九州の自転車情報・なんでんかんでん!

Last Update:2011/4/24


山川−根占フェリーが運航を再開鹿児島県南大隅町のホームページ
薩摩半島と大隅半島の南端を結ぶ山川・根占航路につきましては、平成22年2月末をもって運航が休止され、皆様にご迷惑をおかけしていましたが、平成23年3月1日から、なんきゅう2号(19トン)で運航を開始することになりました。
なお、夏頃には新たな船舶により、本格運航を開始する予定です。是非ご利用ください。

当面、4往復/日の運航が予定されているようですが、GW期間中は5往復/日に増便されるようです。

「海の国道」途切れる 山川−根占フェリーが運航を休止 (南日本新聞/2010.3.1)
官民協同で運航してきた指宿市山川と南大隅町根占を結ぶフェリー「ぶーげんびりあ」は28日で、運航を休止した。最終日は多くの家族連れらも記念に乗船し、“海の国道”が途切れるのを惜しんだ。

同フェリーの山川営業所によると、同日の乗客は通常の日曜日より多め。根占から乗船した山川のトラック運転手さんは、志布志発着のフェリーも使い静岡県焼津市まで往復した帰り。「かつお節などを運ぶため月4往復ほど使ってきた航路。なくなれば志布志まで陸路。1〜2時間長くなり、フェリー代と比較し燃料代も高くなる」と、早期再開を望んだ。
最終便は午後6時前、乗客45人、車9台などを乗せて山川港に到着。見届けようと住民らが駆けつけ、船長と記念撮影する人もいた。運航してきた鹿児島交通は3月1〜14日、両港の営業所で未使用回数券の払い戻しを受け付ける。有効期限(2カ月)内の表紙付きが対象。

同航路は2006年11月、県と指宿市、南大隅町、岩崎グループの4者による官民協同で運航を開始。しかし、岩崎側が赤字などを理由に離脱を表明し、2月末での航路休止を運輸局に届け出た。行政側は早期の航路再開を目指している。

ブルートレイン「なは」、ライダー宿に“転身”/鹿児島県・阿久根 (西日本新聞/2009.1.26)
ブルートレインの愛称で親しまれた寝台特急車両が、ライダー向け簡易宿泊施設に生まれ変わり25日、阿久根市の肥薩おれんじ鉄道阿久根駅前にオープンした。運営する特定非営利活動法人(NPO法人)「Big up(ビゴップ)」などの約30人が神事や鏡割りなど行い、北薩の情報発信・交流拠点への飛躍を祈った。 昨年3月、JRを引退した寝台特急「なは」の車両2両を改装した「あくねツーリングSTAYtion」は、国が事業費2,000万円の半分を助成する地方再生プロジェクトの一つ。駅敷地北側に設置、バイク約20台を収容できる専用車庫も完備している。

宿泊用車両は2人部屋が11室、もう1両は交流スペースとして使う。二輪や徒歩の旅行者が一泊1人1,500円、市民ら体験観光利用者は同2,000円(小学生以下半額)。年間2,000人の利用を目指す。 25日現在、13人の予約があるという。大友恵子ビゴップ理事長(44)は「ボランティアなど多くの人に支えられ、開業できたことに感謝している。観光情報発信や幅広い交流の拠点施設となるよう市民とともに育てていく」と意欲を語り、事業支援募金への協力も呼び掛けた。ビゴップ=0996-73-1070

佐多岬ロードパークが4月26日から無料通行 いわさきが町へ寄付 (南日本新聞/2007.4.20)
いわさきコーポレーション(鹿児島市、岩崎芳太郎社長)は、自動車専用有料道路「佐多岬ロードパーク」を25日廃止し、26日付で南大隅町に寄付することを決めた。同町は町道に認定する予定で、同日から無料で人も車も通行できるようになる。

廃止するのは、第1料金所から終点のロードパーク駐車場までの8.2キロ。うち第1料金所から第2料金所までの6キロを寄付する。第2料金所から先の2.2キロと終点の駐車場から先は、佐多岬展望公園として入園料300円。これまでロードパークの通行料は1,000円。展望台までの遊歩道は100円必要だった(佐多岬ロードパークについては、第1ゲートから第2ゲートまでが南大隅町の町道となり、第2ゲートからは、公園としての入園料が必要となった。また、第1ゲートから駐車場まで、徒歩・自転車での通行も可能となった)。 いわさき側は3月6日に有料道路廃止を国へ申請、4月18日付で許可された。5月の大型連休に間に合うよう準備を進めていたという。

いわさき側は2003年、経営難を理由にロードパーク休業を打ち出していたが、重要な観光資源であることや一部生活道路として利用されていることから地元が休業の延期を要請。2005年3月、当時の佐多町が県などから周辺の土地を取得し同社に譲渡、同社がロードパークの一部を譲ることなどを確認していた。  税所篤朗南大隅町長は「合併前からの念願がかない大変ありがたい。佐多岬は日本の大事な観光資源。今後もいわさき側と協力しながら観光PRに努めたい」と話した。

