ツーリング北海道2014(北海道#9)
稚内〜枝幸〜紋別〜網走

Touring Date:2014/9/16〜22
はじめに1日目2日目3日目4日目5日目6日目7日目

はじめに

久々に北海道を走ってきました。6年ぶりに行けることになった北海道ツーリングは、すごく楽しみな反面、還暦をいくつも過ぎた今、体がはたしてロングツーリングに耐えられるのか、痛風や腱鞘炎にり患したことがある足首や手首、そして、肘や腰、首などが最後までもつか等、期待と同時に若い頃には考えもしなかった心配事がいっぱいの旅でした。

一日の走行距離を80km+α程度と、これまでのツーリングと比べて短めに設定し、携行する装備も十分に精査して最小限に抑え、軽量化を図ったものの、北海道ツーリングでは雨や寒さ対策は欠かせません。きちんと準備しておいても、旅の途中で新たな課題が出てくることもあるけど、それはそれで対応すれば良いわけで、あとは現地でしかわからないと割り切って、さあ、いっぱい楽しんで走るぞ〜!、そんな感じで出発しました。

今回の旅は、


9/16(火);初日、福岡空港−(飛行機で輪行、羽田空港で乗り継ぎ)−稚内空港〜宗谷岬。
福岡空港から羽田空港乗り継ぎで稚内空港まで輪行しました。走行準備を終え、稚内空港を出発したのが15時45分、宗谷岬まで約24kmです。出発早々に雨が降り始め、着替える間もなくずぶぬれになってしまいました。途中で雨が上がり晴れ間も出てきましたが、出発早々に北海道の洗礼を受けました。

9/17(水);2日目、宗谷岬〜猿払〜浜頓別〜神威岬〜枝幸。
雨装備で走り始め、浜猿払から浜頓別までは『牧草地を貫く直線道路が地平線に向かって伸びるエサヌカ線』を堪能し、浜頓別で国道238号線に戻りました。浜頓別で豪雨に襲われたものの、雨は30分ほどで止みました。北見神威岬灯台を撮影した後は、カムイ岬公園パーキングで昼食/休憩し、その後は淡々と枝幸まで走りました。走行距離は94.9kmで、天候は曇り時々雨(突然の豪雨)たまに晴れ。ずっと西寄りの風(追い風)が吹いていました。

9/18(木);3日目、枝幸〜音稲府灯台〜雄武〜興部〜紋別灯台〜紋別。
この日も雨装備でスタート。国道238号線をただひた走る見所の少ない区間で、ゆるやかなアップダウンがずっと続きました。ゴールの紋別市街では急坂にびっくり。高台の公園に立つ紋別灯台探しでも、しっかりと汗をかきました。走行距離は103.6kmで、久々の100km越えでした。天候は曇り時々晴れたり小雨が降ったりと、ころころと変わる一日でした。

9/19(金);4日目、紋別〜湧別〜サロマ湖・三里浜〜計呂地〜浜佐呂間。
曇り装備(雨装備と晴れ装備の中間くらい)でスタート。まずはサロマ湖に突き出た西側の砂州・三里浜に立つサロマ湖口灯台を目指しました。サロマ湖口灯台を撮影して帰る途中に『通り豪雨』(通り雨の強いバージョン)に数回遭遇し、一時は防風塀の陰に避難するほどでした。浜佐呂間の手前では今回初のパンクも経験しました。雨中のパンク修理は濡れるうえに、手が真っ黒になって大変ですが仕方ないし・・・。走行距離は89.1kmで、浜佐呂間泊り。とうとう足首も痛くなってきました。

9/20(土);5日目、浜佐呂間〜常呂〜二見ケ岡〜能取岬(灯台)〜網走。
晴れ装備でスタート、足首もどうにか痛みがやわらぎました。内側まで切れて仮補修したタイヤを庇いながらのツーリングです。当初計画では浜小清水で宿泊し、翌日は屈斜路湖経由で(1泊して)女満別空港まで戻る予定でしたが、タイヤに不安があるのでツーリングプランを変更し、常呂経由で能取湖沿いに能取岬(灯台)を目指し、網走市街で宿を探すことにしました。走行距離は72kmで、天候は晴れ。タイヤに心配はあったものの、久々に心地よいツーリングでした。

9/21(日);6日目、網走から浜小清水周辺をポタリング。
今日はすっかり観光気分です。網走から浜小清水まで国道244号線を走り(途中でお土産を購入)、浜小清水から南下して『斜網広域農道』に入り、広大な北海道の丘陵地帯を走りぬけました。網走市街に戻って網走川沿いをポタリングし、網走市内で2泊目。走行距離は58kmで、天候は快晴。十分にリラックスできた一日でした。

9/22(月);7日目(最終日)、網走〜女満別空港−(飛行機で輪行、羽田空港で乗り継ぎ)−福岡空港。
女満別空港まで走り、そこから飛行機で輪行して福岡へ帰りました。走行距離は22.6km、天候は晴れのち曇り。女満別空港で輪行準備している時に黒い雲が現れ、雷雨になったのにはびっくりです。


2014/9/16(火) 初日:福岡空港−(飛行機で輪行、羽田空港で乗り継ぎ)−稚内空港〜宗谷岬。走行距離は24km。天候は曇り一時雨。

自宅から福岡空港間は、今回初めてUDタクシー(ユニバーサルタクシー)を利用しました。荷物は自転車を入れた輪行袋とパニアバッグ(容量は25L)、そしてハンドルバッグの3個ですが、UDタクシーは荷台が大きいので、自転車を入れた輪行袋もゆっくりと積むことができ、安心感いっぱいです。福岡空港では荷物を手荷物用カートに積んで移動しますが、輪行袋とパニアバッグ(2個あわせて重量は19kg弱)は手荷物として預け、ハンドルバッグだけを機内へ持ち込みました。宗谷地方の天気予報は「雨のち曇り」で、ちょっと心配です。

羽田空港で乗り継いで、稚内空港へ着いたのが15時すぎ、雨はどうにか上がっていたので一安心して走行準備を始めました。じっくりと丁寧に走行準備して、晴れ装備で走り始めたのが15時45分、冷やっとした気温で福岡とは10℃以上の温度差があります。空港前で記念撮影して走り始めると、すぐにぱらぱらと雨が落ちてきて、雨装備に着替える間もなく土砂降りになり、人も装備もずぶ濡れになってしまいました。空港に到着した時には雨が上がって晴れ間も出ていたので、ちょっと油断していました。雨のなかでも遠くの空には青空が見えていて、虹も出ていますが、冷たい雨ではなかったのが救いです。道々1059号線、道々121号線を走って、稚内ドライビングスクールの近くで国道238号線に出ます。稚内ドライビングスクールの向かいには、ライダーが宿泊できるバイクステーション稚内がありました。国道238号線の輪だちに雨水がいっぱい溜まっていて、すごく走り辛い感じです。

この道は車道外側線の外側(路側帯)に進行方向と直角に20〜30cm幅程度の浅い溝が刻まれています。多分、車が車線を外れた時に溝が発生する振動で警告するのが目的だと思いますが、自転車にとっては迷惑&危険極まりないものです。車道外側線の内側は自然にできた輪だち(の水たまり)だし、外側は人工的に作られたでこぼこで、どこを走れというんだ。世の中には、これだけ自転車が増えているのに、もっときちんと考えろよ。まったく!。

