知っとったほうがよかよ!

輪行トイレの捜し方便利なグッズ油差し宿の探し方パンク対策700c-Wo専用パッチ掃除に便利な歯ブラシヘルメットは必需品バックライトも大切サドルの位置フレームの傷防止

□輪行 「輪行でツーリングの幅を広げよう」
ツーリングの幅(エリア)を広げるためには輪行は必須です。輪行は「出発点まで引き返す」という制約から開放してくれるので、出発地や目的地を自由に選べるようになります。1998年まで、輪行するには手回り品切符が必要でしたが、1999年から無料になりました。

○電車(汽車)での輪行
新幹線や特急列車等、座席が進行方向を向いている列車は、最後列の座席の後ろのスペースに自転車を置くことが出来ます。特に新幹線(3席幅)の後方は幅も十分なので狙い目です。鈍行や快速等は自転車を置くスペースが無くて悩んでしまいますが、最前列か最後列の車両がお勧めです。極力、通勤時間帯は避けたいですね!。夜行(寝台)列車も意外と自転車を置くスペースがなかったので、仕方なく着替(更衣)室へ置いたのですが、乗客の邪魔にならないか、またいたずらをされないか非常に心配でした。乗客が少ない場合は寝台の横に置けるのでしょうが・・・。

○飛行機での輪行
北海道ツーリングでは何回も飛行機で輪行しました。飛行機での輪行は、自転車が手元に置けないため、手荒に扱われるのではないかという不安がありますが、これまで大きな問題はありません(スピードメータのブラケットが曲がったり、欠けたりとかの小さなトラブルは仕方ありません)。目的の空港に到着した時も、自転車は他の手荷物とは別になっており、手荷物受取りカウンター横のドアから運んできてくれます。そのドアの近くまでカートで受取りに行けばベストです。また、飛行機で輪行する時に気になるのがタイヤの空気圧(上空で気圧が低くなった時にチューブがパンクしないかという心配)ですが、近頃のチューブは性能が良くなっているので、通常の空気圧ではパンクするようなことはないようです。

○車での輪行
列車で輪行というのはサイクリング(ツーリング)の範囲を広げる貴重な方法ですが、車(自家用車)で輪行する方法もあります(輪行というより運搬かもしれないね)。 ワンボックスカーであれば、自転車をばらさなくても車に積み込むことができるかもしれませんが、普通車だとちょっと無理ですね。そんな時は、前/後輪だけを外し、車の後部座席に積み込みます。シートが汚れないよう特にチェーン周りはしっかりガードします。また、シートベルトで自転車を固定すればブレーキを掛けた時も倒れる心配はありません。あとは、適当な所まで車で行って、そこで自転車を組み立てて走りまわる。こうすれば、汽車が通っていないところも輪行で楽しむことができます。わたしの場合、冬場のサイクリング(パスハント)はもっぱらこれです。

○空港までの輪行
空港までの足が無い場合や、着陸した空港からの輪行はリムジン・バスが便利です。車体の下部に荷物を積む大きなスペースがあるので十分に積載可能ですし、まず断られる心配もありません。運転手さんに相談してみてください。

○路線バスでの輪行
旅の途中で朝から大雨になり、そんな中を走りたくなかったので、路線バスで輪行したことがあります。運転手さんにお願いして乗せてもらい、後方の通路に輪行袋(自転車)を置きましたが、田舎で乗客が少なかったのが幸いでした。

○最近の飛行機での輪行事情(2010/6/2作成)
 @機内に持ち込める手荷物のサイズが小さくなりました。また、一人1個までになりました。
 Aカウンターで預ける手荷物は、合計20kg(プレミアムクラスは40kg)までは無料ですが、それをオーバーすると超過料金をとられます。
 B爆発する可能性のある圧縮空気ボンベ、そしてパンク修理用のゴムのりも持ち込み禁止です。

 以上の規制から、私は飛行機で輪行する場合は以下のように対処しています。
 @カウンターで預けるのは、輪行袋に詰めた自転車とリア・サイドバッグ(2個)を含めて、20kg以内にしています。
 A機内に持ち込むのはハンドルバッグで、重量の重いツーリングマップル、フロントライト、カメラなどは、その中に入れます。
 Bパンク修理用には、ゴムのり付きのパッチを携行します。パンク修理用のゴムのりは自己申告なので、持っていないと言えば調べられることはありませんが。