熊本〜宮地間をサイクルトレインが走る(投稿者:DENCHIクン) (2006.7.27)

熊本〜宮地間をサイクルトレインが走るようになりました。
1日1往復で、熊本10時11分発、宮地12時28分着と宮地15時37分発、熊本17時21分着です。熊本駅と宮地駅以外では自転車の積み下ろしはできません。 「日本初の自転車固定装置10台分設置」ということですので、話のタネに乗ってみるのも良いかもしれません。

数年前からサイクルトレインの実験をやっていて、私も2回ほど利用したことがあります。それが実を結んだのは嬉しいことです。

九州駅弁ランキングで八代の「鮎屋三代」がV2 (西日本新聞/2006.2.23)

JR九州は、九州の駅弁五十種類を対象にアンケート調査をした「第2回九州の駅弁ランキング」の結果をまとめた。 1月末までの4ヶ月間に、はがきやインターネットで1,318件の回答が寄せられ、1位には新八代駅などで買える「鮎屋三代」が2年連続で選ばれた。 「鮎屋三代」は、2004年3月の九州新幹線鹿児島ルート部分開業を機にアユ加工卸の頼藤商店(熊本県八代市)が製造を始めた“新顔”ながら、川辺川や球磨川で取れた天然アユのほんのり甘い甘露煮が好評だった。 2位は前回3位の「えびめし」(出水駅)で、不知火海産のエビが人気。3位は前回4位の「百年の旅物語『かれい川』」(嘉例川駅)だった。

貴方も九州ツーリングの途中で九州の駅弁を楽しんでみませんか?。

山川〜根占航路が復活 3年ぶり −薩摩、大隈の交流期待− (西日本新聞/2005.12.02)

鹿児島県の薩摩、大隈両半島の南端部をフェリーで結ぶ「山川〜根占航路」が1日、3年ぶりに復活した。同県山川、南大隈両町をつなぐ同航路の再開によって、観光の回遊性向上が期待できそうだ。

同航路は、岩崎グループが2002年9月に不採算などを理由に撤退したが、先月、同グループの鹿児島商船(鹿児島市)が6ヶ月間の暫定的な運航再開を決めた。

運航するフェリー「ぶーげんびりあ」は、同社が10月末まで鹿児島〜種子島・屋久島航路に利用していた船を一部改装した。旅客定員200人、乗用車の収容能力39台。所要時間は50分で、1日5往復する。

同県南部には、薩摩半島の指宿市と大隈半島の錦江町をつなぐ航路もあるが、旅客定員12人、車の収容能力8台と小型。このため、北方の鹿児島〜垂水航路などを利用する住民も多い。

また、山川町周辺には砂蒸し風呂で有名な指宿市、南大隈町には本土最南端の佐多岬などの観光資源がある。山川〜根占航路を活用することで、県南部観光の利便性が高まることが期待される。この日は、山川、南大隈両町でそれぞれ記念式典が行われた。

佐多岬ロードパーク 土地交換で休業回避 −いわさきと町/一部を町道に− (南日本新聞/2005.03.30

いわさきコーポレーション(鹿児島市)が休業方針を出していた自動車専用有料道路「佐多岬ロードパーク」(佐多町)について、佐多町は鹿児島県などから周辺の土地を取得し、同社と交換、一部を町道として維持管理することが29日分かった。 県と町、同社が23日付で「譲渡等に係る確認書」を交わした。ロードパークの休業は回避され、引き続き通行できる。同町によると、根占町と合併して31日に発足する南大隅町に解決を引き継ぎ、予算措置などを経て7、8月までには一連の手続きが終わる見通し。

確認書は(1)県は県有地5424平方メートルを町に有償譲渡 (2)町は(1)と鹿児島大学の学有林、個人所有地など計1万平方メートル以上を取得し同社に無償譲渡 (3)同社はロードパークの第1料金所から第2料金所手前までの5.2キロを町に無償譲渡する−などが主な内容。町が取得するのは同町田尻集落にある水中展望船さたでい号待合所周辺のまとまった土地。 譲渡が終わるまでは、従来通り同社がロードパークを運営する項目も盛り込まれた。第2料金所から駐車場までの道路3キロと展望台までの遊歩道は、譲渡後も同社が管理する。

佐多町の内山豊己町長は「休業の心配がなくなり一段落ついた。新町に解決を引き継ぎ、将来的には県に移管してもらいたい」と話した。 同社は03年12月、経営難を理由に04年2月末でのロードパーク休業を打ち出したが、申請はせず「当面営業する」としていた。

