今年も北海道を走ることができました。2022年の道東灯台探訪ツーリングのあとも北海道を走ることをモチベーションにトレーニングを続けてきたので、体力/脚力は十分です。
計画を立案した時のポイントは、
- 『今年も北海道を走りたい』、その思いでトレーニングを続けてきました。
- 猛暑が過ぎ気温が安定し天気が続く時期を選びます。
- 久し振りに江別の文平さんと会います。
- 全国的にコロナやインフルエンザが流行しているので体調維持&感染防止には十分に注意します。
- 日々の行程は、無理せずに楽しめる程度に押えます(目処は70km/日程度)。体調や状況により計画に拘らず柔軟に変更します。
- 長いトンネルが数多いルートなのでフロントライトに加えてヘルメットライトも準備しました。
- 最後の北海道ツーリングになるかもしれないので、悔いが残らないよういっぱい楽しみます。
初日のメインイベントは、札幌で江別の文平さんと再開し懇談することです。
福岡空港から新千歳空港まで飛行機で輪行しますが、この区間は直通便があるので乗り継ぎの心配が無くて気が楽です。新千歳空港から快速エアポートで琴似駅まで輪行し、ホテルにチェックインしたあと札幌駅まで引き返して文平さんと合流しました。
想定どおり今回もサッポロビール園に行くことになり(文平さんとサッポロビール園で懇談するのはもう3回目です)、いつものようにサッポロビールを飲みジンギスカンを味わいながらたっぷりと懇談しました。
文平さんや馬場ちゃんと三人で初めてサッポロビール園に来たのが2003年なので、あれから20年!。まだまだ元気な文平さんに激励され、再開を約束しました。
いよいよ明日からツーリングスタートです。
北海道の朝は早く5時過ぎには明るくなってきます。今日は琴似駅から函館本線を小沢駅まで輪行しそこで丁寧に走行準備&記念撮影し11時半過ぎにスタートしましたが、ゆっくりと体/脚を慣らしつつ北海道を走るペースをつかんでいきます
北海道の道路は除雪のためか路側帯が広く自転車にとって走り易いと感じますが、そういうところも北海道を走りたいと思う理由のひとつですね。今年は道端の草花がまだまだ青々と茂っていて例年の秋枯れた風景と違いますが、9月になっても猛暑が続いているのが影響しているのでしょう。共和町を過ぎると道は次第にアップダウンが増えるが、途中の長いトンネルでフロントライトとヘルメットライトを点け、明るさに問題が無いことを確認する。
13時前に泊稲荷神社に到着、26.6km。神社の左手を裏に回ると灯台と照射灯が見えたが、周囲がのスペースが狭くて撮影し辛い。どうにか写真撮影を終え、途中のコンビニ(セイコーマート)で買ってきたおにぎりとお茶で昼食。
昼食&休憩を終え、すぐ下の『鰊御殿とまり』を見学するが、今夜の宿は岩内市街で残り15km程度、ゆっくりと観光し走り出す。晴れて心地良い風が吹いている。
15時過ぎに岩内市街の民宿に到着するが、この頃から少しずつトラブル?の気配が・・。
- 宿に予約が入っていない:電話を受けたおばあちゃんが誰にも伝えず予定表にも記録していなかった
⇒部屋が空いていたので泊まれたが、一時はどうなるかと心配になる。でも、部屋/設備はきれいで快適でした。- 入浴&洗濯後に頭が重くなり寒気がする。インフルエンザやコロナが流行っているというけど、旅先で体調不良はやばいよね〜
⇒とりあえず厚着で寒くないようにして様子をみる。明朝の体調次第で対応を決めるが、最悪ツーリングを中止も考えるべきだろう、参ったね〜。いろいろな選択肢が頭の中をめぐっていて、ストレスが高まる〜。- 最悪は中止、強行しても体調不良では長いトンネルの連続はリスクが高い。ルートの途中からでもJR等での輪行で避難出来れば気が楽だが、それは無い。う〜ん、いろんなことが頭に浮かんで眠れな〜い。
汗をかいて目覚め着替えるのを繰り返し、ほとんど眠れていません。風邪気味の症状が悪化している感じは無いけど、体調/体力が回復しないまま睡眠不足の状態で旅/ツーリングを続けるのは(特にこのルートでは)リスクが高いし、無事に帰るというポリシーにも反するのでルートを変更したほうが良いと判断しました。
南下ルートの途中から内陸へ向かい黒松内経由で長万部に出れば、黒松内からJR函館本線が道路と並走しているので、いざという時には輪行して札幌や函館に出られるし、体調にあわせて次の対応(旅の中止や計画の変更)を考えることも出来ます。新函館北斗駅の近くのホテルを連泊で予約し8時頃に出発しました。天候は晴れ。日差しが強いけど。この時期らしい定置網の風景を楽しみながら走っていると、このルート(日本海追分ソーランライン)の特徴である長〜いトンネルが始まり、折角の北海道らしい風景が観られなくなるのは残念です。でも、このために準備した明るいフロントライトとリアフラッシュライトがちゃんと仕事しているので特に問題はなく次第に走り慣れてきます。
途中で「横澗大島照射灯」を撮影したり、セイコーマートに寄って昼食用のおにぎりやお茶、プリンなどを買いましたが、自転車で走っているツーリストも見掛けるようになりました。