雨が上がり蒸し暑くなってきたので、雨に濡れたウェアを乾かそうと雨具を脱ぎました。海岸沿いの道路からは、珍しく樺太がはっきりと見えていますが、雨上がりだからかな?。「間宮林蔵渡樺出港の地」に寄って記念撮影し、宗谷岬を目指します。宗谷岬では、まず、急こう配な坂の上に立つ宗谷岬灯台に寄って、、夕陽にはえる灯台を、いろいろな角度から撮影しました。デジカメのメモリ容量は十分に余裕を持って積んできたので、どんどんばんばん撮りまくり、そのうちに何枚か良い写真があれば良いやという感じです。『写るんです』のフィルムを大切に大切に撮っていた最初の時とは大違いですね。そして、いよいよ宗谷岬へ下って行きます。

17時半頃に宗谷岬に到着しました。夕暮れ迫る宗谷岬には、まだ数人の観光客が散策しており、ゆっくりとマイペースで記念撮影するゆとりはありません。「日本最北端の地」と記された石碑の前で、急いで、セルフタイマーでの自分撮りを済ませ、場所はすぐに明け渡さなくてはいけない・・・。ちょっと焦ってミスしてしまい、余計な時間がかかってしまったような・・・。今回はセルフタイマーで自分&愛車撮りをするため、小型軽量の三脚を用意しました。重量は250gとかなり軽量で、操作も簡単です。シンプルな構造で、微妙な調整はできませんが、セルフタイマーでの自分&愛車撮りができれば十分です。今回は時間が許す限り、自分撮りでの記念写真も残そうと思っています。

岬のすぐ先の民宿にチェックインしたのが17時45分、本日の走行距離は24kmで、もう肌寒くなり始めていました(北海道は夜明けが早いけど、日が落ちるのも早い)。自転車は1階の駐輪場(夜は閉められる)に保管してもらいましたが、この時期になると観光客も減って、駐輪場には愛車の他にバイクが1台のみ、ちょっと寂しいい風景でした(宿の室内風景)。

天気予報では、明日も雨が降りそうですが、西風が強いのは追い風なので歓迎です。雨装備で出発すれば、雨にも寒さにも問題はなさそうですが、天気次第では、予定している枝幸まで走れない(走らない)ことも考えられるので、明日はお昼頃まで走ってみて、その時の状況で宿を探します。TVではサロマ湖で竜巻が発生したとか流れているし、雷注意報も出ているし、この不安定な天気は、ちょっとやばいかも?。プランに固執しないで、状況に応じて柔軟に対応するのも、今回のテーマでしたが、早速、そのような展開になりそうです。


2014/9/17(水) 2日目:宗谷岬〜猿払〜浜頓別〜神威岬〜枝幸。走行距離は94.9km。天候は曇り時々雨。

2日目は5時過ぎに目が覚めました。すでに窓の外は明るくなっていますが、窓ガラスは結露していて、ちょっと寒そうな感じです。外の様子を確認すると、路面は濡れて水溜りが出来ているものの、西の空にはうっすらと青空も見えます。でも、天気予報では一日、雨と雷の心配が続きそうです。6時頃から出発の準備を始めました。空模様の確認のため窓の外をみると、なんと、キタキツネが寝そべっています。あわててカメラを取りに行きましたが、時すでに遅くキタキツネは藪の中へ消えていくところでした・・・、残念!。

しっかりと朝食を摂って7時半に出発しました(北海道は朝食も早い)。今日は、雨装備で出発し枝幸を目指しますが、雨風が強くて体が冷えたり、距離が伸びない場合は、途中の浜頓別で宿を探すことも選択肢のひとつです。路面には水溜りが残っているので、十分に注意して走りますが、雨雲が後ろから追ってきているような気がして、つい脚に力が入ってしまいます。最初から力んで走っては、最後まで体力が持たないので、意識してゆっくりとペダリングします。民家が途切れると、ゆるやかなアップダウンが始まります。左の写真は、泊内橋の手前から進行方向を写したもので、正面に最初のゆるやかな上り(ピークは標高65.6m)が見えます。雨装備での上りは暑いくらいです!。

今日の見所(ポイント)は、浜猿払から浜頓別の海岸線にまっすぐに延びる『エサヌカ線(天北南部広域農道)』と『北見神威岬灯台』です。今日はこの2つをめぐり終えるまで、雨が降らないで欲しいというのがささやかな願いです。でも、雷がきたら、平坦で隠れる場所が無いエサヌカ線は危険極まりないので、パスせざるをえないかもしれません。ゆるやかなアップダウンが終わると、東浦漁港の横から雄大なオホーツクの海岸線が始まります。これから、海を横手に見ながら、最初の目的地・浜鬼志別灯台を目指します。空は変わらずどんよりと曇っていますが、雨が降らないだけでも良しとすべきでしょう。

オホーツクの長い海岸線には、たくさんの太公望たちが立てたサケ釣りの竿が林立(ぶっこみ釣りというらしい)しています。多い人は10本くらいも立てているでしょうか。なかには車の横にテントを張り、折り畳み椅子に座りながら、じっくりと竿先を見つめている人もいます。そんな風景が網走の先まで続いていましたが、これがオホーツクの秋の風景なんですね。故郷に里帰りする鮭も大変だ〜!。ホタテの貝殻が山のように積み上がっている風景も、オホーツクらしいです。

鮭釣りの風景を眺めながら、追い風に吹かれて快調に走り続けているうちに、道路脇の高台に立つ『浜鬼志別灯台』が見えてきました。この旅で2つ目の灯台です。この灯台も、宗谷岬灯台と同じように紅白のツートンカラーに塗られていますが、灯台の周りにもハマナスの赤い実がなっていました。灯台を撮影している間に、空が明るくなってきました。良い兆候です。でも、この後も、宗谷北部地方には大雨警報と雷注意報が発表されていました。灯台のすぐ先にある浜鬼志別のコンビニ・鳩のマークの『セイコーマート』で昼食用のおにぎりやお茶、そしておやつ用(エネルギー補給を兼ねる)のチョコレートを購入しました。旅先では、昼食や飲料が確保できると一安心です。最初に北海道を走った時は、コンビニ等の店が全然見つけられず、エネルギー切れになりそうで大変困りましたが、今はツーリング・マップルにコンビニの位置も記載されているので、旅人には大助かりです。これも旅が楽になった要因のひとつですね。

道の駅さるふつ公園を横に見ながら、『松浦武四郎宿営の地』碑の前で記念撮影すると、その先の海岸側に『食事処やませ』が見えてきました。『食事処やませ』には、ライダーハウスやログハウス(バンガロー)も併設されていて、道路に向けた看板には、『ゆうくり走ろう北海道。狭い日本そんなに急いでどこへ行く気力と根性で頑張れチャリダー』と激励の言葉が並んでいます。店の前の駐輪場には屋根が付いているようですが、こういう心配りは嬉しいですね。激励の看板を見て一気に元気回復です、ありがとう!。食事時だったら寄れたのにね〜、また来ます!。