大根占〜指宿間に小型フェリー「なんきゅう」就航へ読売新聞/2004.07.30

南九船舶(本社・大根占町、今村勝博社長)は8月1日から、大根占町と指宿市を結ぶ小型フェリー「なんきゅう」を就航させる。休止中のフェリー「山川―根占航路」の再開が難航している中、南薩摩半島と南大隅半島を結んで車も運べる航路として期待されている。

同社の親会社は、小型船舶の販売修理に携わる鹿児島市の南九エンジンドックで、山川―根占航路が休止となったことから、昨年4月から、大根占町と指宿市を15分間で結ぶ海上タクシーの高速船を就航し、利用客を伸ばしている。「車が積めるフェリーを」と、利用者の要望などもあり、長崎県佐世保市の造船会社に新船を発注、建造した。 「なんきゅう」は19トン、全長約24メートル、最大幅7メートル。積載車両は乗用車6台、軽乗用車2台。乗組員は3人で、乗客は12人。所要時間は約30分。

28日、同町漁協前港で就航式を開き、航海の安全を祈願した。式には今村社長や野元良一同町長、鹿屋市、県議など関係者ら約70人が出席。今村社長は「安全を第一に、利用者に喜んでもらいたい」と話した。

片道運賃は、大人(中学生以上)800円、小学生400円、幼稚園以下は無料。車の搬送料は1,100円(長さ3メートル未満)から3,200円(同5メートル以上〜6メートル)。 現在のところ不定期で、1日5〜7往復の予定。予約(午前8時〜午後6時まで受け付け)が必要で、予約・問い合わせは、大根占町側が同社本社(0994-22-1083)、指宿市側は指宿営業所(0993-23-3430)へ。

土佐・佐伯フェリー 運航再開を断念(西日本新聞/2004.07.22)

高知県宿毛市と大分県佐伯市を結ぶ航路再開を目指していた「土佐・佐伯フェリー」(宿毛市)が21日、資金繰りがつかないことから、運航再開を断念する意向を高知県に伝えた。

同航路は運航会社が破産し今年1月から休止。「洞海マリンシステムズ」(北九州市)が航路引継ぎに名乗りを上げ、「土佐・佐伯フェリー」を5月に設立、運航再開を目指していた。

佐伯−宿毛フェリー 6月にも運航再開 −若松の会社が航路継承(西日本新聞/2004.05.27)

大分県佐伯市−高知県宿毛市間でフェリーを運航していた宿毛観光汽船が破産した問題で26日、高知県中村市内で債権者らによる協議があり、北九州市若松区の海事会社「洞海マリンシステムズ」(今田民寿社長)が航路を引き継ぎ、運行を再開することで合意した。

高知県から佐伯市に入った連絡によると、洞海側が四国銀行などフェリーの抵当権をもつ3社からフェリー「ニュ−あしずり」(999トン、1985年就航)を9,100万円で購入。宿毛市に新会社「土佐・佐伯フェリー」(資本金1,000万円)を設立し、今田氏が社長に就任する。

6月末にも航路を再開し、1日3往復を運行。1年後には、新造船で1日4、5往復を運行する計画という。洞海は橋りょう、海底ケーブル敷設などおもに海上建設を手がけている。これまで「行政の財政支援が航路引継ぎの前提」としており、高知県側は計3億円を支援するとみられ、佐伯市は「今後協議する」としている。

佐多岬ロードパークの休業ずれ込む −利便性に影響と国が見解(南日本新聞/2004.02.20)

いわさきコーポレーション(鹿児島市、岩崎芳太郎社長)が同社の自動車専用有料道路「佐多岬ロードパーク」(佐多町)を2月末で休業するとしていた問題で、国土交通省が同社に対し、「観光客などの利便性に影響するため、申請があっても現状では休止は許可できない」との見解を示していたことが19日、分かった。

道路の休・廃止は、国の許可が必要。道路運送法は、公衆の利便が著しく阻害される恐れがある場合、休・廃止を許可しないとしている。

また、九州運輸局によると、道路の休・廃止は通常、許可される場合でも申請から2カ月程度かかるが、同社からは申請もまだ出ていないため、同ロードパークが2月末で休業される可能性は事実上なくなった。

同省自動車交通局は「休業の意向は聞いているが、同社には、申請を出すなら、本土最南端に通じる唯一の道をどうするのか、地元自治体などとよく話し合ってからにしてほしいと伝えた」としている。

同社は「ロードパークの休業と譲渡の意向を佐多町に伝えてあるが、返事がもらえない。1日も早く申請し、許可をもらいたい」と話している。

佐多岬ロードパーク休業 町と議会が県、いわさきに要望書 −管理・整備や生活道の利用求める(南日本新聞/2003.12.13)