 手荷物の扱いについては、搭乗予定の航空会社のHP等で確認してください。小型の飛行機だと無料で持ち込める重さが少なくなり、超過分の料金が必要になるようです。
 空港では、できるだけカートを使って荷物を運び、疲れを減らすのも飛行機で輪行する場合の知恵でしょうね。

□トイレはコンビニが便利です
ツーリング中に意外と困るのがトイレです。長い下り坂でお腹が冷えたりして、急にもよおす時もあります。でも、まだまだ日本人は親切です。お願いすれば断られることはほとんどありませんよ!。

コンビニ 今では小さな町にもあるコンビニはトイレも完備されており、気軽に使えるトイレのNo.1です。使用する前には店員さんに一声掛け、使用後はチョコレート等小物でも一品買うようにしましょう!。
道路と並行して線路が続いてる場合は駅が一番です。お金も掛かりません。無人駅だと、壊れていたり/汚れていたりすることもあるけど、冷や汗かいて我慢するよりは良いよね。
公園・駐車場 観光地では公園や駐車場のトイレが一番です。きれいなうえに無料。早め早めに済ましておきましょう!。
ガソリンスタンド 自転車乗りには敷居が高いガソリン・スタンドですが、急ぎの場合はお願いしてみます。親切に対応してくれるところがほとんどです。

□便利なグッズ 「ツーリングで重宝するグッズたち」
折畳み式デイパック ツーリングの途中で自転車をデポし足を伸ばす時があります。そういう時に必要な手廻り品を詰めていくのが折畳み式のデイパック、重宝します。Monbel製を使っています。
体洗いタオル(ボディタオル) 汗や排気ガスで汚れるツーリングでは入浴時の必須アイテムです。きれいに洗わないとお風呂に入った気がしない人は特に重宝しますよ。
ピクニック・シート これさえあれば、どこででも腰を伸ばして休憩・昼寝をすることができます。デイパックの背中側に入れておけば、汗が荷物に沁みるのを防ぐこともできます。
メガネ留め 地図を見る時や顔を洗う時に、メガネやサングラスを落としてしまった経験がある人も多いでしょう。そういう時にはメガネ留めがお勧めです。
コンビニのビニール袋 汚れ物入れ、ハンドルバッグの雨よけ等、いろいろな使い方ができます。使わない時は小さく畳んでおきます。
首筋の濡れタオル 夏の暑いときの必須アイテムです。首筋に掛けて強い日差しからガードするとともに、水分が蒸発するときの気化熱が首筋を冷やし疲れを防止します。ちょっと緩めに絞っておくと、水滴が脚に垂れてきて、より涼しく感じます。暑いときは絶対のお勧めです!。

□油差し 「ロングツーリングには油差しが必要です」
ロングツーリングだと期間中良い天気が続くことはまれで、必ず1〜2日は雨に降られてしまいます。

視界が悪い、タイヤがスリップする、装備が濡れる、自転車が汚れる等、雨が降ると困ることがいっぱいですが、雨が上がった後まで影響するのがペダルやチェーンまわりですね。雨で油分が流されると、翌朝にはチェーンにはさびが薄く浮いてくるし、回転部分からの音も少しずつうるさくなってきます。そして、次第に走行ロスが増えて走りが重くなってきます。

そのため、ツーリングにも持って行ける油差しを探しましたが、普通の油差しではキャップが緩くて走行時に外れそうです。検討/試行した結果、書道で使用する墨汁入れを購入しました。容量が手頃でスペースをとらず、キャップを締めれば漏れることもありません。いろんなツーリングで使ってみましたが、ぜんぜん問題はありませんでした。耐久性も問題ありません。