また、途中の道の駅でも休憩して、無理がないペースで走るように心掛けています。北作開で国道229号線を離れ道道9号線(寿都黒松内線)に入りましたが、比較的に勾配は緩やかでゆっくりと走るのは体調にも問題ないようです(ちょっと眠たいだけで・・)。特に問題も無くスムーズに上り続けますが、道端の草木は青々と茂っていて、この時期の北海道とは思えません。昨日から涼しくなってきたとはいえ、猛暑の影響がしっかりと残っているようです。
気温も少しずつ上がっていき、セイコーマートで買ったアイスもなかが非常に美味しく感じられました。
黒松内市街が近くなると道道9号線に並行して続くJR函館本線の線路/レールが見えてきましたが、その時の安心感と嬉しさは例えようもない位でした。ひと山越えたね!。黒松内市街を抜けピークを過ぎると国道5号線に入り長万部市街まで下っていきます。長万部からさらに八雲まで脚を延ばすと走行距離が100km近くなるので、今日は長万部駅まで走ってそこで輪行準備して、新函館北斗駅でJR函館本線(特急)で輪行します。
長万部川の河口まで行って防波堤に寄りかかりながら昼食をとりJR長万部駅に着いたのが14時半過ぎ、走行距離は70km。丁寧に輪行準備し15時47分の北斗14号に乗車しましたが、長万部駅でもホームにエレベーターが無いので階段がちょっと辛い!。でも無事に新函館北斗行きの特急に乗れたのは今朝の判断が良かったということだね。
新函館北斗駅に到着すると予約したホテルは目の前だし、レンタカーやコンビニもすぐ近くの最高のロケーションです。あとは体調にあわせてプランを練り直します。明日は一日様子見でレンタカーを借りて灯台巡りかな。
昨夜は、寝汗もかかずにゆっくりとたっぷり眠れて、体調はほぼ回復した感じです。体も九州と北海道の気温/気候の違いに馴染んできたようです。こうなるとじっとしていられません、急いでレンタカーを予約し、9時過ぎにホテルを出発しました。
手続きを終えて出発する時に雨がポツポツと落ちて来て、あっと言う間に真っ暗になり雨が強くなりました。天気予報は”晴れ所によって雨”でしたが、まさかの豪雨!、レンタカーでの灯台探訪は大正解でした。
天候は次第に回復して木古内を過ぎる頃には上がりましたが、時々バラバラっと強い雨が降ります。松前灯台に着いた時も黒い雲が広がっていて、灯台を撮影中に降り出し慌てて車に戻った時にはかなり濡れていました。でも天気は回復傾向です。本日、訪ね回った灯台や照射灯は、 ・白神岬灯台 ・松前灯台 ・ヨシ島灯台 ・原口大岩照射灯
(雨の中を走るツーリストを何人も見掛けましたが、後輩たちも頑張ってるねと心強く感じました)。
・日方泊岬燈台 ・鴎島灯台江差のかもめ島(鴎島)では、心地よい風が吹く中でぐる〜っと島を巡って観光し、灯台や開陽丸を撮影し、コンビニで買ってきたおにぎりやプリンで昼食をとりました。これ以上北上するとレンタカーを返す時間に間に合わないので今日の旅はここで終わりです。明日は、ゆっくりと函館や大沼公園を自転車で走るつもりです。
体調不良もあって、これまであまり走れていないので、やや欲求不満/不完全燃焼気味ですが、それを今日で発散するつもりで走ります。
まず、函館に向かって係留保存されている青函連絡船・摩周丸を見学し、函館の急坂を上り、函館空港までのルートを下見しながらトラピスチヌ修道院へ行き、国道5号線を走って大沼公園まで行きました。天気も良いし道も良いし気持ちよく北海道の道を楽しみました。それなりの距離を走り、目的のスポットを回ることが出来て、充実した楽しいい一日でした。
- 青函連絡船記念館摩周に乗船(青森の十和田丸は乗船済み)
- 函館の急坂に挑戦 ⇒ ”チャチャ登り”をクリア
- 元町周辺の観光スポットを自転車で散策
- 湯の川経由で函館空港までルート下調べ
ついでに天使の聖母トラピスチヌ修道院を訪ねる- 国道5号線に出て大沼公園まで。懐かしい想い出のルートです。
- 大沼公園をぐる〜っと一回り
- ほどほどのところで新函館北斗へ引き返す
今日は、函館の五稜郭に寄って函館空港へ行き、飛行機で輪行して帰ります。
函館市街の道路は、路側帯が狭いうえに交通量が多くて走り辛かったけれど、函館名物の市電と並走出来たのは良い思い出になりました。今回初めて、五稜郭を一周し、また外掘りの内部に入って函館奉行所を見てきましたが、戦への備え/護りという面ではやや手薄だったのかな?と感じましたね。
旅を終えた感想は、
- 気温の変化等による体調不良にも備えておくことが大切だと痛感しました(特に季節の変わり目)
体調により柔軟に計画を変更することが、旅を続けていくうえでのポイントになりそうです- 久し振りに文平先輩と懇談できて楽しかったです
- 自転車とレンタカーを組み合わせた旅が出来て可能性が広がった感じです
- 青函連絡船・摩周丸に乗船出来て大満足です
- 函館の急坂「チャチャ登り」を走ることが出来て大満足です