『食事処やませ』を過ぎると『猿払パーキングシェルター』が見えてきます。パーキングシェルターは、冬に厳しい吹雪からドライバーを守るため設置されたもので、駐車場、男女・身障者用の水洗トイレ、公衆電話、消火器、道路情報板などが設置されています。私も、最初の北海道ツーリングで雨具に着替えた想い出深い場所です。その時は6月にもかかわらず、九州では真冬に等しい寒さだったし、雨具に着替えるタイミングが遅れたため、体が芯から冷えてしまって温まらず、不安な気持ちがかなり強くなった・・・。北海道の怖さを思い知った場所です(『北海道を本州と同じように考えたらあかんで〜!』って)。

『猿払パーキングシェルター』を過ぎたら、次は、浜猿払から海岸沿いに伸びるエサヌカ線(天北南部広域農道)を目指します。雷雲はまだ遠いし、エサヌカ線を走り切る間は天気がもちそうな気がします。エサヌカ線に入る目印は、猿払川に架かる『富士見橋』で、橋を渡ってすぐに左折します。猿払川に架かる富士見橋を渡って左折し、すぐに道なりに右折します。浜猿払漁港を左に見て少し上ると、そこはもう、牧草地の真ん中を貫く直線道路が地平線に向かってど〜んと延びているエサヌカ線(天北南部広域農道)です。左側にはオホーツクの海岸線が開け、右側(山側)には広大な牧草地が広がっています。ここが、ツーリングマップル北海道2009年版の表紙の撮影地だそうですが、いかにも北海道という風景です。なお、写真の奥に写っている山並みの左端が(北見)神威岬です。

風は相変わらず追い風で、快調に背中を押してくれています。交通量は非常に少なく、特に、地元の車は少ないようです。走行しているのは、ほとんどが(オート)バイクかレンタカーで、自転車を見かけることは、まず、ありません。どうにか、ここまで雨が降らずに来ましたが、後方から黒い雲が近付いているような気がします。さすがに、この直線道路は自転車には長い。どうにかエサヌカ線が終りに近づいた頃、とうとう雨粒が落ち始めました。待ってた?ほいっと、ウェアの内側に折り込んでいた雨具(上)のフードをヘルメットに掛け、シューズカバーの先端を靴のつま先まで伸ばし、雨具(ズボン)の裾を下げて、ハンドルバッグカバーを掛ければ完全雨装備の完成です。国道238号線に出て、浜頓別の市街に近づいた頃、雨は土砂降りになっていました。

土砂降りの雨も、浜頓別市街を過ぎて海岸沿いの直線道路に出た頃にはすっかりと上がり、晴れ間がでるようになりました。(北見)神威岬を貫く『北オホーツクトンネル』をパスして海岸線ルートを走ると、白と黒のツートンカラーに塗られた北見神威岬灯台が見えてきました。ここでゆっくりと写真撮影して、カムイ岬公園駐車場を目指します。

12時25分、カムイ岬公園駐車場に着きました、出発してここまで77kmです。ここでゆっくりと大休止し、昼食を摂りながら宿を探し、脚を休めます。雨に濡れたレインウェアなどを自転車にかけて乾かしながら、枝幸市街に今夜の宿を確保し、ひとまず安心です。ゆっくりとおにぎりを食べていると、すぐ近くの水場で食器を洗っているご婦人たちがおられます。話を聞くと、この方達は北海道をキャンピングカーで旅していて、この時期はこの公園でキャンプしながら仲間と一緒に鮭釣りを楽しまれているそうです。なかには、九州の福岡や大分のご夫婦もおられ、もうしばらく鮭釣りしたら南下されるそうです。この後も、複数の公園でキャンピングカーを見掛けましたが、多分、同じような旅をされているのでしょう。いろいろな楽しみ方があるものです。1週間のツーリングなんて、短すぎて話にならないそうですよ。

枝幸のビジネス旅館に、十分に余裕をもってチェックイン。自転車は玄関内に保管することができました。今日の走行距離は94.9km、雨(雷)雲に追われ(ているような気がして)、昼過ぎまで休憩なしで突っ走りましたが、明日はゆっくりと休憩をとり、脚に疲れを溜めないように走ろうと思います。天気予報では、明日も今日と同じような天気が続くようなので、雨装備で出発です。でも、一日中履いていたレインパンツのお尻の内側の防水加工塗布が裂けて剥がれ気味になっています。レインパンツが古くなって塗布の劣化が進んでいるのだと思いますが、酷使に耐えかねたようです。最後までもってくれると良いのですが・・・(宿の室内風景)。


2014/9/18(木) 3日目:枝幸〜音稲府灯台〜雄武〜興部〜紋別灯台〜紋別。走行距離は103.6km。天候は曇り時々強風を伴った豪雨たまに晴れ。

5時過ぎに目が覚めましたが、やっぱり北海道は朝が早い!、もう窓の外は明るくなっています。でも、昨夜の22時過ぎから熟睡できたので、体調はばっちりです。空は明るいけど風が強く、小雨もぱらついています。今日も雨装備で出発しますが、雨風が強かったら、途中で行程を中断/短縮するかもしれません。6時半から荷作りを始め、7時から朝食、8時頃には出発する予定です。

8時過ぎに出発。雨は止んでいますが、道路にはあちらこちらに水溜りが残っています。スタートでちょっと道に迷って枝幸港へ行ってしまい、ちょっと遠回りになりましたが、無事に国道238号線に合流しました。 今日は、途中で二つの灯台(音稲府岬灯台と紋別灯台)を訪ねて写真を撮る予定ですが、海と牧場(牧草地)意外にはほとんど見所のない単調な区間です。でも、前回のツーリングでは、路肩(路側帯)を走行中にパンクしているので、路面状態が特に気になります。

今日も、北見幌別川の河口には多くの車が停まっていて、多くの太公望が海に入って竿を振っていますが、幌別橋から鮭の姿を見ることはできません。『道の駅・マリーンアイランド岡島』は開店前だったので記念撮影だけで通り過ぎましたが、空はどんよりと曇り、駐車場には水溜りがあります。

やっと見つけました、徳志別橋の上から見た、徳志別川を遡上する鮭です。時折、水面に跳ねる姿を見ることが出来ますし、川の底で白い腹を見せて死んでいる鮭もいます。死んだ鮭は卵を産み終えたのでしょうか、それとも産卵場まで行き着かずに息絶えたのでしょうか?。徳志別橋の上流川岸には『さけますセンター』があり、川はそこで堰き止められているように見えます。多分、そこから鮭が上流へ遡ることは非常に困難で、堰で捕獲されて人工ふ化されるのでしょう。秋の北海道では(東北でも)川を遡上する鮭を見ることができますが、鮭が遡上しない川もあります。河口にカモメが群れている川は、まず確実に遡上する鮭を見ることができるようです。多分、カモメは旅の途中で死んだり、産卵という大役を終えて一生を全うした鮭を捕食しようと待ち構えているのでしょう。これも自然の営みであり、食物連鎖、生物間のエネルギーの伝承というものなのでしょう。