いわさきコーポレーション(鹿児島市、岩崎芳太郎社長)が「佐多岬ロードパーク」(佐多町)を来年2月末で休業すると決めた問題で、佐多町と同町議会は11日、同社と鹿児島県に要望書を提出した。 県に対しては生活・産業道路としての重要性を訴え、県による管理・整備を要望。同社には、同町田尻地区住民の生活道路として今後も利用できるよう求めている。

内山豊己町長と川内巽議長が同社と県庁を訪れ、須賀龍郎知事と岩崎社長に手渡した。内山町長は「住民の生活道路として使わせてほしい。 観光面は知事にお願いしながら対策を協議したい。町には、全国から“本土最南端”を支援する声が届いている」と話した。

要望書について、須賀知事は「道路ができたときの状況など、すべての面で問題点を整理し直すよう指示している。住民に迷惑をかけることがあってはならない。 整理し直した上で協議する」と語った。また、岩崎社長は生活道路としての利用について「(利用を続けられるのは)当然のこと」と話している。

日本縦断ツーリング、春になったら再開だ(片山右京)(東京中日スポーツ/2004.02.14)
世の中、なんだか気ぜわしい。もちろん僕も忙しいけど、分刻みのスケジュールで動いている人は結構多いよね。成果主義が主流の中、売り上げだとか利益だとか結果だけを求めがち。しかもインターネットや携帯電話で24時間どこでもビジネスができる。その流れについていかないと生活できないような恐怖に突き動かされ、皆、毎日を過ごしているのだと思う。

本来、人間はスローに過ごすのが得意。いつも動いてなくちゃ気がすまない僕だって、スローなことは大好き。ヒマラヤで高度順応のために、これから登る山を見ながら何にもすることがない日。陽が照らす山肌の輝きが朝から昼、そして夕方にかけて変化する様は見ていて飽きない。そういうときは実にぜいたくな気持ちになる。

パリダカでも、安息日の何とゆったりとしていることか。競技日との時間の流れ方の落差がより一層そう感じさせるのかも。そういえばパリダカは食事がうまい。ケータリングサービスが現地の食材を使って現地風の料理を準備してくれるんだ。香辛料を使ったくし焼きや羊の肉のソテー。デザートも必ず出て、クスクスは土地によって少しずつ粒の大きさが違うものが出た。僕は飲まないけど、ワインまで用意されていた。ミネラルウオーターは最初日本でもおなじみのものが使われていたけど、大陸を進むにつれて見たこともないラベルのものになる。日本から飛行機でアフリカのリゾートを訪れ、高級ホテルに宿泊したんじゃ分からないこと。

ほら、ホテルってどこでもブレッド&バター&エッグの朝食でしょ。僕もF1時代に世界のあちこちに行ったけど、実はサーキットとホテルの往復だけ。パスポートには多くの国の入出国スタンプはあるけど、実際にその国のことは知らなかったりする。それがパリダカだと、現地を舞台にラリーをやるのだから、現地の空気を吸って水を飲んで食い物を食う。この体験が実に心地いい。競技ではなく速度を落としてパリダカのコースを走れば、もっといろいろ見えてくると思う。

僕は高速道路を移動中、サービスエリアを頻繁に利用する。なぜかというと、おいしいものがあるから。駐車場にクルマを停めオシッコを済ませたら売店や屋台に直行。「〇×サービスエリア限定」とか「△×サービスエリア名物」とか看板があると、もうよだれ。定番はソフトクリームに串焼き系かな。単純に移動手段として高速道路を使うと、こんな楽しみは生まれてこないよ。

自転車の旅ならすれ違う人の顔や家のたたずまいまで目に入る。自転車を止めて景色を眺めたり温泉に入ったり食べたりする。テントを張り、必要最低限のものだけで夜を過ごす。ゲームやテレビやパソコンなど便利なモノに囲まれるほど、実は忙しくなるんだよね。だから何も持たずにスローツーリング。

実は昨年アキレスけんを痛め、ランニングすると足に負担がかかるので自転車にこってます。足にやさしくトレーニングになり、スローだからね。僕の自転車は僕自身でプロデュースした、身体に優しいサスペンション付きだから快適。3年前から途切れ途切れで続けている日本縦断ツーリングを春になったら再開しなくちゃ。

 (レーシングドライバー&冒険家)

宿毛観光汽船が破産、佐伯フェリー運航停止(高知新聞/2004.01.26)
宿毛佐伯フェリーを運航している宿毛観光汽船(井上一誠社長、本社=宿毛市片島、資本金1億4400万円、従業員37人)は26日、高知地裁中村支部に自己破産を申請し、破産宣告を受けた。負債総額は約23億6000万円。不況などの影響で車両運送実績の低迷が続いたのが主な原因。フェリーの運航は同日朝から停止しており、物流などへの影響が懸念される。 同社は昭和43年に設立。46年から宿毛市片島港と大分県佐伯港を結ぶ宿毛佐伯フェリーの運航を始めた。昭和50年度には、年間旅客28万7000人を記録するなど、四国と九州を結ぶ航路としてにぎわった。現在は「ニューあしずり」(999トン)「しまんと」(1、446トン)の2隻を所有し、1日6往復している。 だが近年、四国の道路整備が進んだことや長引く不況などにより、業績が徐々に悪化。平成14年度の旅客は14万5000人と、ピーク時から半減していた。6年度以降は赤字が続き、14年には宿毛市が同社の金融機関からの借入金に対して損失補償(限度額1億円)を行っている。