最近は、100円ショップで売っている化粧品用のプラスチック容器等も増え、油さしとして使える選択肢が増えてきました。

□宿の探し方
ツーリング時の宿屋探しは、本屋さんにいっぱい積み上げてあるガイドブックを買い込み、ツーリングの計画や観光地に合わせて事前に捜しておくのが一番ポピュラーな方法でしょう。しかしながら、ガイドブックは全てのホテル/旅館/民宿等々を網羅している訳ではないので、目的に合わせて複数のガイドブックを購入しなければならないという不満がでてきます。最近では、インターネットで捜すという選択肢が増えたのですが、宿泊施設が全てホームページを開いている訳でもないので、行程的にも適当な場所にあり、なおかつ好みの宿というのは見つけにくいというのが現状です。

そんななかで宿泊施設を捜すには、各市町村役場の観光課(係)に電話し宿泊施設一覧をFAXで送信してもらう方法があります。小さな町にも結構たくさんの宿泊施設があるので,選択の範囲が広がります。なかには旅館の特徴等も記入されているものもあるので、それも参考になります。市町村役場の電話番号はツーリングマップルに掲載されています。この方法の欠点は、FAXの写りが悪いと電話番号等が見づらくなることや、あちらこちらへ電話する手間がかかることですね。

でも、最近はほとんどネットで探してます。

□宿の探し方 「参考1」
ツーリング・ド・関西2では、ほぼ毎日雨に降られ、宿に到着したあとの始末も大変でした。そこで学んだ宿探しの知恵は、「宿を予約する前に、洗濯機またはコインランドリーの有無を確認すること」。
雨に降られた時に洗濯もできないような宿は、客扱いも悪いと考えて間違いありません。非常にあたりまえのことかもしれませんが、またひとつ学びました。

宿泊費用が高い宿は知りませんが、比較的に安価な宿やビジネス用は、ほとんど洗濯機が設置されていますね。

□パンク対策
長距離ツーリングではパンク対策は不可欠です。私も最初の頃は対策が不十分で空気入れ捜しに走り回ったことがあります。その時も空気入れは携行していたのですが、その空気入れでは全然空気が入らなかったため、近くの民家を探し回ってどうにか空気入れを借りました。事前にきちんと使えるかどうかを確認しておけば、そのようなことにはならなかったはずです。その空気入れは近くの自転車屋さんで購入し試験もしたのですが、その時も満足できるまで空気を入れることは出来ませんでした。そのまま放っておいたためにトラブルとなったものです。

その後は、圧縮空気が入ったボンベを携行し使用していましたが、ボンベだと空気が一気に入ってしまい空気圧の調整が難しいこと、コストが高いこと、また、飛行機での輪行時は爆発物として没収されること等があるので、再度サイクルショップへ相談して新たに空気入れを購入しました。

そこでパンク対策のアドバイス、
 ・空気入れは自転車専門店で使用状況等も説明してアドバイスを受け、実績の高いものを購入すること。
 ・購入後に必ず試験を行い、求めるところまで空気が入ることを確認すること。
 ・ツーリングには予備のチューブを携行すること(パンク現場ではチューブを替えるだけ)。
 ・パンク修理道具も携行すること(パンク修理は宿、または休憩時に実施する)。
 ・それでも心配であれば予備(非常)用に圧縮空気入りボンベを携行する(飛行機で輪行する場合は駄目です)。

なお、空気を入れる時に力を入れすぎてチュウブのバルブを根元から折ってしまったこともあります。必要以上に力をいれないように・・・・。 私のお勧めは、「TOPEAKのロードモーフゲージ付「PPF017」[#TRP-2G] 仏/米対応」ですが、フロアーポンプのように体重をかけて空気が入れられ、また空気圧が付属のゲージで確認できる優れものです。リビルドキットを交換しながら、ずっと使っています。

□パンク対策 「スネークバイトパンク対策」
パンクには2通りの原因があります。1つは釘等の金属片によるパンクで、瞬間的に空気が抜けます。これは金属片が落ちていない道路のきれいな部分を走る以外に防ぎようがありません。もう1つの衝撃によるパンク(道路の段差等に激しくぶつかった時の衝撃でチューブに傷が入る。この場合は徐々に空気が抜けて行く。チューブに入る傷の具合からスネークバイトとも呼ぶ)は空気を十分に入れておくだけで防ぐことができます。