枝幸町乙忠部です。国道238号線はオホーツク海沿いに延びていますが、オホーツク海に流れ込む川の浸食作用によって、川の周辺の土が抉られ低くなっていきます。その川々を横切って走るので、当然、高い場所と低い場所を交互に走ることになります(アップダウンを繰り返す)。特にこの区間は、海に流れ込む川の数が多いようで、アップダウンも必然的に多くなっています。ということで、今日はずっと、ゆるやかなアップダウンの繰り返しです。道路の両側(特に山側)には、広大な牧場(牧草地)が広がっていて、走っても、走っても、景色はほとんど変わりません。変化の少ない区間は、どうしても印象が薄くなりがちですが、この区間はまさにそんな感じです(前回は、集中力が低下して、パンクしたのかもしれないね)。ちょっと退屈ぎみですが、これが午後だと眠くなってくるんだよね。

11時、音稲府岬に立つ音稲府岬灯台に着きました。ここまで48.8km、本日の行程のほぼ真ん中まで来ました。この灯台も個人の牧場の奥に立っていて、見つけるのに苦労しましたが、そういう時に活躍するのが国土地理院の地図(のコピー)です。ツーリングのサブテーマ『灯台探訪』にあたっては、いつも、国土地理院の地理院地図(電子国土Web)を印刷して携行しています。灯台探訪以外にも、国道238号線からエサヌカ線へ入る場所や国道へ戻る場所等、ポイントとなる分岐について印刷してきました。今回はタブレットも携行したので、それで地図を検索することも可能ですが、事前に調べておけば、どの辺でどっちへ曲がるのか、おおまかなイメージも把握できるし、不要なトラブルも防止できますからね。

この付近から、牧場(牧草地)以外に、じゃがいもなどの農場も見かけるようになってきました。雄武市街で久々に見かけたセイコーマートで、おやつ用のチョコレートとヨーグルトを購入する。

11時40分、道の駅おうむに到着しました。ここまで55km、ここで昼食休憩し、紋別の宿を探します。さて、何を食べようかな・・・、美味しいものがあれば良いな〜などと考えながら道の駅に入ると、そこにあった食事メニューは『韃靼(だったん)そば』が数メニューのみ。そばでは腹持ちが悪いし、途中でエネルギー切れにもなりかねないので、外に出ると『てんぷら』の幟が見えました。できれば『海鮮丼』などを食べたいな〜と思っていましたが、まあ天丼でも良いか・・などと思い直して店に入ると、そこは魚のすり身等を揚げるてんぷら屋さんで、ちょっとジャンルが違います。周辺を眺め回しても食べ物屋さんは無さそうだし、諦めて道の駅の隣にあった『A-coop雄夢(「おうむ」ではなくて「ゆうむ」と読むらしい』に入ってみました。

お弁当やおにぎり、お惣菜、そしてパン類等、普通のスーパーマーケットらしい商品が並んでいますが、今日はパンだ!と決めて山崎のレーズンロールと牛乳(これは北海道産)を購入(合わせて230円)し、惣菜コーナーの隅に置かれたテーブルで食べることにしました(山崎のレーズンロールは、時々、昼食に食べているので、ついつい手が伸びてしまいました)。テーブルに腰をおろして、まず、紋別市街で宿探し、すぐにビジネスホテルが予約できました(実は昨日の宿の洗濯機が壊れていて洗濯出来なかったため、今夜はランドリー付きの宿を探しました。旅先では毎日洗濯するのが、携行品を少なくするために必須です)。食事を終えてPCメールをチェック、こういう時、タブレットは本当に便利ですね。12時40分に出発しました。

今回走った道路の中央線は、ほとんどが白い破線でした。これは、「対向車線へのはみ出し走行が可能」なので、対向車線にはみ出して追い越すことができます。九州も、以前(昔)は片道一車線の道路でも、追い越すことができましたが、現在は追い越しができる道路はほとんどありません。でも、北海道を走っていると、追い越しをかけた車が正面からど〜んと迫ってきて、すごい迫力です。大型車などは恐いくらいの迫力で、風圧でよろけそうになります。

13時55分、道の駅おこっぺに到着。ここまで75.6km、紋別まで残り25km程度なので、ゆっくりと脚を休めていきます。この道の駅も案内所がメインみたいで、地元の産物販売所は申し訳け程度に設置されているくらいです。この後もそうですが、北海道の道の駅は、案内所とテーマパークが併設されている感じで、九州の地産品のスーパーマーケット的な感じとは大違いです。雨は降りそうにないので、ここで雨具(上)とシューズカバーを脱ぎました。まだまだ、アップダウンが続きます。

紋別は、小樽とおなじような坂の町で、紋別山や紋別公園から紋別港へゆるやかに下っています。この坂道は、TV番組『鉄腕ダッシュ』の「雪の坂道を止まらずにどこまで行けるか !?」のコーナーの舞台にも選ばれたほどで、紋別灯台は、そのスタート地点となった紋別公園の頂上近くに立っています。紋別市街は坂ばかりですが、紋別灯台の近く(紋別公園の周辺)は特に急坂になっていて、今回、初めてフロントイナーギアを使うことになりました。アップダウンで疲れた?脚にむちうって紋別公園まで上り、紋別灯台に着いたのが16時15分、日暮が早い町並みは、少し涼しく(寒く)なり始めていました。

ちょっと道に迷い、タブレットで確認しつつ、宿に着いたのは17時半頃でした。本日の走行距離は103.6km、久々の100km越えですが、どうにかパンクもせずに到着することができました。感謝です。まずはお風呂で汗を流し、その後は、コインランドリーで洗濯/乾燥しつつ、近くのセイコーマートで買った缶ビールとおつまみでひとり乾杯し、洗濯ものが乾燥する頃には、すっかり出来上がってしまいました(宿の室内風景(ツインのシングル使用))。

明日の天気予報は「晴れ」ですが、服装には悩んでしまいます。多分、雨装備までは必要ないかもしれませんが、いつ雨が降ってくるかもしれないし・・・、明朝の天気次第ですね。ちなみに、明日の日の出は5時10分です。


2014/9/19(金) 4日目:紋別〜湧別〜サロマ湖・三里浜〜計呂地〜浜佐呂間。走行距離は89.1km。天候は曇り時々晴れのち雨。

5時半前に起床、窓の外はもう明るくなっていて(TVの朝番組では福岡の空はまだ暗い)、空は久々に晴れ上がっています。ウェアをどうするか・・・、今日の最高気温は17℃の予報です。やっぱり、レーパンはロングにしてフィットネスパンツを重ね、暖かくなったら、パンツの裾を膝下まで折り曲げるとしよう。上は、長袖Tシャツに薄手の長袖ポロシャツを重ね、その上にウィンドブレーカーを着て様子を見ることにしました。7時からゆっくりと朝食を摂り、8時を目途に出発することにしました。

8時過ぎに出発、すぐに上り坂が始まります。今日の前半はフラットで後半のサロマ湖沿いは、ゆるやかなアップダウンが続きます。調子に乗って前半で脚を使い、後半のアップダウンでガクッと疲れがでると最悪なので、意識してゆっくりとペダリングしながら、最初の目的地『道の駅オホーツク紋別』を目指しました。道々304号線(紋別港線)をゆるやかに上っていくと、高台から紋別港を一望できるようになりました。紋別港には、冬の間、流氷砕氷船として活躍するガリンコ号(1号は港内の公園に展示され、2号は岸壁に係留)が見えてきました。数年前にツレと行った北海道バスツアーで流氷観光したのはガリンコ2号で、その当時もガリンコ1号は公園に展示されていました。懐かしいです。 『道の駅オホーツク紋別』に寄って記念撮影し、間もなく、国道238号線に合流しました。