また、民間信用調査機関の帝国データバンク高知支店によると、同社の近年の業績は、所有船の減価償却負担が毎年、1億4000万円前後と重くのしかかっていたという。 10億円台を維持していた収入も、12年3月期の決算で10億円を割り、15年3月期では8億6000万円まで落ち込んだ。燃料費の上昇や自動車運搬の減少などもあり、ここ5年間だけ見ても、経常、当期の各収支ともに毎年、1億円台の赤字計上で、厳しい経営環境だった。 同社は従業員の削減を図るなど経営改善に努めてきたが、大幅な旅客増は見込めず、資金繰りも悪化したことから、自己破産することを決めた。

フェリーは佐伯港を同日午前3時に出る便を最後に運航停止。本社前には運航停止の看板が立てられた。

本土最南端・佐多岬に行けなくなる?(西日本新聞/2003.12.05)
鹿児島市のいわさきコーポレーション(岩崎芳太郎社長)は4日、同社が運営・管理する「佐多岬ロードパーク」(佐多町)を 来年2月末で無期限休業することを明らかにした。観光客の落ち込みにより、これ以上の維持管理が困難になったためという。1日に県と同町に方針を伝えた。

同ロードパークは同町大泊から本土最南端の佐多岬に通じる唯一のアクセス道で延長約八キロ。1964年に供用開始され、 観光道路として利用されてきたほか、2001年からは市民ランナーが参加する佐多岬マラソンのコースにもなっている。

休業の理由について同社は
(1)景気低迷と2002年9月末で廃止された山川―根占航路などで観光客数が減少、通行量も激減した。
(2)老朽化に伴う路面補修や擁壁工事も経営上難しく放置せざるを得ない状況になっている―などと説明している。

また、道路の休業に伴い、同社が同町から運営委託されている「佐多ビーチホテル」も来年3月までで受託契約を解消する方向で 町側と話し合いをしているという。

同町の永山友一助役は「突然の事で驚いている。早急に対応策を検討したい」と話している。

アイランドシティ縦断道路開通(東区香椎〜雁の巣間、30分が10分に)(西日本新聞/2002.10.26)

福岡市が埋め立てを推進している博多湾の人工島(アイランドシティ)を縦断して東区香椎−雁の巣間を結ぶ道路が、10月26日午後3時に開通する。これまで博多湾沿いの国道495号線などを経由する延長8.1kmのルートが開通によって5.6kmに短縮され、市東部地区の渋滞緩和が期待される。

開通するのは、都市計画道路・香椎アイランド線の一部と臨港道路・アイランドシティ1号線。香椎地区からは「御島かたらい橋」(全長120m)か「香椎アイランドブリッジ」(同240m)で人工島に渡って、「海の中道大橋」(同750m)経由で雁の巣地区に至る。平日の通勤時間帯で約30分かかっていた同区間は約10分に短縮される見込み。

福岡市で「ちゃりエコ」始動(放置自転車を公用輪に活用)(西日本新聞/2001.11.29)
放置自転車の多さに悩まされている福岡市は、撤去した放置自転車を「公用輪」として試験運用し始めた。職員の公務移動用で、活用しているのは同市中央区天神にある市役所本庁と北別館。.同市は「将来は天神地区の民間企業にも呼びかけ、官民一体で放置自転車の本格活用を進めたい」と期待している。

放置自転車の活用は、撤去や保管などに毎年約1億円を支出している対策費の圧縮を図るとともに、公務交通費の抑制、さらに公用車利用に比べて天神地区の渋滞・大気汚染の解消にも一役買えるという3つの狙いから。10台が試験導入され、「ちゃりエコ」と名づけられた。

試験導入は10月下旬から1年間の予定。職員にも「天神地区など中心地は平地。公務で出向く場所は自転車で十数分ということが多く、渋滞に巻きこまれかねないバスや公用車より便利」と好意的に受け止められており、導入開始から約1ヶ月で利用者は延べ200人を突破した。

2000年度のある一日を全国の主要都市が調査したところ、天神地区の放置自転車は約4千台で、各地の駅周辺ではワースト2位。同年度に市全域で撤去された放置自転車は約3万6千台にのぼり、半数を廃棄したが、移動や保管、廃棄にかかる毎年の対策費は大きな負担となっている。

