シマノ(SHIMANO)化

Update:2020/2/13

走二郎ことばらもん26HEツーリングが2002年4月に完成して18年近くが経ちました。これまでカンパニョーロ(Campagnolo)をメインのコンポーネンツとして使ってきましたが、いよいよシマノ(SHIMANO)化にチャレンジします。
シマノ(SHIMANO)化する理由は、パーツの価格と選択肢の多さです。ロードバイクパーツの11速化が進んでいく中、ツーリング用として使ってきた10速のパーツが少なくなっていますが、グレードの割にはカンパニョーロのパーツが高価なこと、国内でカンパニョーロを取り扱っている店舗が少ないため選択肢が非常に少ないこと、交換用のスモールパーツがほとんど入手できないことなどです。また昨年、転倒した時に右手親指を痛めてしまい、親指でシフトダウンするカンパニョーロのエルゴパワーレバーを操作するのが辛くなったこともあります。とりあえず、シマノでリアホイールを組んでみて、走行に支障が出ない範囲でシマノ化するつもりですが、いつでもカンパニョーロ仕様に戻せるよう、10s仕様のリアホイールとエルゴパワーレバーを取り付けたままのハンドルは保管しておきます。

まずは、リアのホイールを組むためのパーツ集めです。
・リムは10年目のオーバーホール時に更改し、予備として保管していた"Mavic X51 32H シルバー"を使用します。
・フリーハブはホイール組み練習用と割り切って安価で入手しやすい"シマノ SORA FH-RS300 32H"を購入しました。
・スポークはカンパニョーロ仕様でも使っている"DT コンペティション 2.0mm/1.8mm ダブルバテッド"にしますが、難しいのはスポークの長さです。ネットで色々調べ、カンパニョーロ仕様も参考にして、いろいろと悩み計算して262mmと264mmを購入しました。

スポークとニップル&ニップル回しです。ニップルはスポークに付属していましたし、ニップル回しは手持ちのものです。

今回は初挑戦(マウンテンバイクのフロントホイールを1回だけ組んだことはありますが・・・)ですし、最も一般的な6本組でホイールを組むことにしました。まず、フリーハブにスポークを入れますが、スプロケット側(フリー側)に短いスポークを、反対側(反フリー側)に長いスポークを入れます。
次に、スポークをリムに組付けますが、6本組を間違えないよう慎重に、かつ全体的なバランスがとれるようニップルの締め付け回数もあわせていきます。



26HEのSHIMANO版リアホイール(タイヤ)が仕上がりました。組み上げたホイールにシマノのカセットスプロケットCS-6700(10s、12/30t)を組みつけたものです。
カンパニョーロとシマノの互換性について調べたところ、カンパ10sとシマノ10sではスプロケットのギア厚み(カンパは1.7mmでシマノは1.6mm)、スペーサー厚み(カンパは2.42mmでシマノは2.35mm)が異なるため(とうぜん合計値も違います)、ギアをチェンジする度に差が広がっていきます。結局、シマノのホイールを制御するためには、シマノのSTIレバーが必要だということですね。STIレバーとしてシマノ アルテグラ ST-6703 10sを選択し、日東ハンドルは M186 STI 400mmに取り付けました。

次にチェーンですが、カンパニョーロの10sチェーンのピッチは12.7mmでシマノと同じ、外リンク外幅は5.88mmと5.9mmとほぼ同じ、?内リンク内幅は2.1mmと2.2mmなのでほぼ同じ?なので、カンパニョーロのチェーンにシマノのスプロケットを組み合わせてもそれほど大きな問題は無いはずです。また、チェーンに対応する前後ディレイラーも問題ないはずです。まあ、試走するまえに無負荷で回してみれば分かるでしょう!(不具合が出たらシマノに交換すれば良いしね)。


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