紋別市街から路側帯を含めてずっと舗装整備されていた国道238号線は、オホーツク紋別空港を過ぎて路面が狭くなり荒れてきました。路側帯は狭くなり、重ね舗装した車線から取り残されたように荒れてきました。車線も輪だちがひどくなり、自転車にとっては非常に走り辛い状況です。そのうえ、洗濯板状の路側帯まで出てきて、踏んだり蹴ったり!。こうなると北海道(のこの区間)は、サイクリストにとって憧れの地と言えるような状態ではありませんね、残念ですが・・・。

湧別(川)の手前で3人の自転車ツーリストに会いました。ロードレーサー&デイパックのお兄ちゃんにはす〜っと追い抜かれ、完全キャンプ装備の二人とはエールを交わしながらすれ違いました。昨日までは、自転車ツーリストにはあまり会えなかったのに、天候が回復したので増えたのかな?。北海道では追い抜いて行く(オート)バイカーが、追い抜き際に手を上げたり、振ったりしてエールをおくってくれます。こちらも手を上げてエールに応えますが、日頃は仲が良いとは言えない両者がエールを交換するのは、なかなか気持ちが良くて元気が出るもんです。これも北海道ならではのことです。

湧別町で国道238号線を外れて道々204号線(湧別上湧別線)に入り、サロマ湖に突き出た西側の砂州・三里浜に立つサロマ湖口灯台を目指します。9時55分、セイコーマート湧別店に寄って昼食を購入しました。ここまで29.4kmです。昼食を購入したあと、店の裏の日陰でタブレットを取り出し、今夜の宿を探しました。最初の計画ではサロマ湖東岸の常呂町栄浦で泊ろうと考えていましたが、電話に応答がなかったのと、何となく気分が乗らなかったので、手前の浜佐呂間に宿を確保しました。そして、この判断があとで・・・、何らかの予感があったのかも?。陽が出ると暑いくらいですが、日陰はヒンヤリするくらいです。昼食を購入したし、今夜の宿も確保できたので、安心して先へ進みます。セイコーマート湧別店の先の交差点を右折し、サロマ湖の三里浜を目指して道々656号線(湧別停車場サロマ湖線)をひた走ります。

サロマ湖の西岸には広大で平坦な農地/牧草地が広がっています。そこをサロマ湖に向けて真っ直ぐな道がず〜っと続いています。そのうえ、交通量が少ないので、すごく走りやすく感じます(特に、これまで路面の悪い道を走ってきたしね・・・)。でも、なぜか、ダンプカーが多いような気がします。この先で工事でもやっているのかな・・・と思っていましたが、後で、その理由が分かりました。

湧別町に入った頃から、道路の両側に農地が増えてきました。ビート(さとう大根)やじゃがいも、そしてとうもろこし(北海道では『とうきみ』と呼びます)の畑が、ず〜っと広がっているのは、北海道ならではの風景です。 ここまで西風に背中を押されて快調に走ってきましたが、途中まで同じ道を引き返す復路は風に向かって走ることになります。こうなると風は、強くないほうが良いな〜等と勝手なことを考えながら走っています。広大な農地/牧草地の奥に、横長く広がる森が見えてきました。農地/牧草地より東側にあるので防風林ではないようですが、農地や牧草地として開拓される前までは、このような森がず〜っと広がっていたのかもしれませんね。三里浜からの復路で国道238号線に出るとき、この付近の道を通るはずなので、特に注意を払って走り続けます。森を抜ける直前に、国道238号線との分岐点がありましたが、復路はここから国道238号線を目指すことになりそうです。森を抜けた直後、一瞬雨が降ってきて慌てましたが、西の空に黒い雲が出てきたのが気がかりです。

森を抜けると展望が開け、サロマ湖岸に建つ家々と、係留された船が見えてきて、まもなく、道路の両側に民家が立ち並ぶようになりました。この集落を抜けて『三里浜キャンプ場』(左が駐車場で右奥がキャンプ場)に着きましたが、キャンプ場はすでに閉鎖されていました。キャンプ場の横の道路が岬の先端へ伸びる道路のようですが、その入口には、なんと、『関係者以外、立入禁止』の看板が立っています。でも、ここまで来て引き返すなんて出来ないし、入口には守衛さんもいないようなので、失礼して(灯台の関係者として)先へ進むことにしました。見つかって注意されたら事情を説明し、それでも駄目だったら諦めますが、簡単に引き下がることはできません。

時折、横をダンプカーが通り抜けて行きますが、道路の奥に砂の山と、それをダンプカーに積み込むシャベルカーが見えてきました。灯台は砂山の奥に、先端がちょっとだけ見えていますが、灯台へたどり着くためには、砂山の間を抜けていくしかないようです。自転車から降りて、静かに、目立たないように、迷惑をかけないよう、一番端っこを、自転車を押して作業場所(巨大な採砂場です。この砂は湖口に積もった砂を浚渫したものかもしれませんね)を通り抜けました。呼び止められないようにと祈りながら・・・、ひやひらもんです。どうにか呼び止められることなく作業場所を通り抜け、サロマ湖口灯台に到着しました。11時5分、ここまで44.3kmです。砂原の中に立つ灯台の周りには、ハマナスの赤い実が着いていました。

三里浜の突端に立つ『サロマ湖口灯台』です。砂山の作業場から250mほど砂利道を行った先に、波除けのブロックに囲まれ、ぽつりと立っていて、寂しげな風景です。サロマ湖口の東岸は、すぐそこに見えています。ここに橋が架かっていたら、すぐ東岸に渡ることができるのにね。でも、利用者が少ないか・・・。時折り小雨がぱらつくようになってきたので、急いで写真撮影(セルフタイマーでの自分撮影も)をすませて、引き返すことにしました。でも、写真撮影ができて良かった、良かった。入口の立入禁止で諦めていたら、この写真も撮れませんでした。

復路は砂山の作業場所を通らずに引き返したかったのですが、探しても他にルートが見つからないので、もう一度、作業場所を通り抜けるしかありません。今度も、自転車から降りて、静かに、目立たないように、迷惑をかけないよう、一番端っこを、自転車を押して通り抜けましたが、呼び止められることなく通り抜けることができ、ほっとしました。相変わらず道路には採砂場へのダンプカーが行き来しているので、道路の端をそっと一目散に退散します。

三里浜キャンプ場の駐車場に着いて一安心し、竜宮台展望公園で昼食&休憩をとることにしました。11時45分、ここまで46.7kmです。昼食は湧別のセイコーマートで買ったおにぎりとお〜いお茶です。おにぎりを食べながら眺めていると、三里浜キャンプ場まで来た車は、立入禁止の看板を見て、駐車場でUターンして引き返して行きます。せっかくここまで来たんだから、砂州の先端まで行きたいんだろうけど、観光資源としても勿体ない気がしますね。虫が多かったので休憩を30分ほどで切り上げて出発しましたが、やっぱり西風が強く吹いています。しばらくは完全に逆風なので、脚を使いすぎないよう軽めのギアを選んで走ります。