一方、天神交差点での環境調査(00年)では、呼吸器に悪影響を及ぼすとされる大気中の窒素酸化物の量が市内14の測定場所の中では唯一、環境基準をクリアできず、全国でもワースト6。交通量の多さが原因とみられ,こうしたこともあって放置自転車の活用を始めた。

放置自転車対策を受け持つ福岡市土木局や環境問題が担当の同市環境局は「経費節減などの面で民間にも取り組みへの理解が広がるのではないか。市としても年ごとに台数を増やしていきたい」と話している。

大分市がレンタサイクル制(放置自転車をリサイクル)(西日本新聞/2001.11.8)
大分市は15日から2ヶ月間、撤去処分された放置自転車を無料で市民に貸し出す「レンタサイクル」制度を試験的に導入する。同市は、年間1千台を超える放置自転車を撤去、その保管に苦慮しており、自転車の新しいリサイクル方策として期待している。成果があがれば来年にも本格導入する。九州の県庁所在地では初の試みという。

計画によると、試験導入されるレンタサイクル用の自転車は50〜30台で、目立つよう車体を緑色にペイント。貸し出し場所の「ステーション」は、自転車利用者が多いJR大分駅の東西南側のほか、同市府内町のコンパルホール東側、同市役所の西側、同市田室町の東洋ホテル北側の6ヶ所に設置する。

自転車は無料で12時間借りられる。利用者は借りた自転車を好きなステーションに返却するシステムで、わざわざ元の場所に返さなくてもよい。今後、利用者が多ければ、自転車の台数やステーションを増やす予定。

同市内では、路上に放置されるなどして撤去される自転車の台数は毎年約千台にのぼる。処分までの約半年間、市内3ヶ所の倉庫に保管されるが、収容能力は1,500台で、ほぼ満杯状態となっており、保管数の削減が課題となっていた。

同市の生野保彦道路維持課長は「レンタサイクルの利用者が乗り捨てなどせず、マナーが守られれば、撤去自転車の新しい活用方法として期待できる」と話している。

元F−1ドライバーの片山右京が自転車で日本縦断中(西日本新聞/2001.7.18)
鹿児島県・佐多岬から北海道・宗谷岬まで、沖縄を除く全国46都道府県を自転車で横断している元F−1ドライバーの片山右京さん(38)が17日、北九州市小倉北区に立ち寄った。
「子どもたちに頑張ることの大事さを身をもって示したい」と、3月下旬に自転車縦断を開始。1999年から参戦している「全日本GT選手権シリーズ」の合間に数日ずつ乗り継ぐ計画で、今回は福岡市−広島市を2泊3日で走破する。

最高時速3百数十キロのF−1に比べ、脚力頼りの旅は逆に発見が多いとか。
「景色,人情,食べ物に感動した」と九州の魅力に満足げで、「次は北海道から歩いてきます」と早くもチャレンジ第二弾を宣言。

リサイクル自転車整備「支援の手」呼びかけ(人気”生産”追いつかず)(西日本新聞/2001.6.13)
廃自転車をリサイクルして販売し、運営資金に充てている粕谷町仲原の精神障害者共同作業所「ステップアップ」が、作業の支援ボランティアを募集している。
安いリサイクル自転車に注文が殺到し、”生産”が追いつかなくなったためで、同作業所を運営する「ヒューマン21」の一木猛会長(57)は「福祉に理解のある人の手助けを待っています」と呼びかけている。

リサイクルは昨年(2000年)10月,篠栗町に開設された分場「ヒューマン21篠栗」で、障害者も加わってスタート。篠栗、粕谷両町の協力を得て、二町が回収した廃自転車の中から程度の良いものを選び再整備、1台3,000円前後で販売した。

月平均10台余りをリサイクルしているが、評判を呼び注文も増加。現在も26台の予約を抱える状態で、「作業所のメンバーのペースで作業に取り組める環境を」とボランティアを募ることにした。

月、水、木、金曜の午前10時半〜午後2時半の作業に参加可能であれば特に制限はない。自転車運搬に使用できる軽トラックを所持している人は大歓迎。

職員の箭内公一さん(25)は「整備経験などは問いません。仲間と一緒にリサイクルに取り組みたいという気持ちで頑張れる人に来ていただければ」と話している。
ステップアップ共同作業所は「092−938−9388」

銀輪,半島を駆ける(ツール・ド・国東)(西日本新聞/2001.5.5)
大分県・国東半島を自転車で駆ける西日本最大の自転車の祭典「2001ツール・ド・国東−第20回記念国東半島一周ニューセンチュリーラン」(同大会組織委員会、西日本新聞社主催)が4日、同県杵築市の住吉浜リゾートパークを発着点に開かれた。

