地島はほとんど平坦な島で、島の西部にある下地島空港以外は、ほとんどがさとうきび畑とかぼちゃ畑で、島の中央西端には島で唯一の観光地と言っていい「通り池」があります。

写真は下地島空港でタッチ&ゴーの訓練を繰り返すJAL機ですが、下地島空港は定期便の就航が無いため、実質的に民間パイロット専用の訓練空港となっているそうです。この日も、JALとANAがタッチ&ゴーの訓練を繰り返していましたが、それをたくさんの観光客がず〜っと眺めていました。ずっと眺めていても結構飽きないものですね〜。
伊良部港に戻って北西岸を走り続けると、道は次第に上り坂になっていきます。島の最北端で折り返し、東岸を南下すると道路は上り気味なアップダウンの繰り返しになり、途中には展望台もありました。

写真は、宮古島の平良港と伊良部島の佐良浜港を結ぶ「フェリーゆうむつ」です。この日は風が強かったせいか、フェリーから降りてくる車に、船員さんが水シャワーを掛けてあげていました。これまで、シャワーの設備が準備されていることを含めて、このような光景を見たのは初めてですが、このサービス精神には感激しました。それだけ日頃から波が高い証拠なのかもしれませんね。

平良港に戻り、市街の観光スポット(人頭税石ほか)を巡ったあと、宮古空港から沖縄・那覇空港へ飛びました。
那覇空港に着いたのは17時半過ぎでした。手荷物として預けていた自転車やサイドバッグを受け取り、走行準備を完了したのが18時過ぎでした。今回は、特に久々の夜間走行にむけてヘッドライトを取り付け、リア・フラッシュも点滅させて走り始めました。

宮古島と違って通勤渋滞する那覇市内を慎重に抜け、泊港でフェリーのチケット売り場と乗船場所を確認して宿に着くと、もう19時になっていました。普通の宿だとフロントとか受付がありますが、この宿はアパートみたいな部屋が並んでいるだけです。どう探してもフロントとか受付が見当たらないので、室内から子供の声がする部屋をノックして訊ねると、この宿は長期滞在者が多く、管理人は常駐していないようです。連絡先に電話して管理人が到着するまで10数分、どうにか部屋に入ることができました。お願いして愛車も部屋に入れましたが、その様子が左の写真です。旅に出るといろいろな宿がありますが、受付が無かったのは初めてですね。ま〜、安いので(1泊素泊り2千円、一応TVや冷蔵庫、エアコン付き)仕方ないかな〜。

共同のシャワーを浴びて洗濯し、近くのコンビニで買ったオリオンビールや泡盛でひとり乾杯した後は寝るだけです。


2009/12/7(月) 4日目:那覇・泊港からフェリーで久米島へ渡って自転車で一周。走行距離は45km。天候は晴れ、最高気温は22.5℃。   久米島一周走行ルート

那覇・泊港から久米島へは、「フェリーなは」や「ニューくめしま」 で約4時間、日に2便が通っていて、泊港を8時半と14時に出航します。運賃は2等片道で3,000円、往復だと5,700円になって、ちょっぴり割安です。自転車は片道1,050円で往復運賃はないようですが、チケットは泊ふ頭ターミナル「とまりん」1階中央の乗船券売り場で購入できます。片道4時間の長旅なので、時間に余裕があれば早めにチケットを購入して乗船し、休憩/昼寝スペースを確保すれば、より快適に過ごすことができますよ。

フェリーは途中で渡名喜島に寄港しますが、渡名喜島には飛行場がなくて船便が唯一の交通手段のためか、渡名喜港で降りる乗客が多く、その後は船内もずっと静かになりました。写真は久米島の西岸に位置する兼城港で、14時半すぎに到着しました。
兼城港の近くに予約している民宿の場所を確認した後、時計廻りに島一周をスタート。天候は晴れ、今日もやや強い北寄りの風が吹いています。兼城港から久米島空港まで海沿いの県道245号線(久米島一周線)を走りました。道路はほぼ平坦ですが、田舎らしい、ややくたびれた道が続きます。