12時20分、雨が降り始めたので、すぐ近くにあった『本間前バス停留所』自転車と一緒に逃げ込みました。かなり激しい雨ですが、多分、通り雨なのでしばらく待てば出発できるはずです。12時半過ぎには雨があがり、晴れ間も出てきたので、しばらく様子を見て出発します(この時点で完全雨装備に切り替えていれば、後でばたばたせずに済んだのにね)。

12時40分に出発。逆風なので、風の呼吸にあわせて耐えたり、踏んだりを繰り返します。13時7分、道々656号線を外れ、サロマ湖沿いに国道238号線(まで7km)を目指しますが、これからは森の樹々が風を遮ってくれます。千鳥ケ浜の船着き場を過ぎて右折し、『東9線道路』森に沿って国道238号線を目指します。でも、バスルートを外れたので緊急避難(雨宿り)できるバス停がなくなり、ちょっと不安です。

国道238号線に合流する直前(左の写真)、先ほどからぱらついていた雨が急に強くなり、強い西風と一緒に降りつけてきました。近くには逃げ込めるような場所も無いので、風だけでも避けられるよう、道路の左側に立てられていた防風塀の陰に入り(開いた写真の奥に写っているのが雨装備した自転車です。防風塀を支える柱の大きさが日頃の風の強さを物語っています)、急いで雨装備しました。この防風塀の風除け効果は抜群で、横殴りの雨からずぶ濡れになるのを防いでくれました。

20分ほど雨宿りして、小降りになったので、完全雨装備で出発しましたが、国道238号線は水浸しで、レーパンロング、ストレッチパンツの上にレインパンツを重ねた脚はすごく重くなっています(強い風雨の中、ストレッチパンツを脱いでレインパンツに着替えることは考えられませんでした)。14時20分、道の駅・愛ランド湧別に着きました、ここまで65kmです。この道の駅には、なんと、遊園地が併設されています。北海道には個性的な道の駅が多いな〜なんて考えていると、またしても、どっと雨が降ってきて、休憩を兼ねた雨宿り。そして道の駅のスタンプを押下しましたが、ここのスタンプのデザインは「ほたて貝」でした。レインパンツの下のストレッチパンツを脱ぎ、雨が小降りになるのを待ち、次の道の駅・サロマ湖を目指して出発しました。

サロマ湖畔に出ると展望が広がります。湖畔のパーキングに自転車を止めて振り返ると、さっきまでいた三里浜の砂洲、砂の山、湖口、そして灯台が見えました。湖畔を離れると、道路の両側には森が広がり、まるで森の中を走っている気分です。

再度、サロマ湖畔に出ると、この地形や建物はなんとなく記憶に残っています。16年前、初めてオホーツク街道を走った時、空腹でエネルギー切れになる前に、食事を摂らなくてはと必死で周りに目を凝らして食堂や店を探していた区間だからでしょう。そんな思い出にひたっていると、突然、横殴りの雨と突風が吹きつけてきました。「これっ、雹じゃね〜!」というくらい大粒の雨?が降り、サロマ湖から突風が断続的に吹きつけてきます。強い突風に吹かれても、愛車・走二郎はまったく安定していて、この自転車で来て正解だったな思わせてくれます。

サロマ湖畔を離れると、間もなく『ホテル・グランティアサロマ湖』が見えてきますが、その先はずれに小さな山小屋風のバス停『サロマ湖畔』があります。ここも思い出深い場所で、どうにか小さなコンビニを見つけて食料を購入し、このバス停で食べ、どうにかエネルギーを補給して元気を回復した場所です。もう16年前のことなので、当時の建物では無いかもしれませんが、残ってくれてて嬉しい場所です。15時45分、道の駅・サロマ湖に到着しました、ここまで77.6kmです。トイレ休憩し道の駅のスタンプを押下します。トイレの中が暖房されているように暖かく感じたのは、それだけ外気温が下がっているのでしょう。道の駅にはサロマ湖を歌った曲が何曲も繰り返し流れていましたが、その間にも雨が強くなっていきます。同じように雨宿りしているサイクリング中のご夫婦(奥さまは日本語の上手な外国人)と話が弾み、自転車のこと、ツーリング装備のこと、旅のこと、北海道のこと、etcで、あっという間に時間が過ぎますが、あまり長居はできないので、お別れを言って雨の中を出発しました。

16時10分、雨の中を出発しました。また雨が強くなってきますが、本日の宿がある浜佐呂間までは10kmちょっとなので、17時過ぎには宿に着けるだろうと気楽に走っていました。

もうすぐサロマ湖畔を離れようという時、突然タイヤがガタガタと振動し始め・・・、リアタイヤのパンクです。それも雨の中で、残り10kmも無いのに、くっそ〜・・・。毒突いていてもどうもならないので、パンク修理を開始しました。予備のチューブへ交換する前にタイヤを内外からチェック(タイヤをチェックせずにチューブを取り付けると、釘やガラスが残っていたら、またパンクしてしまいます)すると、タイヤには内側まで達する5〜6mm長の傷がついています。このままでチューブを替えても、この傷から小石やガラス片が入ると、あっけなくパンクということになりかねません。でも、この雨の中ではタイヤの修理/補強は無理なので、とりあえずチューブだけを交換することにしました。雨の中でのパンク修理で、両手はもう真っ黒です。これからは路側帯(路肩)の荒れた場所を避け、(自動車の迷惑になろうとも)白線の内側を注意しながら走ります。とりあえず、今日の宿まで持ってくれ〜!と祈りながら・・・。17時半過ぎ。浜佐呂間の宿に到着しましたが、ひやひやものの10km弱でした。ここまで89.1km、今日の行程を短くしたのは大正解でした。

宿のご主人の好意により、明るい倉庫の中で修理を開始しました。チューブの穴をゴムのりと薄型パッチで修理した(最初はイージーパッチを使いましたが、うまく穴が塞がらなくて再修理)あと、タイヤの汚れを水道で洗い流して傷の状態を確認し、マルニの薄型パッチで内側から補修しましたが、これだけでは、小石やガラス片が傷口に入ると、再度パンクする心配があります。網走市内の自転車屋さんに電話しても、適応するサイズのタイヤは見つかりません。このままでは旅が終わりかねないので・・・、無い知恵を絞りに絞って、タイヤの外側にもチューブ用の薄型パッチ2枚を貼り重ねることにしました。これで小石やガラス片が直接チューブに触れるのを防止することはできますが、チューブ用のパッチなので剥がれてしまわないか・・・等、心配事は絶えません。明日は10km走る毎にタイヤをチェックし、パッチの状況を確認しながら走ることにしますが、左足首の古傷が痛み始めたこともあって、無理はせず様子を見ながら走ることにします。足首にはバンテリンをたっぷりと塗りましたが、状態次第ではこの宿に連泊することになるかもしれません。


