走一郎(レイダックRD-6)改造・ファイナル

Update:2006/07/17

走一郎最後?の改造は、ドライブトレーンをカンパニョーロに統一(変更)することです。
この春、新たに700cツーリング(走三郎)が家族に加わり、カンパとSHIMANOの勢力バランスが壊れました。カンパとSHIMANOは操作性が異なるし、最近ではカンパの操作性がしっくりしてきたこともあって、走一郎もカンパで統一することにしました。操作性を統一することで瞬間的な操作時の安全性も向上するはずです。
前後輪は走三郎用を使用し(後輪はオーバーロックナット寸法が126mmなので、ちょっと無理がありますが・・・)、レバー/フロントディレイラー/リアディレイラー/チェーンを変更しました。最初、フロントディレイラーはこれまでのULTEGRA(SHIMANO)のトリプルが使えるんじゃないかと考えていましたが、CENTAUR・エルゴパワーとの相性が悪くてシフトがスムーズでなかったため、最終的にはVeloceの10s トリプル(直付け)に変更しました。

CENTAURのエルゴパワー(フロント3速、リア10速)です。
SHIMANOのカチッ、カチッとシャープに決まるシフト感覚とは違いますが、アナログで許容範囲の広い(ちょっとルーズな)シフト感覚は、のんびりとした昔を思い起させるものです。シフト感覚は個人の好みだろうと思いますが、許容範囲の広い(ある面でルーズな)カンパを、少しずつ好きになってきたようです。

CENTAURのエルゴパワー(フロント3速、リア10速)です。
SHIMANOのカチッ、カチッとシャープに決まるシフト感覚とは違いますが、アナログで許容範囲の広い(ちょっとルーズな)シフト感覚は、のんびりとした昔を思い起させるものです。シフト感覚は個人の好みだろうと思いますが、許容範囲の広い(ある面でルーズな)カンパを、少しずつ好きになってきたようです。

リアディレイラーにはエルゴパワーに合わせてカンパニョーロ CENTAUR 10s(ロングゲージ)を使いました。

今回の改造の一番の工夫はフロントディレイラーの取り付けでした。
カンパのトリプルのフロントディレイラーには、28.6mm径のバンド式がほとんどありません。あったとしても、輸入される数が少なく、なかなか入手することが困難でした(本当に、いろいろと探したんですよ。最後は、直接イタリアへオーダーするかというところまで・・・)。
そこで考えたのが、バンドと本体を別々に調達すること。実は、700cツーリングの走三郎がそうなのです(ばらもん・小玉さんのアイディアです)。

左の写真(の色)で分かるように、シート・チューブに取り付けたフロントディレイラー(フロントメカ)取付バンド(黒)と、直付けのフロントディレイラー(フロントメカ、シルバー)は別物です。フロントディレイラー(フロントメカ)取付バンドは「ばらもん・小玉さん」に調達して頂きましたが、実は輸入もんです。カンパでもシマノでもない、イタリアの小物メーカ・ミケ(MICHE)の製品(MICHE ミケ DERAILLEUR CLAMP(Q008551))です(直径28.6mm用があるのはミケだけ?)。このようにバンドと本体が別々だと、組み合わせによってバリエーションが広くなり嬉しいんですけどね。「ばらもん・小玉さん」いわく、「カンパでもシマノのどちらでも良いから、バンドだけのものを出してくれると良いんだけどね・・・」

もうひとつの特徴はペダルです。BP付のシューズでも、BP無しのシューズのどちらでも乗れるように、片面はノーマルで、もう一面はSPDのペダルにしました。

フロントからの眺めです。
試走した結果はイメージ通りの仕上がりでした。ハンドリングが「じゃじゃ馬」気味なのは相変わらずでしたが・・・。
久々(12年ぶりかな?)に泥除けも初期のものを取り付けました(輪行を伴うツーリングの第一線からは引退ですが・・・)。これから雨の日は走一郎で決まりです。