久米島空港の周囲は道路がきれいに整備されています。空港前は松並木(ナガタケ松並)を走りましたが、古くて大きい松は数えるほどで、丈の低い松並がほとんどです。枯れた松を植えかえているんでしょうね。道を左折して、県道245号線に戻ります。

地図(沖縄の道路地図をカラーコピーして持ってきました)を頼りに狭くて曲がりくねった道を走ると、さとうきび畑のむこうに久米島灯台の塔頂部が見えてきました。
さとうきび畑のなかに建つ久米島灯台です。久米島にはハブが生息しているからでしょうか、灯台敷地の周囲はきれいに雑草が刈り取られていましたが、灯台の写真を撮る時も、草むらには入り込まないよう慎重に足場を決めます。写真の構図が限られてしまいますが、ま〜ハブに咬まれるよりはね。

灯台を後にしてしばらく、さとうきび畑の中を走って県道245号線に戻り、そこから県道242号線(宇根仲泊線)に合流するまではちょっとした上り坂です。ゆるやかな上り坂を走っていくと、右手(山側)に「久米仙酒造」の看板がありました。あっ、そうか、ここは久米島だ、久米仙の産地だ〜と妙に納得しました。
県道245号線(久米島一周線)は比屋定(ひやじょう)小学校の先から上り坂が始まり、比屋定バンタの先まで続いていました。比屋定バンタでちょっと休憩し、海抜200mの断崖絶壁から海を眺めると、東側に「ハテノ浜」の長〜い、息をのむように鮮やかで美しいサンゴ礁の海が続き、そのず〜っと先には渡名喜島(となき)島も見えています。わ〜、すごいな〜、目を見張るほどの美しさで、眺めていても飽きません。

比屋定バンタから仲里まで一気の下りです。
島の東部に位置する仲里から島の南端の島尻までは海岸沿いの平坦な道路が続きます。島尻崎の先端をまわる道路は急坂が続きますが、公社牧場の西側は特に勾配が急で、私も耐えきれずに自転車から降りて押しました。島尻崎先端を一周して島尻まで戻ってくると、いよいよここから儀間までの山岳?ルートが始まります。

南側ルートのピークは「アーラ岳」の北側で標高が約200mですから、ちょうと比屋定バンタと同じくらいの標高です。久米島一周では「比屋定バンタ」と「アーラ岳」の北側でふたつのピークがあるということですね。島尻からの上り始めは急坂ですが、すぐにゆるやかな坂となり、アーラ岳北側のピークまでおだやかな上り坂が続いていました。
ピークを過ぎて下り始めると、兼城港近くの市街を遠望できるようになります。市街は海岸沿いに川を挟んでふたつの集落で構成されていますが、坂を下りきってすぐの儀間地区には昔ながらの沖縄風民家が細い路地の両側に続いていました。

しばらくポタポタしながら見物した後、宿に着いたのが17時前で、本日の走行距離は51.2km、久米島一周は50km弱というところですが、比屋定バンタ前後のアップダウンが予想以上にきつく、南部山岳?地帯のアップダウンが予想に反して緩やかな印象でした。

この日の宿は兼城港近くの民宿で、1泊朝食付きで3,000円でしたが、ゆっくりと風呂に浸かることができましたよ。


2009/12/8(火) 5日目:久米島・兼城港からフェリーで那覇へ戻り、那覇市街をポタリング。走行距離は51.2km。天候は晴れ、最高気温は22.9℃

沖縄・泊港へ向かうフェリーの出港時間が8時半なので、ゆっくりと、たっぷりと朝食を摂って宿を出ました。今日も晴れ、これまでの強風はかなり収まってきたようです。
乗船する前に兼城港に停泊する「フェリーなは」を撮影し、乗船後は畳の休憩スペースを確保した後、船上から久米島の写真を撮って出港を待ちました。

船上からも、島の中央の山上には航空自衛隊の丸いレーダー、分屯基地、そして古い城壁跡(宇江城址)が見えます。後で聞いた話ですが、久米島は海外貿易の中継基地として栄えていて、その財をまもるためいくつもの城が海岸や山頂に築かれたのだそうです。また、久米島は他の島々と違い土壌が豊かで稲作ができたため、比較的に豊かな暮らしができていたそうです。山上までは舗装道路が続いているようですが、ハブも多いそうなので注意が必要です。