20回目の節目の大会とあって、九州を中心に関東、関西などから。前年を約100人上回る1,138人が参加。160km、120km、60km、30kmの4コースに分かれ”銀輪”を走らせた。

同パーク内の岬グランドであった開会式で同県中津市の自営業、和才照子さん(63)が「20回の記念すべき大会。国東路の風となり、光となりたい」と選手宣誓した。 各コース途中に設置された休憩所では地元ボランティア約450人がスイカや郷土料理の「だんご汁」などを振る舞い、選手たちを応援した。

「自転車優先」を実験(2000年11月13〜17日,JR佐賀駅周辺の市道3路線)(西日本新聞/2000.11.11)
建設省,佐賀県,佐賀県警,佐賀市などで組織する「佐賀県渋滞対策協議会」は13日から17日までの5日間,JR佐賀駅周辺の市道3路線を一定の時間,自転車優先道路や自転車専用道路にして,渋滞緩和効果を調査する九州初の実験を行う.沿線住民を対象にアンケートも実施し,低平地の特性を生かした自転車専用道のネットワークづくりに生かす.

実験は,同市神野東1丁目の市道211号と市道214号を,午前7時から同9時まで自転車優先道路として臨時の通行許可証を持つ住民以外の車を規制.同市栄町の市道262号(片側1車線)は午前7時から午後7時までの12時間,一方の車線を自転車専用道路にして,それぞれ規制前との渋滞度の違いなどを調べる.

1990年国勢調査によると,佐賀市で通勤通学に自転車を使う割合は27.6%で,人口10万人を超える全国98都市(3大都市圏を除く)の平均(12.9%)を大幅に上回っている.

同市は「環境への配慮」「健康づくり」などの観点から,自転車の利用促進を柱にした街づくりの方針を掲げ,98年には国から「自転車利用環境整備モデル都市」の指定を受けた.同対策協「実験結果を踏まえ,将来的に同市中心部半径約5kmの範囲内で自転車専用道路の整備を検討したい」としている.


自転車にやさしい街づくりサミット(西日本新聞/2000.10.6)
健康増進だけでなく,地球温暖化防止の二酸化炭素(CO2)削減策としても注目されている自転車を,環境重視のまちづくりに積極的に活用している全国の5市町村が7日,鹿児島県加世田市に集まり「自転車にやさしい街づくりサミット」を開催する.
参加するのは北海道旭川市,同豊富町,秋田県大潟村,福井県丸岡町と加世田市.同市で8日まで開催される.

「第13回バイコロジー全国大会」(財団法人・日本自転車普及協会など主催)のメーンイベントで,5市町村の首長らが「CO2抑制,省エネ,交通渋滞緩和などの観点から,安心で健やかなまちづくりのカギとなるのは自転車」などとうたうサミット宣言をだす.

1995年に「サイクルシティー宣言」をした加世田市は,毎週水曜日を「さわやかデー」として自転車通勤を実施.川野信男市長も自転車で登庁する.放置自転車などを塗り替え「公用自転車」として公民館や小学校などに配置し,貸し出し自転車を保管するサイクリングセンターも計画している.

2001年11月には,同市で日本初の世界室内自転車競技選手権大会の開催も決まっている.

第25回福岡センチュリーラン大会!(2000.9.15)
第25回福岡センチュリーラン大会が2000年10月15日に開催されます.集合場所&スタート・ゴールは久留米市百年公園下筑後川河畔です.

Aコース90kmは久留米〜小石原〜江川ダム〜甘木〜久留米で制限時間は5時間.
Bコース55kmは久留米〜原鶴〜久留米で制限時間は3時間.
両コースとも募集人員は200名で,参加料は一般4,000円,女性・中学生3,500円,JCA会員は3,000円です.
制限時間内に完走した人には認定証が交付されるそうです.

問合せ・参加申込みは福岡県サイクリング協会(092-522-3003,Email:fca@mbc.nifty.com)まで.

自転車レーンを整備・渋滞緩和モデル地区へ!(西日本新聞抜粋)(2000.2.2)
福岡市は2月2日,都心部の慢性的な交通渋滞の解消策を探るため,博多湾東部に建設中のアイランドシティー(人工島)と,同市東区の西鉄宮地岳線・名香野駅周辺に建設される香椎副都心の二ヶ所で,自転車専用レーンを持つ道路を整備し, 「サイクル・アンド・ライド」のモデル地区とする構想を明らかにした.同市には,西区今宿や室見川沿いにレジャー目的の自転車専用道路はあるが,交通渋滞対策としての設置は初めてで,全国的にも珍しいという.

「サイクル・アンド・ライド」は,通勤・通学などの際,自宅から最寄りの駅まで自転車で行き,その後は鉄道やバスなどの公共交通機関を利用する.マイカーによる都心乗り入れが減るため,渋滞緩和につながるだけでなく,環境にも配慮した手法として注目されている. ただ,車道と歩道を含めると最低でも25m以上の幅が必要なため,既存道路への設置は難しいとされる.