□700c-Woタイヤ専用のパンク修理パッチ
現在、700×28Cのタイヤを履いていますが、パンク修理用に「700C-WOタイヤ」専用の修理パッチを購入しました。以前は普通の修理パッチを使っていたのですが、大きすぎたり、厚すぎたりで修理した端っこのほうから剥げてきたりするので、サイクルショップに相談し専用の修理パッチを購入しました。効果ばっちりです!。

□掃除に便利な使用済み歯ブラシ
自転車の掃除、手入れ時に重宝するのが使用済み歯ブラシ(勿論、新品でもOK)です。ディレイラーやペダル周りの狭い部分、手が届きにくい部分もきれいに掃除することができます。

一度使ってみてください。便利さが実感できますよ。

□ヘルメットは必需品 「転倒して初めて知るヘルメットの大切さ」
ちょっと説教っぽくなるのですが、自転車に乗る時はヘルメットは絶対に必要だと思います。ロングツーリングに出かける時は勿論ですが、ちょっと近くをポタリングという時もヘルメットを着ける習慣をつけておきたいものです。最近では、ヘルメット/グローブ装着でないと参加できないサイクリングもあります。私も、これまで何回かこけた(転倒した)ことがありますし、車にひっかけられたこともあります。一度は完全に宙にまって頭(ヘルメット)から地面に落ちたこともあります。ヘルメットに残った傷跡を見て、ヘルメットの重要性を痛感しました。

最初は、ちょっと恥ずかしい気がしますが、他人の事を気にする人はほとんどいません。後悔先に立たずですよ。

□バックライトも大切です。ツーリングではトンネルは避けられません
ロングツーリングでは、トンネルを避けて走ることは不可能です。最近のトンネルは歩道も広く作られていますが、古い国道のトンネルは狭くて歩道がないところがほとんどです。暗い/狭い/臭いトンネルを車に脅えながら、必死で走り抜けた経験を持つ人は多いと思います。

せめてバックライト(できれば点滅するもの)をつけて、自転車が走っているので気をつけてね!、というのをアピールし、より安全な旅を楽しみましょう。

□サドルの位置 「by ばらもん・小玉さん」
腰が痛くなるのは、サドルが高かったり、ハンドルまでの距離が遠すぎたりという原因が多いと思います。
ペダルを一番下げた時、かかとが付きますか?。普通のペダリングでヒザに少し余裕はありますか。
ハンドルを持った時、肘が90度から100度ぐらいの角度で楽なポジションで乗れますか。

あとギヤ選択は、特に寒い時期は、体全体が固くなっているし、膝関節の負担も大きいので、かなり軽いギヤ比で距離よりも時間を重視します。
サイクルコンピューターは、最低でもクランク回転数(ケーデンス)の出るタイプが良いと思います。
自分は、心拍計(体の負担率が分かるので)と、サイクルコンピューター(もちろんケーデンス付き)が合体した物を使ってます。

□フレームの傷防止に
ツーリングに使う自転車には、少しずつ傷が増えてくるのが避けられず、特に輪行を併用すると傷が多くなります。そしてフレームの色によっては傷がすごく目立ってしまいます。ツーリングに使うけれども、愛車にはできるだけ傷をつけたくないというのも自転車乗りの本音でしょう。

そういう時に便利なのが「フレーム保護テープ」です。フレームにシート(シールド)を貼ることによって、フレームに傷がつくのを予防します 「フレーム保護テープ」の代表的なものは、ミノウラから発売されているスウェーデン製の「BIKE SHIELD バイクシールド」です。ちょっと厚手のシートですが、「自転車のあらゆる場所を確実に保護し、新品同様に保ちます。 強力な粘着力ですが、剥がすときはペイント等を痛めず、また耐久性にも優れ、時間が経過しても透明度が落ちることがありません。貼る時にできる小さな気泡は自然に消えてなくなり、シールド自体に付いた傷まで復元してしまいます。本当です。 」 が売り文句です。私も700cツーリングに使っています。

また、本をカバーするために自宅に買い置いていた、粘着剤つき保護・補強用フィルム カバーフィルムも試し中です(こちらは26HEツーリングに貼ってみました)。こちらのほうが薄くて貼り易いですが、薄いだけにちょっと弱いかもしれません。

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