2014/9/20(土) 5日目:浜佐呂間〜常呂〜二見ケ岡〜能取岬(灯台)〜網走。走行距離は72km。天候は久々の晴れ。

5時半頃に起床。左足首の痛みはかなり消え、普通に動かすには支障がないようです。昨夜は、この宿に連泊して休養することも考えましたが、浜佐呂間には自転車さんも無く、動きがとれないので、予定通り(能取岬経由で)網走へ向かうことにします。網走まで行ければ、いろいろな選択肢ができるはずです。

7時半から朝食を摂り、8時半過ぎに出発しましたが、出発時の天候は晴れで西の風(追い風)が吹いています。今日のウェアは上が、半袖Tシャツ、薄手の長袖ポロシャツ、それにウィンドブレイカーです。下は、レーパンロング、ストレッチパンツの折り曲げ、グローブは普通のロングで、この旅で一番の軽装です。できるだけ白線の内側のきれいな場所を走り、10km走るごとにタイヤ(補修パッチ)の状態をチェック/撮影します。補修パッチが剥がれかかっている等、タイヤの状態が悪い場合は、そのまま網走まで直行し、改めてタイヤを探す等、別なアクションを考えるつもりです。

きれいな路面を探しながら、ゆっくりと慎重に走って行きますが、パッチの状態は10kmも、20kmもOK!、チューブ用のパッチでも、結構強度があるようです。少し気持ちが楽になり、収穫された玉ねぎの山等の写真を撮る余裕もでてきました。天候は晴れで追い風、ツーリングには最高のコンディションです。常呂のセブンイレブンで昼食を購入しました。

9時55分、『オホーツクサイクリングロード能取湖畔駐車場』からオホーツクサイクリングロードに入りました。ここまで20.7km。タイヤ(補修パッチ)の状態は良好で安定しています。この状態が維持できれば、計画通り能取岬へ向かうことができそうです。このサイクリングロードは、2002年のツーリング北海道5で馬場ちゃんと一緒に走った思い出の道です。今回は残念ながら一緒に走ることはできませんが、いつかまた一緒に走りたいな〜!って思っています。

オホーツクサイクリングロードは、能取湖の湖畔を国道238号線と並走して続いています。路面は良好ですが、落ち葉や枯れ枝、そしてどんぐりより大きな木の実がいっぱい落ちていて、特に大きな木の実がタイヤが触れて影響しないかと心配です。

そんな気持ちでサイクリングロードを走っていたら、能取岬方面への別れ道を行きすぎてしまい、気付いた時には網走湖畔の『湖眺橋駐車場』近くまで来ていました、ここまで37.9kmです。ここでしばらく休憩し、その間に網走市街のビジネスホテル(朝食付き)を今日と明日の2泊予約しました。このタイヤではハードなツーリングは無理だろうと判断し、明日は網走市を拠点にその近郊を観光気分でポタリングすることにします。

国道238号線を引き返し、二見ケ岡で道々76号線(網走公園線、別名美岬ライン)に入り能取岬(灯台)を目指します。ここまで41.3kmで、タイヤはまだまだ大丈夫です。

道々76号線(網走公園線)の道路沿いにはのどかな田園風景が続き、収穫したばかりのじゃがいもを積み上げた山もありました(うす茶色の山は土ではなくじゃがいもです)。

12時ちょうどに『レークサイドパーク・のとり』に到着しました、ここまで46.5kmです。芝生の中のベンチに腰掛けてゆっくりと昼食を摂り、靴を脱ぎ脚を伸ばして休めます。心地よい風が吹き、日差しは暑いくらいで、この旅で初めての快適な一日になりそうです。ベンチの近くにはトイレもあって、至れり尽くせりです。これで日除けがあったら最高ですが、そこまでは言えない・・・。1時間ほど休憩して出発しましたが、道路(道々76号線)はフラットなうえに交通量が少ないので、路側線なんか気にせず、車線の真ん中を堂々と走ることができます。すごくタイヤに優しい感じで、安心して走ることができます。

そよ風に吹かれる能取湖の湖面はすごく穏やかです。

外海(オホーツク海)沿いに出ると、海ははっきりと表情を変え、白く泡立つ高波が激しく海岸に打ち寄せています。波の先に能取岬が見え、そのの先端には能取岬灯台が小さく見えています。

美岬トンネル(全長1,030m)を抜けると、能取岬への分岐が見えてきました。

能取岬の有名観光スポットのひとつ、『能取岬への道』です。道路のセンターラインを跨いで撮影すると、真っ直ぐな道が海へ続くアングルで撮影できるらしいのですが、通行する車に遠慮しつつ撮影したので、道路が曲がって写ってしまいました。

写真の右側には『美岬牧場』が広がっていて、牧場奥(の岬の先端)に灯台が立っています。

14時ちょっと前に能取岬に到着しました、ここまで58.6kmです。自転車を押しながら散策して、いろいろな角度から岬や灯台を写真撮影し、たまには自分撮りもして・・・。岬/灯台好きには、至福の時間です。

道々76号線の能取岬の東側のルートで網走市内を目指しましたが、西側と違ってかなりアップダウンがありました。網走市街に入り、宿近くのコンビニでビール&つまみ&夕食を購入して、ビジネスホテルにチェックインしました。本日の走行距離は、ちょっと少なめの72kmです。ホテルには屋根付きの駐車場がなかったので、自転車も部屋に入れさせてもらいましたが、リアタイヤ(補修パッチ)の状態はまだまだ問題ないようです(写真のリアタイヤの黒いところがパッチで補修した部分です)。

明日はゆっくり起きて、網走市近郊をポタリングします。


2014/9/21(日) 6日目:網走から浜小清水周辺をポタリング。走行距離は58km。天候は快晴。

5時半に目が覚めるが、昨夜は早めに寝たので睡眠は十分です。空は晴れ上がっていて、一日中、暖かくて良い天気が続きそうです。朝食までに自転車の清掃、手入れをしましたが、手元に自転車があると、気になっていた細かなところも微調整することができます。愛車の手入れ/調整を終えると、こちらの気分まで良くなった気がします。

9時過ぎにホテルを出て、国道244号線を浜小清水方面へ走り始めました。今日はリアのパニアバッグも無いし、ウェアも軽装、そのうえ快晴の天気に恵まれて、すっかり観光客気分です(でも、タイヤトラブルも考慮して、工具や輪行袋は携行します)。今後の旅では、途中でこういう息抜きを入れるのも良いかもしれません。自転車を整備/清掃し、ついでに体と心を休めてリフレッシュする。そして、また、次の日から旅を楽しむなんてね。

今日は風景を眺めながら、ゆっくりと、時には広い歩道を走りながら、観光ポタリングです。網走の海では、サーフィンを楽しむサーファーや、藻琴川河口で鮭釣りを楽しむ非常に大勢の太公望、そして海岸に打ち寄せたコンブ拾いを楽しむ人たちもいます。

今日の昼食は浜小清水の、食堂・民宿『おばちゃんの家』でそばでも食べるつもりです。タイヤがダメージをうける前までは、昨夜『おばちゃんの家』に泊り、今日は国道244号線と国道391号線経由で屈斜路湖まで走り、明日、美幌峠を越えて女満別空港から帰る予定でした。『おばちゃんの家』は初めて北海道を走った時に泊った宿で、二代目のおばちゃんが、私の当時の勤務地・横浜の出身ということもあって話が盛り上がり、オホーツクを旅するならもう一度泊まりたいと考えていた宿でした。泊れないなら、せめて昼食にそばでも食べようと考えましたが、お昼までは時間があるので、それまでは、ゆっくりのんびりと観光です。