旧国鉄香椎操車場跡と周辺地区などの土地区画整理事業による香椎副都心計画(施工面積66.3ha)は現在,西鉄宮地岳線とJR鹿児島本線の高架工事が進行中.道路整備が始まるのは埋め立てが進む人工島とともに2003年以降になる. 福岡市はそれまでに,両地域の自転車専用道路(安全上の理由で幅2m以上)設置ルートなどの具体的計画を決める.

これに先立ち同市は,平成12年度予算で,東区の国道495号沿線九産大前−和白付近の約2kmで,歩道を自転車用と歩行者用に塗り分け,市民に自転車の利用を促すことによる交通量変化の調査を予定している.

自転車が少しずつ見直され始めたようです.うれしいですね!.

豊肥線(熊本−肥後大津)で自転車乗込み試験!(西日本新聞抜粋)('99.12.22)
JR九州は2000年1月に豊肥線の熊本−肥後大津間の普通列車で自転車持ち込みで乗車できる「サイクルトレイン事業」を試験的に行うと発表した.

地球温暖化防止に向けて運輸省の外郭団体「交通エコロジー・モビリティー財団」が98年度から全国の鉄道事業者の協力で実施しているもので,九州では松浦鉄道や福岡市営地下鉄の一部で行っている.

JRでは四国,北海道に次ぎ3番目.試験でもサイクルトレインが増えるのは,うれしいですね!.

□福岡市営地下鉄で自転車乗込み試験!(西日本新聞抜粋)('99.11.20)
福岡市営地下鉄が'99年11月21日から「サイクル・トレイン」を箱崎線で試験的に実施します.

利用者は自転車とともに車両に乗り込み,下車駅からは自転車に乗って目的地を目指す仕組みです. 運輸省の外郭団体「交通エコロジー・モビリティー財団」が自動車利用を減らして地球温暖化防止の一環にしようと昨年度から始めたモデル事業で,JR北海道など6事業者が展開していますが,地下鉄では初めてです.

計画によると11月21日から来年1月30日までの11回(年末年始を除いた日曜,祝日),箱崎線呉服町−貝塚間の5駅(箱崎宮前駅はエレベーターがないため除く)で実施する. 午前10時から午後3時までの上下約80本が対象で,利用者はエレベーターを使って構内に入り,指定の一両に乗り込む方式です.持込は無料ですが,アンケートへの協力を求められるようです.

財団は「都市部の渋滞解消にもなる」と徐々に普及させたい考えで,調査を来年3月を目処にまとめ,全国の鉄道事業者,自治体に配布するそうです.どんどん乗ってアンケートに答え,こういう取り組みがどんどん増えるようにしたいですね!.

松浦鉄道は自転車の車内持込もOK('99.11.03)
長崎県・佐世保市から平戸を経由して伊万里まで至る「松浦鉄道」は'99.3.13から自転車の車内持ちこみがOKです.
条件はあるようですが,こういう路線が増えるのは非常にうれしいものです.伊万里/平戸方面へ出掛けられる場合は,松浦鉄道をうまく利用してツーリングの楽しみを増やすこともできますね. フォールディングバイクなんか良いかも・・!.

自転車乗車の条件は以下の通りです(車内の吊り下げ広告から引用)
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松浦鉄道は3月13日から自転車の車内持込みがOK
(1)区間:佐世保−伊万里
(2)期間:休日フリー切符が使用できる日
(3)条件:フリー切符,または往復乗車券購入のお客様,駅に申し込み.転倒防止等の安全対策は持込者本人の責任で.
(4)列車
      上り 320D,328D,334D,350D
      下り 323D,335D,349D,359D

詳細は松浦鉄道まで.0956-25-2229
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でも,松浦鉄道で輪行したら手回り品切符代260円とられました.JRはもう止めたのにね・・・!.

関門トンネル・人道が新装開通('99.11.20)
九州と本州をつなぐ関門国道トンネルが補修工事を終えて,1999年11月20日(土)に新装開通しました.
リニューアルされた関門トンネル・人道を使って九州上陸してみませんか!.通行料金は片道20円です.

「2000北九州スーパーサイクルフェスティバル in メディアドーム」開催(2000.3.16)
開催日時 2000年3月19日(日)〜20日(月) 10:00〜17:00
開催場所 北九州メディアドーム(モノレール香春口駅/見萩野駅下車.徒歩10分)
催し物 ・ニューバイク・レジャー用品展示販売コーナー(3/19・20)
・おもしろ自転車体験コーナー(3/19・20)
・BMXスーパーアクションショー(3/190)
問い合せ先 北九州スーパーサイクルフェスティバル事務局
(093-533-8765)

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