フェリーは定刻に出港しました。
船上から眺める南部山岳?地帯で、中央の山が「アーラ岳」です。久米島一周道路は「アーラ岳」の向こう側を通っています。
南部山岳?地帯を西側、東側から見ると、山腹に電柱が点々と立っていますが、久米島一周道路はその下に続いています。桜の木々が道端に植えられていましたが、桜の季節は良いでしょうね。

久米島から離れるにつれて、渡名喜島が大きくなってきます。
那覇・泊港に停泊するフェリー群です。沖縄本島と離島を結ぶ旅客船やフェリーが集まっています。明日は「フェリーざまみ」に乗って座間味島まで往復する予定です。

泊港に着いたのが12時半、明日の座間味島行きフェリーの出港時間を再確認した後、とまりん1階の沖縄料理店で「宮古そば定食」を食べました。宮古島以来、昼食はほとんど宮古そば/沖縄そばです。一度「山羊そば」を食べましたが、ちょっと癖があって、骨付き肉を少し残してしまいました。

昼食の後は、国道58号線を嘉手納ロータリーまで走り、復路は国道330号線で引き返そうとしましたが、分岐点を間違えて国道58号線に戻ってしまいました。夜は、那覇在住の友人と久々に懇談し、オリオンビール、久米仙に酔って、熟睡です。


2009/12/9(水) 6日目:座間味島往復。天候は晴れ、最高気温は24.8℃、ほとんど夏日。

今日は「フェリーざまみ」に乗って座間味島まで往復し、ルートの船上から見える灯台を撮影します。座間味島に上陸している時間は2時間弱なので、灯台を撮影するほかに自転車で走り回る余裕はなく、走三郎は宿で留守番です。

「フェリーざまみ」の出港時間は10時なので、ゆっくりと宿を出ました。とまりん(泊ふ頭ターミナル)で往復チケット(4,030円)を買い、ちょと早めに乗船し出港を待ちましたが、「フェリーざまみ」の船内はすごくきれいです。

泊港の防波堤をでると、すでに慶良間列島の島影が見えています。今日は風も収まってすごく波が穏やかで、屋上のデッキに出ると日差しが暑いくらいです。フェリーは久米島行きと同じルートを進み、渡嘉敷島と座間味島の間に船首を向けました。

「フェリーざまみ」は途中で阿嘉島に寄港しましたが、阿嘉港の近くには大きな橋が架かっていて、スキューバダイビングの客を乗せた船が出ていきます。

12時ちょっと過ぎに座間味港に着き、一番に船を降りた牛ちゃんは灯台を撮影するため海岸沿いの道を歩き始めました。座間味島は「くじらのくる島」を売り物にして島起こしをしているようで、島のあちらこちらに(港の海中にまで・・・)鯨のモニュメントがありました。

「宇論の崎」まで歩き「嘉比島」に建つ「嘉比島灯台」を撮影しましたが、宇論の崎には海を渡って恋人(恋犬)に会いに行ったという有名な犬の相手役「マリリン」の銅像が立っていました。なるほどこれが、あの有名な犬のね〜!。港へ戻る道では、すでに日差しが強くなっていて、頭皮が焼け焦げそうになり、帽子をかぶってこなかったことを後悔し始めました。
船の出港まで島を散策しましたが、最初に見つけたのが港の近くに建っている、この「太平洋戦争沖縄戦上陸第一歩之地」の碑です。米軍が沖縄本島上陸に向け、その補給基地とするために、ここ座間味島、阿嘉島、慶留間島、外地島、そして現在は無人島となっている屋嘉比島を最初に攻撃し、上陸したそうです。

その後も、港近くの細い路地を散策しましたが、次第に日差しが強く、耐えきれなくなって、日陰を探して歩くはめに・・・、このままだと熱射病/日射病になるかもしれない。こうなると早めにフェリーターミナルに戻り、日陰で休憩したいという要望だけ。急いで港へ戻りました。