まず、鱒浦のかに直売店から、福岡でお留守番のツレに朝ゆでのかにをクール宅急便で送付しました。一人で旅に出た罪滅ぼしというわけではありませんが、旅の楽しさのお裾分けというところです。

次に釧網本線の北浜駅に寄りました。北浜駅は「オホーツク海に一番近い駅・海岸まで20メートル」というふれこみで観光客も多く、駅の横の展望台からは、オホーツク海沿いにず〜っと続く線路(ずっ〜と奥には知床連山)を眺めることができました。そして、濤沸湖で記念撮影。もうすっかり、完全に、観光客気分です。道の駅『はなやか小清水』では珍しい三輪のキャンピングカー(MAZDA T1500)を見ることができました。

『おばちゃんの家』では、おそばを食べながら、ちょっとだけ昔話をすることができました。 昼食を終えて出発、すぐに国道244号線を離れて『じゃがいも街道(小清水町道21線基幹道路)』に入りました。じゃがいも街道は、じゃがいもの産地として知られている小清水町のシンボルロードだそうで、7月には白やピンクの可憐なじゃがいもの花が一面に広がるそうです。5kmも続くじゃがいも街道の両脇に広がるじゃがいも畑に花が咲く場面は想像もつきませんが、すごくきれいなんでしょうね。じゃがいも畑の奥に斜里岳が見えました。真っ直ぐ続く道路沿いには、収穫した大量の大根を洗浄している農場がありましたが、これから出荷するのかな、それとも加工するのかな?。

最初の信号を右折して『南3号基幹道路』に入りましたが、ここから東に伸びる道路は、北海道の直線道路の中でも屈指の27kmを誇り、知床連山の麓まで続いているようです。屈指の直線道路を背に坂を上り切り『斜網広域農道』に入りましたが、この道路もまた、農場の間に果てしない直線道路が伸び、追い抜いて行った車は陽炎の中に消えていく、いかにも北海道らしい風景が開けます。農場で栽培されている作物は、じゃがいも、ビート(さとう大根)、玉ねぎ、長いも、アスパラガスなどで、その広さはやっぱり北海道クラスですが、すでに収穫された作物も畑に山積みになっていて、野菜のイメージとはかけ離れています。

そのうちに、延々と続くアップダウンや、広大な風景にも飽き、脚を使うのも今日の趣旨(のんびりと観光ポタリング)に外れているので、道々767号線・明生北浜線で濤沸湖に抜けることにしました。濤沸湖ではセルフタイマーで自分撮りしましたが、濤沸湖は「二級河川」なんですね、湖だと思っていました・・・。

国道244号線をいったん網走市街へ引き返しましたが、宿に帰るにはまだ早いので、網走港から網走川沿いに走り始めました。この上流には何があるんだろ・・・、確か、網走刑務所も網走川沿いに建っていたし、オホーツクサイクリングロード大曲駐輪場も近かったよね・・・、ついでに、網走市街を通らずに網走湖に出るルートが見つけられればグーです。網走港の堤防や裏道を走り繋げ、網走駅の近くからは網走川沿いの遊歩道みたいな道になりました。

最初に見かけたのは『さけ・ます増殖事業協会』の堰で、多量の鮭が堰を越えて遡上しようとジャンプを繰り返しています。でも、普通のジャンプで越えられるわけもなく、明日になれば捕獲される運命かもしれません・・・。

次は、網走刑務所ですが、今回で3回目の訪問なので、さらっと流して上流へ進みます。でも、川沿いの道から網走刑務所の全貌を眺めるのは初めてです。山の上には監視台みたいな櫓が立っているのが見えますし、古い作業棟みたいレンガ作りの建物もあります。

そして、オホーツクサイクリングロード大曲駐輪場がゴールです。こんなふうにして写真を撮るのも3回目で、とても懐かしい気がする場所です。最初の時はやっと晴れ間が出て、気分がアップし始めた場所ですし、2回目は馬場ちゃんと走り、ここで休憩しました。3回目もこうして無事に到着することができました、感謝です。明日はいよいよ最終日、網走川沿いのルートから国道39号線に入り、女満別空港を目指します。


2014/9/22(月) 7日目:網走〜女満別空港−(飛行機で輪行、羽田空港で乗り継ぎ)−福岡空港。走行距離は22.6km。天候は晴れのち曇り(雨)。

最終日も5時半に目が覚めて、ベッドでうつらうつら・・・。今日も快晴なので、ウェアは福岡仕様(半袖Tシャツ、薄手の長袖ポロシャツ、等の軽装)で出発します。

今日も網走川沿いの裏道と遊歩道を走ります。JR網走駅で記念撮影して、また遊歩道へ戻り、網走刑務所に続く『鏡橋』の前で国道39号線に入りました。大曲1交差点を左折すれば女満別空港まで突っ走るだけですが、飛行機の出発までにはかなり余裕があるので、ゆっくりと風景を楽しみながら走ります。網走川には緑の藻がいっぱい流れていましたが、これは網走湖から流れ出した藻のようです。網走湖はかなり富栄養なのかな?。

写真は網走湖畔の呼人浦キャンプ場です。ちょうどバイカーがキャンプを撤収していましたが、網走市街のすぐ近くに、このようなキャンプ施設があるんですね。このキャンプ場は使用料が無料で、そのうえテントの近くまでバイクの乗り入れが可能ということもあって、バイカーの利用が多いそうです。

女満別川をわたり、ゆるやかな坂を上り切ると、高原の農場が広がっていました。このルートは、網走市街から女満別空港へのアクセス道路だけあって、路側帯も広くてきれいに整備されていて、気持ちよく走ることができます。

『道の駅メルヘンの丘めまんべつ』に寄って、スタンプを押下、ここまで16.5kmです。

国道39号線を離れ、道々64号線に入りました。女満別の市街?を抜けると田園風景が広がり、まもなく女満別空港が見えてきました。11時に女満別空港に到着、ここまで22.6kmでした。

飛行機での輪行準備をしていると、雷がなって大粒の雨が降り始めました。振り返るといつの間にか真っ黒な雲が広がっていました、さっきまでは晴れ上がっていたのにね・・・。最後の最後に雨に降られそうになったのも、この旅らしいかな・・・。でも、無事に旅を終えることができました、多謝!。

【追伸】今回はゴムのりと薄型パッチを携行して正解でした。イージーパッチを携行するので必要ないかと思いましたが、イージーパッチでは今回のトラブルには対処できませんでした。これからも必ず携行します。タイヤの外に貼った2枚のパッチは、福岡に帰った後でパスハントした時に剥がれてしまいましたが、上りの踏み込みや下りのハードブレーキングに耐えられなかったのでしょうね。でも、北海道では2日以上問題なく使用できましたし、平地の走行であれば、もっと長く使えたのではないでしょうか。ともあれ、良い経験になりました。


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