河口から源流まで「那珂川」

Date:2005/12/11 & 2005/12/25 & 2006/9/23

那珂川は、福岡市早良区板屋の背振上流を源流として、那珂川町、福岡市を経て、博多港横で博多湾に注ぐ全長35.1kmの二級河川です。
那珂川町も町の中を流れる那珂川から名付けられたそうです。河口近くには九州最大の歓楽街である中洲が川の両岸に広がっています。
河口近くには博多埠頭、博多ポートタワー(ただいま改装中)、福岡競艇場等があります。
ここをクリックすると那珂川のルートマップを表示します。

最も河口寄りに架けられた「みなと大橋」から上流を写したものです。
左側に那の津大橋、そして右側には福岡競艇場が見えます。

須崎橋から那珂川と博多川の分岐を写したものです。
右側が那珂川、そして誘い橋(いざないばし)の架かる左側の川が博多川です。博多川は、清流公園の上流で再び那珂川と合流するまでの短い区間の名前のようです。那珂川(博多川)は九州一の歓楽街・中洲を横切って続きます。

福岡アジア美術館横の河畔は散策できるように整備され、格好のデイトスポットになっています。
また、この区間は博多座で講演する役者衆がご当地入りを呼びかける「船乗り込み」でも有名です。

清流公園から上流をみたものです。那珂川は、まだまだ街中を抜けて続きます。
中洲から蓑島橋近くまでは川沿いに道がないので、右岸/左岸のどちらを通っても大差ありません。蓑島橋より上流は右岸に川沿いの道があります。
街中を走るときは、川沿いには信号が付いていない場合が多いですが、信号のない道路を無理して渡るのは止しましょうね。自転車って、目を吊り上げて走るものではないと思っています。

写真は美野島堰ですが、清美大橋付近から上流には両岸に那珂川緑地が広がり、川沿いには遊歩道も整備されています。
散歩する人、ジョギングする人、釣り人等、たくさんの人達の憩いの場所になっています。また、水鳥達にとっても貴重な場所になっているようです。

川沿いの見晴らしの良い道は、右岸/左岸のどちらを走っても気分爽快です。
往路は右岸を、復路は左岸をという走り方も良いですよ。

右岸沿いに建っているのが福岡市水道局番托取水場です。右岸は川沿いに道がないので、那珂川をちょっと離れて迂回することになります。左岸にも川沿いの道はないようでした。どっちを走っても大差ないかな!。

井尻橋から老司橋までは、那珂川河畔公園が続く左岸が走りやすいようです。

写真は老司橋の左岸下流につくられた那珂川緑地の川原公園?を撮ったものです。

那珂川緑地も、場所によって愛称があるようです。左の写真は上流に向って右岸に作られた愛称・老司河畔公園で、トイレも整備されています。この区間は上流に向って天徳橋までは右岸が走りやすいようです。
写真の下流には警弥郷の堰があり、対岸には那珂川河畔公園があります。那珂川河畔公園がある左岸のほうが走りやすいかな。

現人橋から左岸の遊歩道(コンクリート製)を写したものです。
現人橋の名は、多分近くの現人(あらひと)神社からきたものだと思いますが、現人神社は流鏑馬(やぶさめ)で有名だそうですよ。知っていました?。
現人橋から天徳橋の区間は、上流に向って左岸に川沿いの道があります。

「松尾橋」信号です。ここで国道385号線を外れ川沿いの道を走ります。
次第に農村の風景へと変わっていきます。やれやれ、街中を走るのも疲れるわい・・・!。

橋本橋を左岸に渡り、川沿いの道を走ると、間もなく国道385号線に合流しますが、しばらく右側の歩道を走ると、道なりに国道385号線を外れ川沿いを走ります。
左の写真は、別所地区に作られた堰です。ここから下流の田んぼに用水を引き込みます。

少し上流の共栄橋から写した上流側の写真です。まだ、那珂川も渓流とまでは言えないようです。

*** 以下は、2005年12月25日にトレース ***
これから次第に上り坂になっていきますが、まもなく国道385号線に合流します。ここは道路の右側の歩道を走りながら、那珂川の流をトレースしました。
しばらく走ると、道路の右側に「市の瀬パーキング」が見えてきます。

「市の瀬パーキング」の少し上流に「城ノ橋」が架かっていますが、「城ノ橋」のすぐ上流の川沿いに素敵な藁吹き屋根の(多分)民家がありました。川沿いに作られた庭も素敵でしたが、ただの民家なんでしょうかね?。
川向いの民家では正月に向けた餅つきの最中でした。いずれも懐かしい風景です。
この上流は国道385号線も次第に狭くなり、路側帯はほとんどないので、十分注意して走ります。上流に向って国道385号線を走る時は、那珂川を愛でる余裕もなく、復路の下りでゆっくりと楽しみました。

川沿いに生えた竹の間から「南畑発電所」が見えてきました。
南畑発電所から南畑ダム下までの一帯は「釣垂峡」とも呼ばれているそうです。そういえば、そんな名前の食堂の前に「山太郎蟹あり」という看板が掛けられていました。

くねくねと曲がった坂を登って南畑ダムに到着しました。貯水量は少ないようです。
ダムの土手には先日降った雪がまだ残っていましたが、道路沿いにまだ解けきらない雪が次第に増えていきます。
南畑ダムの周辺は比較的に平坦なルートですが、ダムを挟んだ対岸のルートは交通量も少ないので、もっとのんびり走ることができますよ。

南畑ダムの上流に架かる「新山神橋」から撮った南畑ダムの風景です。那珂川の上流部がダムに流れ込む様子が良く分かります。

南畑ダムを過ぎ「五ケ山バス停」の近くから、路面の凍結した個所が増えてきました。ここで引き返すことにします。
雪が降り積もる前に源流にたどり付きたかったのですが、この冬は寒さが厳しいのでちょっと遅かったようです。雪解け後に走ることにします。

白い雪に赤い実が映えて素敵だったので、つい写真を撮ってしまいました。

*** 以下は、2006年9月23日にトレース ***

佐賀橋の少し手前の大野橋から那賀川の上流に向けて撮影したものです。
前回は「五ケ山バス停」の近くで雪に阻まれましたが、それから9ヵ月後の再チャレンジになりました。
この上流に脊振ダムがあります。

佐賀橋を右折し、県道136号線(早良中原停車場線)に入ります。

県道136号線(早良中原停車場線)の横を流れる那珂川は、次第に細くなり渓流の趣です。
県道136号線は時折急坂になりますが、交通量も少なく、渓流を流れる水音と虫の鳴き声だけが聞こえてきます。

脊振ダムの余水吐橋(よすいはきばし)から那珂川下流を写したものです。

余水吐橋(よすいはきばし)から脊振ダム(上流)を写したものです。
ダムから溢れた水が那珂川に流れ落ちていきますが、結構壮観ですよ。ちっちゃなナイアガラ?。

脊振ダムの最上流に位置する山神社です。
ルアーフィッシングを楽しむ人が多い場所です。

山添川に掛かる宮前橋から上流を写したものです。
那賀川の上流(源流)は、これからほとんど沢になりますが、水のきれいさは小さい頃に見た小川を思い出させます。

板屋峠直下の沢です。この沢も那賀川源流のひとつでしょうね。

板屋峠(標高653m)をゴールにしましたが、秋の気配がかなり濃くなっていましたね。


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