14時の定時に出港したフェリーで那覇・泊港へ戻りましたが、波もなくて穏やかな航海でした。
この日(12月9日)はさとうきびの製糖工場が稼働を開始したとTVで放映していました。今回のお土産は「多良間黒糖」と「雪塩ちんすこう」にしましたが、この時期に黒糖を作り始めるんですね。


2009/12/10(木) 7日目:久高島へ渡り一周した後、飛行機で輪行し福岡へ戻る。走行距離は61.6km天候は晴れ、最高気温は25.6℃、なんと夏日。

阿座間港のフェリーターミナルです。

那覇市内の宿を8時前にチェックアウトし(部屋の鍵をキーボックスに返却するだけ)、泊高橋から旭橋まで国道58号線、旭橋から与那原まで国道329号線(国道507号線)、与那原から阿座間港まで国道331号線を走ってきました。最初は広い路側帯もありましたが、途中から路側帯がなくなり、通勤渋滞の車のなかで車道を追われて歩道を走る場面もありました。そのうえ、軽い通り雨もあってちょっと不安な出だしでしたが、阿座間港に着くころには晴れ上がっていました(まっだまだ晴れ男は健在です!)。ここまで35.2km、港に着いたのが9時15分で、フェリーの出港時間10時に間に合うよう余裕をもって出発しましたが、予定通りでした。
阿座間港と久高島・徳仁港を約20分で結ぶ「フェリーくだか」です。小さくて可愛いフェリーです。波止場には海上タクシーもあったので、フェリーに間に合わなかった場合は利用できるのでしょうね。久高島までの運賃は大人往復1,240円、自転車往復400円、合計1,640円でした。船員のおじさんはスリッパ履きでのんびりしたもんです。少しずつ乗客が増えてきましたが、最終的には7名(ほとんどが観光客)でした。

久高島が見えていますが、ほんとうに平べったい島です。船が着く徳仁港はサンゴ礁に囲まれた港で、透き通って海は港らしくない美しさでした。
沖縄でも珍しい石畳とサンゴ礁の石垣の組み合わせです。サンゴ礁の石垣は、いろいろな場所(島)で見かけますが、道路に敷かれたものは初めてです。集落の一部だけに敷かれていましたが、石垣と合わさるとなかなか風情がありますね。

久高島の家々は徳仁港の近くに集まっているようですが、そのなかで見つけました。「お年寄りが多いので注意してください」という案内板が掲示されていましたが、おだやかな風景は心を和ませてくれます。
名物「海ぶどう丼」です。徳仁港近くの食堂で頂きました。

ご飯に「海ぶどう」をたっぷりと乗せ、さらにその上に「かじきまぐろ」の刺身4切れ、そして「たこ」(ひょっとしたら貝?)の小さな切り身がのったものに、甘酸っぱいタレ(海ぶどうのタレ)をかけたもので、沖縄そば(小)と大根/ニンジンの酢のものがついて1,000円でした。この甘酸っぱいたれは「海ぶどう」とは合うのでしょうが、ご飯との相性はいまいちだと感じました。ま〜、美味しさというのは個人の感性/味覚によるものが大きいので、一概には言えないでしょうが、私の好みとしては、もっとあっさりした、例えば「わざび醤油」のようなものが合うような気がします。でも、それでは沖縄らしさが消えてしまうのかもしれませんね・・・。
「フェリーくだか」の船上から撮影した久高島灯台です。写真中央が久高島灯台ですが、灯台は島の中でもちょっと高台の場所に建っているので、島全体がいかに平べったいかわかると思います。

阿座間港に着いたのが13時半、この後は那覇空港まで今回のラストランですが、時間には十分余裕があるので、ゆっくりと楽しみながら走ります。途中でフィットネスパンツを脱ぎ、下はレーパンだけになりました(そうしないと脚がオーバーヒートしてしまいます)。

那覇空港に着いたのが15時、輪行の準備して航空会社のカウンターへ向かいましたが、那覇空港は受付カウンターが3階、出発カウンターが2階なので輪行バッグやサイドバッグを抱えて3階へ行くのは大変!。やっぱり受付カウンターは1階にして欲しいですね。また、この12月から飛行機の機内へ持ち込める荷物のサイズが厳格にチェックされるようになったので、手荷物預けのコーナーは大混雑ですよ。


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